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3月。桜はまだですが、花粉が飛び始めてます。一雨ごとに暖かくなってきました。今年もノンビリボチボチ頑張ります。

京都・滋賀

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僕的には、「創建当時を見てみたい」と思ってます。
徐々に趣が出てくると思うんだけど・・・・・・・・・・・・・・。
 
真っ赤で金ピカに
平等院鳳凰堂「平成の大改修」めぐり
賛否の声
イメージ 1
平等院鳳凰堂の修理後のイメージ図(下は修理前)
 
 平等院鳳凰堂(ほうおうどう)(京都府宇治市)といえば、十円硬貨の絵柄にも採用されている日本を代表する名建築だ。その鳳凰堂の外観が来春、一新される。京都府教育委員会が進める「平成の大改修」で建物全体を赤く塗り、鳳凰に金箔(きんぱく)を施すなどして平安時代の創建時の姿に近づけることが決まったのだ。現在の地味で枯れた印象から、「真っ赤で金ピカ」の姿に大変身するわけだが、この改修をめぐり「歴史的に意義がある」「いや古色が失われ、違和感を覚える」と研究者らの間で賛否の声がわき上がっている。

◆「丹土塗り」に復原
  「新しい鳳凰堂の姿に期待してほしい。」
 7月9日、平等院で記者会見した神居(かみい)文彰住職と鶴岡典慶・府教委文化財保護課副課長は、こう言って胸を張った。

 国宝で、世界遺産にも登録されている平等院。大改修は平成2(1990)年から始まった。その過程の発掘調査で、天喜(てんぎ)元(1053)年、関白・藤原頼通によって創建された際は屋根瓦が木製だったのが、約半世紀後の修復で、現在のような粘土瓦による総瓦葺(そうかわらぶき)になったことなどが明らかにされた。
 平成大改修の仕上げは外観の彩色、つまり柱や扉の塗り替えと、屋根を飾る鳳凰などの手直しである。
 国宝建造物などの修復にあたっては、可能な範囲で古い形式や仕様に復原する方針が取られる。はっきりした痕跡などが確認されれば現状を改め、古い形態に戻すのだ。
 鳳凰堂は戦後間もない昭和25年に修理された。その際の外観の彩色は、鉛を焼いて作った赤色顔料の「鉛丹(えんたん)」で塗り直した。しかし今回、古い瓦に付着した顔料を分析したところ、かつては鉛丹でなく酸化鉄と黄土を混ぜた「丹土(につち)」だったことが判明した。
 同じ赤色顔料ながら、丹土は鉛丹に比べてより落ち着いた色調になる。最近再建された平城京大極殿(だいごくでん)も丹土塗りで、費用もほぼ同じことから、府教委は丹土塗りの採用を決めた。
 昭和の修復では、柱の下方は鉛丹を塗らないなど、古色を重視していた。今回は柱をすべて塗り、赤色が目立つようにする。

◆「特注瓦」も復活へ
 彩色とともに注目されるのは、軒瓦を12世紀初頭のものに変更することだ。発掘で出土した瓦は、平等院の荘園だった向山(むかいやま)(大阪府八尾市)の瓦窯(がよう)で焼かれていた。軒丸瓦のデザインはハスの中心に巴文(ともえもん)があり、平等院用の特注品だった。これが、実に900年ぶりに復活する。
 それ以上に目を引くのは、金具類に金箔を押すことだろう。鳳凰堂のシンボルで名前の起源の鳳凰は青銅製だが、創建当初は金鍍金(ときん)=めっき=されていたことがわかっており、今回、金鍍金か金箔押しで復原される。
 また左右の翼廊(よくろう)の屋根を飾る「露盤宝珠(ろばんほうじゅ)」も金色に変わる。こうした変化を、観光客はどう感じるのだろう。

 創建時の姿への復原がいいのか、くすみなどの経年変化が現れた現在の姿を大切にすべきか。古建築を多く抱える奈良や京都では、大きな化粧直しがあるたび、議論が巻き起こった。
 昭和56(1981)年、薬師寺に西塔が再建された際、外観は創建時を想定して極彩色に塗られた。この時は「“凍れる音楽”と例えられる東塔(国宝)の古色にそぐわない。」と地元から大反対が起きた。

 清水寺三重塔(重文)は修理の際の調査で創建時は極彩色だったことがわかり昭和62(11987)年、復原された。寺側は渋ったが、その後、西門(同)も極彩色で塗り直され、景観は華やかになった。

 一方、「天平の甍(いらか)」として有名な唐招提寺金堂(国宝)は平成12(2000)年から解体修理されたが、彩色面では現状を変えなかった。創建時の彩色も一部判明したが、全体の復原には「資料不足」(文化庁)と判断されたためだ。

◆答えが出るのは来春
 平等院鳳凰堂についても、専門家や歴史ファンから「創建時の姿を知ることは意義がある」「せっかくの『古色』が失われ、『わび・さび』の感覚からも外れる。」と、さまざまな声が上がっている。
 平等院修理の方針について学識経験者らが話し合う「修理委員会」委員長、斎藤英俊・京都女子大教授(建築史)は「歴史的に裏付けされた形態に戻すのは基本方針。鳳凰堂には宗教施設と文化財という両面があり、最初は違和感があるかもしれないが、10年もたてば慣れる。」と話す。

 一方、「もう少し議論すべきだ」と主張するのは杉本秀太郎・国際日本文化研究センター名誉教授(フランス文学)。重要文化財に指定されている杉本家住宅に住み、祇園祭の懸装品(けそうひん)の復原にも関わってきた杉本氏は「外観は大事で、できるだけ現状から変えない方がいい。祇園祭の懸装品でも違和感を覚えるものがある。元の色に戻したあと、もう一度古色を加えるなど工夫してはどうか。」と指摘する。
 彩色などの工事は、間もなく始まる。作業を終え、鳳凰堂を覆う工事用素屋根(すやね)が完全に取り払われるのは来春だ。訪れた観光客は、どんな「答え」を出すのだろうか。

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