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東アジア杯明日開幕

いよいよ明日開幕ですね。
勝つにこしたことはないけど、柿谷選手をはじめとして初選出の選手達が活躍してほしいですね。
 
東アジア杯でザックは何を望むのか
W杯への切り札発掘なるか
 
 まさしく、新戦力発掘に狙いを絞った人選となった。なにしろ初招集は7選手、国際Aマッチ未出場は15選手にも上った。

 アルベルト・ザッケローニ監督が15日に行われたメンバー発表会見で、「今回は新しい選手にチャンスを与えることにした」と語ったように、東アジアカップに臨む日本代表のメンバーには新顔がズラリと並んだ。国際Aマッチ75試合出場を誇る駒野友一を例外に、代表戦出場10試合台の栗原勇蔵と槙野智章の3人を除けば、全選手が国際Aマッチ出場は1ケタか0である。

 一見すれば、全ポジションで万遍なく新戦力を招集したようにも見える。しかし、やはりと言うべきか、攻撃陣への期待度の高さを窺わせる選考となった。守備陣では前述した駒野、栗原、槙野の3選手の他、現政権当初に呼ばれていた森脇良太を含めれば、東アジアカップでベースとなる顔ぶれは、うっすらながら見通せる。一方で、中盤から上に目を移せば、高橋秀人と原口元気以外は全選手が代表キャップを記録していない。高橋は継続招集されているが、代表出場1試合の原口は約10カ月ぶりの復帰である。新たなアタッカーを渇望している様子が垣間見えてくる。

 ザッケローニ監督の考えは、まず攻撃ありきである。今回の会見でも「基本的な考え方として、ワールドカップでは守るだけのプレーをするつもりがない。頭の中には、自分たちのサッカーを積極的に出すことを思い描いている。」と語った。実際に今野泰幸と吉田麻也という足もとの技術が高いセンターバックを起用している点からも、チーム作りのスタートは攻撃であることは間違いない。今回のメンバー選考でも、FW登録だけで実に7選手を呼び寄せたことも頷ける。

 そして、期待をかけるアタッカー陣の中でも、最も望むのは試合の流れを変えられる切り札的な存在“ジョーカー”ではないか。

 現在の日本代表は、ワールドカップ予選突破のために、先発する選手を固定してきた副産物として、メンバーの硬直化や交代カードが限定的になっていたことは否めない。1−0の勝利を収めた昨年のフランス戦、3−4と打ち合った末に敗れたコンフェデレーションズカップのイタリア戦を考えれば、コンディションなどの外的要因などに左右されるものの、世界の強豪国相手に打ち合うことや場合によっては勝利を収めることもあり得る。一方で、コンフェデのブラジルやメキシコとの試合では、先制点を取られて反発力を示せないままに敗れ去った。潜在能力の高さには、脆さも内包しているのである。

 アジアでは地力で巻き返せていた点が、強豪国との連戦となって3戦全敗したコンフェデでは、覆い隠せずに白日のもとに晒される結果となった。

 ザッケローニ監督は、6月に行われたイラク代表戦前に「ワールドカップ予選、コンフェデまでを現代表の区切りにして、そこからは本大会に向けて1年ということで、最終章に入る。」と語っていたが、言葉通りにチーム作りも最終過程に入って来ている。「全員がスタート地点に戻り、そこから競争が始まる。」という言葉も聞かれたが、強豪とも競える状態にまで持ってきたチームを解体して、実際にメンバー選考を白紙に戻すとは考えにくい。東アジアカップに向けた会見でも、「現状の代表メンバーに入り込むのが難しいことは、これまでやってきたメンバーがいかにいいパフォーマンスを見せているかということで、非常にポジティブなこと」と語っている。
 だからこそ、戦力での上積み、劣勢での反発力を生み出せる“ジョーカー”の存在を望んでいるはずである。

 幸運にも東アジアカップ後には、8月にウルグアイ戦、9月には国内での連戦、秋には欧州遠征が控えている。東アジアカップで結果を残した選手をチームに組み込みやすい日程が組まれた。ただ、当たり前だがファンやメディアの待望論でメンバーが決まるわけではない。選手が自らのパフォーマンスを見せつけなければ、道は切り開けない。ザッケローニ監督も、「平均年齢が25、26歳だということは望ましいが、それは選手がどれだけやってくれるかにかかっている。」という考えを明かしている。
 今回招集された選手達は、総じてJリーグで成績を残した選手達である。結果を出すことの重要性は言われるまでもないだろう。ワールドカップまでは既に1年を切り、残された時間は多くはないが、切り札になるためには十分と言える。だからこそ、選手達には流れを変えるジョーカーではなく、監督の思惑を越えてメンバー選考を白紙に戻すようなインパクトを期待したい。
今回のキャプテンは、駒野だそうです。
駒野が鍵を握ってるようですね。
頑張ってほしいです。
 
東アジア杯で新戦力が輝くカギを握る
駒野友一。
新キャプテンが担う大きな役割とは?
 
■若手主体のなか選ばれたベテラン
 「サプライズ」と答えたザッケローニ監督が、東アジアカップに臨む若き日本代表のキャプテンに指名したのは駒野だった。
 「これまでの代表への貢献度、これから(残り1年で)想定される貢献度、選手としてのキャリアなど考えると、彼しかいない。駒野は代表に呼ばれるのが好きな選手だからね。」と選出理由を説明した。

 東アジアカップでは「新しい選手にチャンスを与える」と語ったザッケローニ監督。アジアカップに向けたメンバーは初選出の7人、合宿などに招集経験はあるがキャップ数ゼロの8人が含まれ、海外組に加え遠藤保仁、今野泰幸、中村憲剛、前田遼一といった国内組の主力が外れた。
 一方でGKの西川周作と権田修一、MFの高橋秀人は最終予選やコンフェデで出場機会に恵まれなかった選手たち。DFの栗原勇蔵もコンディションが整わずにコンフェデ開幕を迎え、3試合目のメキシコ戦こそ先発したものの、不本意な結果で大会を終えた。ザッケローニ監督としても良好な状態で改めてチェックしたいというのはあるだろう。
 そうした構成の中で、最も異質な存在が駒野友一だ。アジア最終予選で長友や内田の欠場した穴を埋めるなど、安定したパフォーマンスでチームを支えてきたベテランだが、コンフェデは選考から漏れた。とはいえザッケローニ監督が計算できる戦力であることは疑いの余地がなく、対戦相手もベストとは言えない今大会でテストする必要性は無い。

■周りが合わせやすい選手
 それではなぜ駒野を入れたのか?
 「できるだけ多くの選手を試したいが、同時にチームはバランスとパーソナリティを確保しなければならない。」とザッケローニ監督。新しい選手が中心といっても、チームのベースが全くなければバラバラになってしまう。駒野は彼らに方向性を与える指標となるべき存在だ。
 また今回の構成を見て分かる通り、本職のSBに関しては海外組4人+駒野の5人で足りている。その比較的、テストの必要性が少ないポジションに経験豊富なベテランを戦術的、精神的な支柱として入れることで、代表チームのバランスとパーソナリティを確保しながら、他のポジションで新しい選手を積極的にテストしていけるのだ。
 SBに関してザッケローニ監督は、駒野、槙野、森脇の3人で基本的に回していく方針を明かした。おそらく駒野はコンディションさえ問題無ければ、左右のどちらかで3試合全てに出場し、彼が右なら槙野が左SBに、左なら森脇が右SBに入ることが想定される。
 駒野はSBとしてバランス感覚の高い選手であり、周囲の選手にとっても合わせやすいはず。ウィングやボランチが移動すれば、それに応じてポジションを調整することができ、流れに応じた縦のアップダウンも安定している。
 同じSBでも、長友のように率先したプレーでグイグイ引っ張っていくタイプではないが、チームとしてはほぼ初顔合わせの様なチームを正しい方向に導くには、持って来いの選手かもしれない。

■本来はキャプテン向きではないが…
 駒野を戦術的な指標として位置づけた場合、同サイドで縦のコンビを組む山田や齋藤、クロスに合わせる豊田や大迫がこのベテランの助けを得ながら、彼らの持ち味をしっかり出していけるかは注目ポイントだ。
 個の発掘と強化は本大会までに課されたメインテーマではあるが、全体がバラバラでは個が最大限に引き出されない。その意味でも駒野の存在は大きいが、周りの選手も限られた時間の中で彼と良い関係を構築していくことが求められる。
 物静かな選手で、本来はキャプテンの柄ではない。しかし、すでに75試合のキャップ数を持つSBは、記者から質問を受ければ的確に試合を振り返り、改善すべきポイントを口にしてきた。
 思い返せば最初の合宿で、ザッケローニ監督と“青空談義”をしたのが駒野だった。今回も指揮官の意図をくみ取り、若い選手たちとコミュニケーションを重ねながら、短期間でも意志の疎通をはかっていくはず。
 新戦力の台頭が期待される東アジアカップだが、彼らが思う存分、ストロングポイントを発揮するためにも、31歳のベテランが担う役割は重大なのだ。

サバイバル

20日からの東アジアカップ楽しみです。
初選出の選手が多いから、どんなパフォーマンス見せてくれるのか楽しみです。
一人でも二人でも活躍して、代表に定着してほしいです。
 
初選出の柿谷はザックJに
生き残れるのか?
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東アジアカップ予想フォーメーション
 
 サッカーの東アジアカップ(7月20日から韓国で開催)に臨む日本代表メンバー23人が15日、日本サッカー協会から発表された。今回は海外組が招集できず、3戦全敗に終わった先のコンフェデレーションズカップのメンバーから19人が入れ替わり、内10人が初選出となった。その中に招集への待望論が高まっていたFW柿谷曜一朗(セレッソ大阪)の名前があった。
 東京・文京区のJFAハウスで記者会見に臨んだアルベルト・ザッケローニ監督の口から「カキタニ」という固有名詞が飛び出したのは、「トップ下ができる選手は広島の高萩くらいとなるが」という最初の質問に対する答えの中だった。
  「山田もトップ下ができると思っているし、柿谷もできると思っている。」
 セレッソでワントップを務め、J1の得点ランクで4位タイとなる10ゴールをあげている柿谷について、ザッケローニ監督はさらにこう続けた。
  「サイドができるかどうかは現時点で分からないが、能力的にはできると思う。  この間の試合を見たが、今のセンターフォワードのポジションで、相手のDFラ  インの駆け引きを含めて非常に成長している。(代表では)現在のセンターフ  ォワードのポジションで見るのが適切ではないかと思っている。」
 
 セレッソや2011年シーズンまで期限付き移籍していたJ2の徳島ヴォルティスでは、トップ下や中盤の両サイドとしてプレーした経験がある。ザッケローニ監督は、選手選考において複数のポジションをこなせるユーティリティー性を重視する。東アジアカップでも「4‐2‐3‐1」のフォーメーションを採用する予定で、そのワントップと2列目、合わせて4つの攻撃的なポジションを任せられる柿谷は、今回招集されたチームにおいて、まずは、試合出場のチャンスをもらえるひとつのアドバンテージを獲得したことになる。
 もっとも現時点でザックジャパンの攻撃陣の層は厚い。本田、香川、岡崎の3人はよほどの故障がない限り不動だろうし、ワントップを務める前田遼一(ジュビロ磐田)への信頼も厚い。来年のブラジルW杯までの代表ザバイバルの中で、そこに柿谷が割って入るのは簡単ではない。
 実際、ザッケローニ監督自身も、次のように公言してはばからない。
  「フル代表のメンバーに入ってくるのが難しいと言われる点については、ポジ  ティブにとらえたい。特に前線のメンバーは実力を備えた、能力の高い選手が  多い。」
 そうした中へ柿谷が風穴を開け、居場所を築き上げるためには何が必要なのか。指揮官は「代表に取り組む意識や代表にかける思いを、注意して見ていきたい。」とした上でこんな条件を挙げた。
  「ポイントは一人の選手が攻守の両方をできること。W杯ではタフな戦いが多く  なる。守るだけの戦いをするつもりはないが、どちらかしかできない選手が代  表に入ってくることはできない。」
 セレッソのワントップに定着し、攻撃陣をけん引しはじめた昨シーズンの後半から、柿谷が口癖のように語っている言葉がある。
  「自分のゴールでチームが勝てればいいですし、自分のアシストでチームが勝  つのもいいですし、もちろん自分の守備で勝つのもいい。90分間の中でどれ  をどの場面で出すのかは瞬時の判断になりますけどね。自分がゴールしなく   てもチームが勝てばいい、という言葉はホンマに僕に合っていると思うんで    す。」

 16歳でセレッソとプロ契約したのが2006年。若さゆえ自分自身を見失い、練習に遅刻するなど練習態度に対する懲罰の意味を込めて、期限付き移籍でJ2の徳島へ武者修行に出されたこともあった。どん底から這い上がってきた男は、どうすることがチーム貢献につながり自らが生き残れるかを常に考え続けている。
  「豊田君みたいにゴール前へ飛び込んでいって強引にゴールを奪うようなプレ  ーは僕にはできないと思うので。ホンマのセンターフォワードのような力強さに  は欠けますけど、それでもセレッソの一番前を任されている限りは、常にゴー  ルに絡まないといけないので。」

 弾き出された答えは、流れの中で常に前を向けるポジショニング。同じく招集された185cm、79kgのFW豊田陽平(サガン鳥栖)を「剛」とするならば、177cm、66kgとFWとしては決して恵まれていないサイズの柿谷は「柔」のストライカーとなることにこだわった。Jリーグにおいても、滑らかなトラップから一瞬で相手DFを置き去りにして、相手ゴール前の危険地帯へスルスルと侵入しては鮮やかに、軽やかにゴールを陥れてきた。守備での貢献度が大きいことも、柿谷がJ2の徳島時代に学び、変わった点だ。

 柿谷をはじめとする国内組から10人を初招集したザッケローニ監督は、会見でこんな檄を飛ばした。
  「自分たちが今できることをJリーグの舞台にとどまらず、インターナショナル   のレベルで通用することを見せてくれるチャンス。チーム内の競争がより激し  くなれば、より成長が促される。今回のメンバーから新しい刺激を受けたいと  思っている。」
 新戦力の競争力がザックジャパンの底上げにつながるのか。そして、来年に向けて、国内組の中から誰が生き残るのか。初戦の中国戦から先発起用される可能性の高い柿谷は、まず、そこで存在感を示さねばならない。
 
ザック、新戦力たちに「国際レベルでやれることを示すチャンス」
 
 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は15日、20日に開幕する東アジアカップに向けた招集メンバーを発表した。初選出の選手も多いが、同監督は発表会見で、国際レベルで価値を示すチャンスだと話している。
 今回の東アジアカップはAマッチデーではないため、国内組だけで編成されている。ザッケローニ監督は「23人を選ぶのは非常に難しかったが、最終的にはJリーグで良いパフォーマンスを見せている選手、国際レベルで見たいと思う選手を選んだ。」と語った。
 同監督は、これまでのメンバーについては力を把握しているとし、「新しい選手たちにチャンスを与えることにした。」と説明。「私はこの選手たちを信頼している。彼らはJリーグでうまくやっている。彼らにとって、リーグだけでなく、国際的にも良いプレーができることを示す大きなチャンスだ。」と、フレッシュなメンバーへの期待をうかがわせた。
 また、指揮官は「できるだけ多くの選手を見たい」とコメント。さまざま選手を試す意向をうかがわせつつ、「全員のスキルやパーソナリティーのバランスを考えなければいけない。この状況でそれぞれがどんなプレーを見せられるか、興味がある。」と話している。
 基本は4−2−3−1になると明かしたザッケローニ監督は、初招集の柿谷曜一朗や、山田大記が「トップ下としてプレーできる」とコメント。やはり初招集のFW豊田陽平についても、「高さがあり、ボックス内でプレーできる。我々の弱点ともみられるエリアだ。だから、彼を見てみたい。」と期待を寄せた。
 また、ザッケローニ監督は「我々の目標は、来年のワールドカップに向け、できるだけ良い準備をすることだ。もちろん、我々は勝つために戦っている。3年前に就任したとき、私はW杯に向けたチームづくりを求められた。我々はそれに向かっている。」と、来年の本大会を見据えつつ、招集メンバーを考えたと強調している。

ついに初デビュー

ついに柿谷選手、代表初デビューですね。
活躍して、代表に定着してほしいですね。
柿谷選手中心のチーム作りをザッケローニ監督が考えるくらいにね。
それと同じチームから選出された山口選手や扇原選手も楽しみですね。
 
アジア杯に柿谷ら10人がA代表初選出
 
 日本サッカー協会は15日、東アジア杯(20〜28日、韓国)に出場する日本代表メンバー23人を発表した。
 海外組に加え、代表常連のFW前田遼一(磐田)、MF遠藤保仁、DF今野泰幸(以上、G大阪)、MF中村憲剛(川崎F)、負傷のDF伊野波雅彦(磐田)の招集を見送り、若手主体の国内組のみの構成。
 FW柿谷曜一朗(C大阪)ら10選手がA代表初選出となった。

 コンフェデレーションズ杯のメンバーで引き続き招集されたのはGK西川周作(広島)、GK権田修一(F東京)、DF栗原勇蔵(横浜FM)、MF高橋秀人(F東京)の4人。残り21人は、初招集または復帰組となった。

 A代表初選出は柿谷、FW豊田陽平(鳥栖)、FW山田大記(磐田)、FW齋藤学(横浜FM)、MF青山敏弘(広島)、MF高萩洋次郎(広島)、MF山口螢(C大阪)、MF扇原貴宏(C大阪)、DF千葉和彦(広島)、DF鈴木大輔(柏)の10人(鈴木、青山、山田は代表候補合宿には招集歴あり)となった。

 日本は21日に中国、25日にオーストラリア、28日に韓国と対戦する。
 
代表メンバーは以下の通り。
 GK:林卓人(仙台) 西川周作(広島) 権田修一(F東京)
 DF:駒野友一(磐田) 栗原勇蔵(横浜FM) 千葉和彦(広島) 森脇良太(浦和)
    槙野智章(浦和) 森重真人(F東京) 鈴木大輔(柏)
 MF:青山敏弘(広島) 高萩洋次郎(広島) 高橋秀人(F東京) 山口螢(C大阪)
    扇原貴宏(C大阪) 柴崎岳(鹿島)
 FW:豊田陽平(鳥栖) 山田大記(磐田) 柿谷曜一朗(C大阪)
    齋藤学(横浜FM) 工藤壮人(柏) 大迫勇也(鹿島) 原口元気(浦和)
やっぱり守備が大事だね。
まずは守りを固めないと・・・・・・・・・・・・・・。
それにしても守備が固い上に、攻撃にはネイマール。
鬼に金棒だね。
 
スペインをも封じたブラジルの高い守備力はなぜ実現したのか?
スコラーリ監督のマネージメント力に迫る
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ルイス・グスタボ(左)
 
■適材適所に効果的に選手を配置したフェリポン

 “聖地”マラカナンで行われたコンフェデ決勝は、開催国のブラジルが前回W杯王者のスペインを3−0で撃破。6度目の優勝を目指す本大会に向けて大きく前進した。
 「チャンピオンが帰ってきた」と豪語したのは優勝監督の“フェリポン”ことスコラーリ監督。歴史的なコメディアンのチャップリンを連想させる風貌は記者の質問に対し、時に笑顔で、時に険しく変化していく。この指揮官が見せる人間味は周囲を虜にしてしまうのだ。
 02年の日韓W杯でブラジルを優勝に導いた名将は選手のマネージメントとモチベーティングのプロフェッショナルとして高い評価を得てきた一方で、戦術家としての手腕はそれほど語られない。ブラジル代表のスタイルもさして目新しいものは無く、個人が適材適所でしっかり能力を発揮することで成り立っていることは確かだ。
 しかし、その適材適所に選手を配置し、しっかりと責任を果たさせるためには、選手の特徴に関する高い分析力と、各エリアのユニットを結び付けるオーガナイズ力が求められる。
 スコラーリ監督はこの点で非常に優れた指揮官であり、国内外にタレントが存在するブラジル代表を率いるのは理想的な監督であることを、今回のコンフェデで改めて実感させられた。
 「23人がそれぞれ特徴を持ち、役割を担っている。それを把握するためにも分析は不可欠なのだ。」と語るスコラーリ監督はコンフェデに臨むにあたり、カカ、ロナウジーニョといった実績の豊富なビッグタレントの招集を見送った。

■ルイス・グスタボが果たした大きな役割
 大会前の印象ではやや小粒感の否めない陣容の中でも、ボランチのルイス・グスタボの起用に多くのブラジル国民が疑念を抱いたのではないか。何しろ欧州王者とはいえバイエルンではスペイン代表ハビ・マルティネスやドイツ代表シュバインシュタイガーの控えにすぎないからだ。
 しかし、大会が始まり、日本戦、メキシコ戦と進んでいく中ではっきりした。このルイス・グスタボこそスコラーリ監督が“理想的なバランサー”として配置した選手なのだと。188cmの高さがあり、献身的に振る舞うボランチは攻撃における貢献は限られるものの、守備範囲が広い上に、状況に応じて左サイドバックの経験を発揮する。
 ルイス・グスタボが中盤の幅広いエリアをケアすることで、ボランチの相棒であるパウリーニョが積極的に高いポジションを取ることができる。伝統的にブラジル代表はボランチを守備的な選手と攻撃的な選手で組み合わせるが、アタッカーとしても優れるパウリーニョの特徴を活かすには、従来以上に攻守の役割を分担することが重要なのだ。
 もう1つ、ルイス・グスタボが大きな役割を果たしたのが左サイドのケアだ。彼が背後のリスクを管理することで、左サイドバックのマルセロが攻撃時はウィングに見まがう位置まで上がり、ネイマールと厚みのあるサイド攻撃を展開。左サイドの後方をルイス・グスタボがカバーしていれば、守備時もそのまま攻め残り、その後の攻撃に備えた。
 またセンターバックの一人がワイドに開いての対応を強いられれば、バックラインにポジションを落として、ゴール前の中央で高さと強さを発揮した。本来はフェルナンドという選手がこのポジションで有力候補だが、ルイス・グスタボがハイレベルに、しかも抜群の安定感で仕事を全うしたことにより、スコラーリ監督の中で序列のトップに立ったのではないか。

■フッキまでもが献身的に守備を
 ルイス・グスタボの起用の他にも見るべき部分は多い。左右のサイドバックは左のマルセロが常に高いポジションを取る反面、右のダニエウ・アウベスはバックラインに残ることが多く、しかし機を見てオーバーラップを繰り出した。
 バルセロナでは攻撃的な面が注目されるダニエウ・アウベスだが、激しいアップダウンや守備のハードワークに優れる選手であり、心肺能力もマルセロより優れる。スコラーリ監督は彼にやや地味な役割を担わせるために、影では相当な説得をしたはずだ。
 ネイマール、オスカル、フッキが並ぶ2列目も、左サイドでマークが厳しくなりがちなネイマールがなるべく孤立しない様に、オスカルが頻繁に左へ流れてサポート。ユース代表からコンビを組む彼らのユニットとしての相乗効果も生み出した。
 その一方で、右サイドのフッキは左に攻撃が偏る状況を逆手に取り、常に前を向いて豪快なドリブルを仕掛けた。
 そのフッキに関して驚かされたのが守備の献身だ。キャリアの中で彼が懸命な守備を見せたのは、ヴィラス・ボアス(現・トッテナム)に率いられたポルト時代のヨーロッパリーグ決勝ぐらい。
 しかし、この大会ではフッキが守備時にボランチの2人と中盤での守備を買って出ることで、ネイマールはフレッジと共に高い位置で攻撃に備えることができたのだ。
 パズルのピースをはめ込むように、適材適所に選手を配置しても、そこで選手たちがしっかりと役割を果たせなければチームは壊れてしまう。だからこそ起用と説得はセットなのであり、優れたセレクターであることは同時に、優れたモチベーターでなければいけない。
 ここで満足せずにチームの強化をしていくことも誓ったフェリポン。本大会でどんなセレソンを見せてくれるのだろうか。

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