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3月。桜はまだですが、花粉が飛び始めてます。一雨ごとに暖かくなってきました。今年もノンビリボチボチ頑張ります。

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いつもは繋がる電話が、繋がらない、通じないとなると不安でした。
今回の震災を教訓に、災害に備えて、準備万端怠りなくしてほしいですね。
 
携帯が不通になったのはなぜ?
想定外の広域・長期停電が拍車
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震災で使えなくなった携帯電話基地局
 
  「震災後、多くの携帯電話が一時、不通になりました。テレビでは『携帯がつ  ながらず家族と連絡できない』との悲痛な声の一方、携帯で話す被災者の  映像もありました。携帯がつながったり、つながらなくなったりしたのはなぜ  でしょうか?」

■途切れた通話■
 3月11日、大きな揺れが襲った後、宮城県石巻市の伊藤芳栄さん(56)は自宅にいて津波で行方不明になった娘の英理奈さん(24)の携帯電話にかけ続けた。
 何度目かにつながり「逃げて!」と叫んだ。その直後にぷつりと通話が途切れた。
  「窓を閉めていて津波に気づかなかったんでしょうか。もっとちゃんと話せて
  いたら。」
と悔やむ。

 震災後、東北に限らず、多くの地域で携帯電話がつながりにくい状態になった。安否確認などで電話する人が殺到したため、携帯電話各社が発信規制をしたためだ。
 最大で、NTTドコモは90%、KDDI(au)は95%、ソフトバンクは70%の発信を規制。90%なら同じエリアにいる10人のうち1人しかつながらない状態になる。ドコモの担当者は「回線がパンクすると、消防や警察などへの優先回線も使えなくなる恐れがあった。」と規制の必要性を説明した。
 一夜明けて被災地の事態はより深刻化する。携帯の電波を中継する各社の基地局は、数時間から十数時間もつバッテリーを備えているが、長引く停電で軒並みダウンしたのだ。
  「ここまで長い時間停電することはいままでなかった。」(ソフトバンク)

 震災翌日の3月12日現在で使えなくなった基地局は、ドコモが6720カ所、KDDIが3680カ所、ソフトバンクが3786カ所に上った。東北ではドコモが半数、KDDIは3分の2の基地局が機能を停止。ドコモでは、津波の直撃を受けた基地局は約100カ所で、機能停止の大半が停電による影響だった。
 基地局がダメになっても通常、周辺基地局が電波をカバーするが、地域一帯の基地局が機能しなくなるという想定を超えた広範囲の被害となった。

 各社は非常時に基地局の代わりとなる移動基地局車を全国各地から東北に向かわせたが、道路の寸断や渋滞に阻まれた。
  「被災地に着いても自治体から被害情報が得られず、待機する状態が続い  た。『何ですぐ配備できないんだ』と歯がゆい思いだった。」
とKDDIの担当者は振り返る。

■余震が冷や水■
 携帯各社は基地局車に加え、衛星回線でつなぐ装置を投入する応急措置を進める一方、基地局の復旧に努めた。しかし大半が復旧しだした4月7日に最大震度6強の余震が襲う。ドコモで約1200カ所、KDDIで約500カ所の基地局が再びダウンした。
 余震が続くごとに安否を確認する人で電話が集中して発信規制が再開。その都度、つながりにくい状況が再現した。
 通話がつながりにくかったのに対し、通信状況が比較的安定していたのがメールだ。ドコモが震災直後に一部で発信規制をした以外は、ほぼ規制はなかった。音声に比べ、情報量が少なくて済むからだ。それでも震災直後は受信が大幅に遅れる現象も出た。ソフトバンクの担当者は、「道路は正常だが、発信が多く、車が渋滞しているような状況だった。」と説明する。

 福島第1原発周辺や一部の山間部を除いて4月末までに各社の基地局はほぼ復旧した。
 今回の震災を受け、携帯各社では、基地局車や移動電源車、自家発電機などを増やす方針を打ち出した。ドコモでは、人口密集地など重要基地局についてはバッテリーを24時間使えるように拡充させる。ソフトバンクもバッテリー容量を増やす方針だ。
 KDDIでは、東北以北と全国各地域を結ぶ基幹通信網3ルートのうち2ルートが使えなくなり、安否を伝える災害用伝言板を含めて障害が出たため、日本海側にも新たにルートを整備する。

 通話に比べメール通信が安定していたことから、ドコモは、声をメールに載せて送るシステムの導入も検討している。
 ただ、ソフトバンクの担当者は、「バッテリーを拡充させても電気が復旧しなければ限界がある。われわれだけの対策ではムリだ。」と話す。KDDIでも、「基地局車を何台投入したところで、被災地で迅速に活動できなければ意味がない。自治体との連携も含め、災害時の想定を見直す必要がある。」と訴えている。

iPad2発売!

使い勝手はどうでしょうね。
もうしばらく様子見て、携帯にするか、スマートフォンにするか、これにするか、考えます。
 
iPad2発売
都心で行列、イベントは見送り
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iPad2を発売初日に購入した女性
 
 米アップルの多機能携帯端末「iPad(アイパッド)2」の販売が28日、国内で始まった。
 新たにカメラが搭載された上、旧機種より薄く、軽量になった。
 当初は3月25日に発売される予定だったが、東日本大震災を受けて延期されていた。
 東京・銀座にあるアップルの直営店には熱心なファンが集まり、午前9時の開店前に400人以上の行列が作られた。前日夜から並んでいたという都内在住の会社員(37)は、「テレビ電話機能に期待している。」と話した。
 アップル製品の販売を手掛けるソフトバンクモバイルでは、新製品発売の際、東京・表参道にある店舗で孫正義社長が参加する記念イベントが恒例となっていたが、今回は見送られた。 

目や耳の代わりに…

とにかく、災害時にどういう連絡手段で相手に安否を知らせるかは、知らせたい相手と話し合って決めておく方がいいですね。
一時期、娘夫婦がフィンランドにいた時は、Skypeよく利用しました。
 
PHS、震災時に強く 規制少なく
「つながった」「見直されてもいい」
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全国にきめ細かく基地局を設置したPHS会社ウィルコムの「マイクロセル方式」では、災害時でも通話規制を実施しなくて済むという。
 
 119番通報や、家族への安否確認の“命綱”になっている携帯電話。
 東日本大震災では東北地方の多くの基地局が不通となり、電話がつながりにくい状態が続いた。
 一方、PHSやインターネット電話のソフトウエア「Skype(スカイプ)」は比較的つながりやすかったとして注目を集めている。通信方式などが携帯電話と異なるためといい、専門家は「災害時には非常に有効」と評価している。

  「PHSは震災当日からつながった。」
 こんなコメントがインターネットの掲示板などに書き込まれ、話題になった。

 国内で唯一PHSを取り扱っている通信会社ウィルコムなどによると、携帯電話は、1つの基地局で広いエリアをカバーしているため、通話が集中する災害時には、交換システムがダウンしないよう通信会社が通話規制をかける。
 これに対し、PHSは数十〜数百mおきに、きめ細かく基地局を設置しているため、1つの基地局にかかる負荷も分散され、通信規制をかけることが少ないという。
 これまでも震災時に通話規制をかけたことはなく、今回も3月11日に他社の携帯電話への通話規制を数時間実施した以外は、規制をしなかったという。

◆近隣基地カバー◆
 だが、中継局や基地局が津波や停電などの被害を受けた場合、通話できなくなるのは携帯電話と同じ。通信会社各社によると、大震災発生直後、NTTドコモは6720局、KDDI(au)は3680局、ソフトバンクモバイルは3786局が不通となった。
 ウィルコムは岩手、宮城両県を中心に1万4千弱の基地局が中断したが、同社は、「自家発電設備のある医療機関などの屋上に基地局があれば、周辺が停電になっても機能する。」(広報担当者)と強調する。理由は1つの基地局が停電などで不通になっても近隣の基地局がカバーする仕組みになっているからだという。

 通信関連の専門書籍を手掛ける「技術評論社」の馮(ふぉん)富久さん(36)は「災害時に強いツールとして、PHSが見直されてもいい。」と話す。

◆スカイプも有効◆
 こうした交換システムを経由しないスカイプなどのインターネット電話も災害時に強いツールとして見直されている。インターネットに接続できるスマートフォン(高機能携帯電話)で利用できるスカイプは、世界で5億人以上のユーザーがおり、KDDIの機種には標準搭載されている。
 馮さんは、「スマートフォンを持っている人は、スカイプ経由であれば発信できた可能性があり、PHS同様、災害時に命綱になりうるツール。」と話している。
 一方、防災普及活動などをしている財団法人「市民防災研究所」の細川顕司事務局長(67)は、「PHSなど複数のツールを持っておくことも有効だが、災害が起きたら携帯電話は使えなくなることを念頭に、日ごろから、必要な電話番号などはメモに控えておくなどの対策を取っておく必要がある。」と指摘している。

mixiその時!

こんな記事を見つけました。
次がないことを祈りたいのですが、もしも起こってしまったとしても、次の災害時、もっと進化してるかもしれないですね。
 
地震、その時mixiは 「頑張っぺし」
集まる被災者の声
飛び交う超ローカル情報
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震災関連コミュニティー。最も多いもので約34万6000人が参加
 
SNS「mixi」は被災者の声が集まる場所の1つだ。mixi日記は3月12日、東北地方からの投稿が44%増えた。コミュニティでは個人商店の営業時間など、極めてローカルな情報がやりとりされている。
 
  「切実にガソリンが欲しい。体は元気なのに何も出来ない!」
  「頑張ってと言われるのが辛い。愚痴です。スルーしてください。」
  「ラーメンが食べたい。」
  「明日はエイプリルフールだから全部うそだって言って。」――。
 
 2200万会員を抱える国内最大のSNS「mixi」には、東日本大震災の被災者の書き込みが相次いでいる。
 地域ごとの「コミュニティ」では、友人や知人の実名を明かし、安否確認を求める投稿が後を絶たない。個人商店の営業時間など、被災地の超ローカルな情報も飛び交う。mixi日記は3月12日、東北地方からの投稿が44%増えた。
  「生死に関わるコミュニケーションにmixiが使われているのを見て、ぐーっと背  中に緊張が走る思いだ。」
と、ミクシィの原田明典副社長は語る。
 
◇日記からボイスへ 主役が入れ替わった日◇
 原田副社長は3月11日、都内で外出中に地震に遭遇した。
 すぐさま会社に連絡しようとしたが、電話はつながらず、携帯メールは送れない。そこでmixiボイスに「ハチ公バスに乗って渋谷に向かっています。」と投稿すると、社員からは「ご無事で何よりです。」などと返信が相次いだ。
 ネットがつながる地域では、原田副社長と同じように、mixiボイスで自分の状況を知らせようとしたユーザーは多かったようだ。地震直後、mixiボイスの投稿数は普段の約8倍に達した。「明けましておめでとう」の投稿が殺到する年始でも普段の2倍程度。「やばい!」と急きょサーバを増やし、アクセス集中に耐えた。
 mixiボイスへのアクセスは翌日の昼には落ち着いてきたが、しばらくは通常の2〜3倍多い状態が続いた。mixiの代表的な機能と言えば日記だが、このときばかりは「主役が入れ替わった。」と振り返る。
 地震後もエンジニアたちは冷静で、「サービスは落とさないのが当たり前という意識で普段通り淡々とやっていた。」。
 サービスを安定運用する一方で、被災者らの役に立つ機能を提供しようという声も社内で挙がった。
 まず用意したのは、震災関連のコミュニティなどを紹介する案内ページ。
 安否確認の助けにと、マイミクシィが最後にログインした時間を確認できるページも公開したほか、mixiコレクションを使った募金受け付けもスタートした。
 
◇「くよくよしていられない。頑張っぺし」 mixiであふれる被災者の思い
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 mixi日記の投稿数は3月12日に急増した。とくに東北地方からが多く、普段より44%増えた。
 震災関連のコミュニティは、各局のニュース番組でGoogleの「Person Finder」などと並んで紹介され、多いものでは約34万6000人が参加している。宮城、福島、岩手など地域ごとのコミュニティには、被災者の書き込みが相次いでいる。
 交通に医療、物資提供、仮設住宅など、コミュニティのトピックの種類ややりとりされる情報の粒度はさまざまだ。スーパーの品揃えや行列の待ち時間、個人商店の営業時間といった超ローカルネタも飛び交う。「津波で海水に浸った床を掃除するコツ」「紙おむつを手作りするには」などノウハウの共有もある。
 友人や知人の実名や年齢、当日の服装などを詳細に明かして安否確認を求める投稿は、震災から1カ月たった今も後を絶たない。「mixiはカジュアルでライトなコミュニケーションに使われてきた。生死に関わるコミュニケーションに使われているのを見て、ぐーっと背中に緊張が走る思いだ。」と原田副社長は明かす。
 「愚痴です。スルーしてください。」――被災者が思いを吐き出し、共有する場にもなっている。4万2000人が参加しているコミュニティー「◆宮城県◆今、心を一つに……」では、“独り言”をつぶやくトピックに3月11日以降2600件以上の書き込みが。「くよくよしていられない。頑張っぺし。」と方言で書いている人もいる。
 震災が収まったらやりたいことを被災者が投稿するトピックも。
 「さあみんなで希望をつぶやくのだっ」とトピック作成者が呼びかけると、「同窓会したい」「すき家のメガ盛りを食べる!」「ハイオク満タン!って言う」「おめかしして駅前歩く」「プロポーズ!」「息子たちを立派に育てる」などとそれぞれの決意があふれた。
 18歳未満のユーザーは普段コミュニティーを利用できないが、震災カテゴリーだけは3月23日から全ユーザーに開放している。要望が100件以上寄せられたため、健全なモバイルサイトを認定する民間機関「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構」(EMA)に許可を得て対応した。「彼らが欲しがっている情報は出会い系じゃないと、EMAに掛け合った」という。
 
◇交通整理も必要――mixiができること◇
 同社はこれまで「使い方はユーザーの自由」というスタンスでmixiを運営してきた。プラットフォームを提供するという役割に徹し、ユーザーに特定の使い方を訴求することは避けていたという。震災時も、関連コミュニティーの作成や管理などはユーザーの手に委ねている。
 だが、災害時に「なんでもかんでもユーザー側で用意して使ってくれだと使いづらくなる場合がある」とも感じている。
 自治体などと連携し、オフィシャルな災害情報を掲載するなど、「秩序あるゾーン」をmixi側から提供し、ユーザーの情報交換がスムーズに行くよう「交通整理」することも今後検討する。
 NTTドコモで災害用伝言板を担当していた経験のある原田副社長。
  「災害用伝言板を使ったことがない人は多いが、あわてふためいている時に新  しいサービスを使いこなせるかというとそうではない。」
と見る。mixiは、2200万会員が日常的に利用するプラットフォームとしての役割を模索していく。

甦る思い出

こんな記事を見つけました。
大切な思い出、甦られてみませんか?
頼もしいところですよ。
 
地震、火災、津波
災害に見舞われたHDDは復旧できる?
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震災以降、被災地からの依頼が急増しているという。
 
 さまざまなメディアがデジタル化されユーザーの生活を便利にする一方で、HDDの大容量化にともない、故障時に失われるデータ量も悲劇的なまでに増大している。先日掲載したHDD復旧に関する記事(失われたデータを求めて――HDDサルベージ探訪)を見た読者の中には、データ消失のリスクを再認識し、耐障害性の高いRAIDの導入を検討したり、別のHDDにバックアップを始めた人もいるのではないだろうか。
 ただし、上記はいずれも“平時”の対策であり、場合によってはまったく役に立たないこともある。その最たる例が自然災害だ。地震によるHDDの落下、火災、そして津波――精密機器のHDDにとってはどれも致命的なダメージになりうる。また、自然災害に備えるディザスタリカバリとして、クラウドサービスの利用や、リモートレプリケーションに対応した2台のNASをそれぞれ別の拠点に設置して運用する(インターネット経由でデータのミラーを行う)方法も考えられるが、こちらはコスト面でややハードルが高い。企業ならまだしも、個人で導入するのは難しいだろう。

 東日本大震災以降、前回紹介したHDDデータサルベージ企業の日本データテクノロジーには、データ復旧の問い合わせが相次いでいるという。特に多い地域は、宮城、福島、茨城で、物件によっては持ち主不在のまま「今後復旧の必要性が出てくるかもしれないのでとりあえず預かって欲しい」と関係者から送られてくるものもあり、被害の大きさや現地の混乱した状況が見て取れる。また、被災地からの電話がつながりにくい状況のため、同社では社内の回線を増強するとともに、初期診断費用はすべて無料に変更してメールによる受付も開始した(通常時は電話で「ホームページを見た」と告げるか、メールフォームでの問い合わせが必要)。

 自然災害を受けたHDDはどのように壊れるのか。また復旧は可能なのか。日本データテクノロジーのデータ復旧事業部で物理障害を担当する岩谷謙太氏と、論理障害担当の西原世栄氏に話を聞いた。

●落下による衝撃で故障したHDDは復旧できる可能性が高い
 地震でHDDが故障する際、最も多いのが落下の衝撃によってHDD内部のパーツが破損するケースだ。アームやその先端にあるヘッド、また流体軸受けを採用するHDDでは回転軸の回りにキズができてモーターそのものがロックしてしまう場合もある。

 「この手の物理障害は、HDDを分解せずに行う初期診断時に、どこが故障し たのかをほぼ把握できます。HDDはメーカーや型番によって動作音に一定  の傾向があるのですが、弊社のエンジニアがまず集中的にトレーニングする のはこの部分で、正常なものと異常なものの違いを“音”で記憶しています。 例えば、ヘッドが弱っているとシークでエラーを吐いて戻るときのカシャカシャ とした音がしますし、モーターが劣化したときには特有の高音が発生します。 もちろん、色々なツールを使って総合的に判断を行いますが、優秀な技術者 ほど感覚的な部分を大事にしています。ちょっと言葉では説明しづらいのです が……ぐぐぐっと音がして内部で何が起きてるのか目に浮かぶような感じで  す。」(岩谷氏)。

 こうした診断から復旧の見込みが立てば、前回取り上げたように正式な依頼を受けて、部品や基板を交換する復旧作業に入る。データ復旧という単語からはややアナログな印象を受けるが、日本データテクノロジーでは定期的に、利き酒ならぬ“聞きHDD”のブラインドテストを実施しており、音を聞けばメーカーはもちろん、特定の型番やある年代のバージョンまで聞き分けられるという。逆にこれらをきちんと習得しないと、技術者として次のステップに進めないというから驚きだ。

 「もっとも、通常は落下した時点でHDDが停止し、回転していない状態で衝撃 を受けるので、このケースの復旧は比較的容易です。プラッタにキズが入ら  ない限り、90%以上はデータを取り戻せます。」(岩谷氏)。

●火災と津波――泥まみれのHDDでも「そのまま送って欲しい」
 東日本大震災以降、依頼が急増しているのが津波によって浸水したHDDだという。一般的な浸水であれば、基板を交換することで復旧できることがほとんどだが、HDDそのものが変形している場合は、内部に水や不純物が入っているため、復旧作業に取りかかる前にプラッタ面を洗浄する必要がある。

 「こちらもプラッタさえ無傷ならデータを取り戻せる可能性は高いです。ただ、 ここで重要なのは、ユーザーが洗ったり手を加えないということです。特に不 純物の多い水道水で洗うのはやめてください。また、一部では蒸留水での洗 浄を推奨しているところもありますが、プラッタ面は特殊な塗装になっており、 乾燥後の状態を悪くして復旧に支障が出ることがあります。弊社ではクリーン ルーム内で分解し、PCB(基板)とプラッタはそれぞれ別の“特殊な溶液”に  つけて超音波洗浄機で洗っています。詳しいことは企業秘密なので言えませ んが、そのままの状態で送るようにしてください。それともう1点。海水による 浸水では腐食が進みやすいので、時間が経ってしまうと『中を開けたら手遅  れだった』ということもあります。できるだけ早く送っていただければと思いま す。」(岩谷氏)。

 一方、火災を受けたHDDは、被害の状態によって復旧の可否がほぼ二分されるという。例えば、PCやHDDの外側がこげているくらいであれば通常の復旧率でデータを取り戻すことは可能だが、大規模な火災に見舞われたものは、熱によってプラッタが変形したり、変色してしまっているケースが多い。こうした場合は「復旧がかなり難しい」(岩谷氏)とのことだ。もっとも、だからといって諦めてしまうのではなく、まずはデータ復旧のプロに相談して、きちんとした診断を受けたほうがいいだろう。

●突然の停電で論理障害を起こすRAIDシステム
 今回の大震災は、電力不足から実施された計画停電でも多くの人に影響を与えている。通常、HDDを単体ドライブとして使っているのであれば、突然の停電でHDD障害が起こることは少ない。ただし、NASをRAID構成で運用している場合は、パリティ計算にエラーが生じてファイルシステムが壊れてしまうことがある。RAIDシステムが夏場に故障するケースが多いのは、熱による耐久性の低下とともに、落雷による不意の停電も原因の1つだ。
 東京電力関内の一部で計画停電が実施されたことから、日本データテクノロジーでは停電が原因で故障したRAIDシステムの持ち込みが増えているという。

 「停電をしないと聞いていたのに突然停電してNASが起動しなくなった、とい う問い合わせが多いですね。不意の停電に備えてUPSを使う方法もあります が、そもそも電源のオン/オフ自体がよいことではないので、古い年代のHD Dを使っていると正常にシャットダウンしても立ち上がらなくなる可能性はあり ます。3年から5年継続利用しているHDDは気をつけたほうがいいかもしれ  ません。」(西原氏)。

 ちなみに、停電が原因で故障するRAIDシステムは基本的に論理障害になるため、メーカーを問わず約95%という高い復旧率を誇る。特にバッファローやアイ・オー・データ機器の製品など、市場に多く出回っているモデルに関してはほぼ100%に近い数字になるという。もっともこの数字は、海外トップクラスのデータサルベージ企業と密に情報交換を行い、日本有数の技術力を持つ同社の中でもわずか一握りのRAID復旧チームでこそなせるわざだろう。

 事実、日本データテクノロジーには“難物件”と呼ばれる難しい復旧作業を伴う依頼が多い。これはリビルドに失敗したRAIDシステムを、複数のデータサルベージ企業が復旧できずに、最終的にユーザーが同社へ持ち込んできたものだ。

 「基本的にRAIDの復旧は経験の積み重ねによる部分が非常に大きいです。 メジャーな製品であれば多くの同業者が復旧できると信じたいですが、一般  にあまり出回っていない製品や特殊なファイルシステムなどはかなり難しくな るでしょう。また、他社では原因を特定せずに作業に入るところもあると聞き ます。私たちは“いちかばちか”で復旧する会社ではないので、必ず原因を特 定し、分からなければ交流のある海外企業や専門家から情報収集して、復旧 できるという見込みを持ってからスタートします。ほかのところで復旧できなか った物件が入ってくることは非常に多いのですが、本来なら簡単に直せたは ずのものが、間違った診断や作業によって難しくなっているものもあります  ね。」(西原氏)。

 「ただ、難しい物件が集まってくることで、逆に『ここで直せなかったら2度とデ ータを取り戻せない』というプレッシャーと同時に、使命感も感じています。難 しければ難しいほどコスト度外視で動いてしまうようなところはありますね。今 回の震災に関しても非常に多くの方から問い合わせを頂いていますが、HD  Dが壊れて困っている人がいるのなら、どこへでも行って復旧したいという気 持ちはあります。クリーンルーム内の作業を前提としているために出張復旧 はしていませんが、弊社でしかできない技術を求められれば、現場の人間一 堂、可能な限りお手伝いしたいと考えています。」(西原氏)。

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