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1997年にR. ターガート・ マーフィー(Taggart Murphy)
が書いた本に関しての話題です。
著者とは某投資銀行2社で一緒に働いていました。
現在は筑波大学の国際経営プロフェッショナル
専攻の教授のようです。
現在の日本の低迷する政治状況を
憂いながら「動かぬ日本への処方箋」の
本で彼が述べていたことを思い出
しました。
私はざっと再読して最後の章の結論、
「政治の必要」で書いているテーマに
なるほどとうなづいてしまいました。
ー議論の欠如が危機を深める
ー危機は繰り返す
ーますます大企業優遇となる
ー官僚支配の正当化を疑え
ー我慢しすぎる日本人
ー軍隊的価値の克服を
政が官をコントールしなければ
ならないと訴えています。
他の章では下記に
興味を持ちました。
ー「ケインズ」に耳を貸さない日本
ー榊原英資氏の不思議な経歴
ミスター円こと元大蔵省の財務官
であった榊原氏には著者がハーバードの
大学院(ビジネススクール)の生徒の
頃に会っていたようでした。
著者はハーバードの客員教授から大蔵省に再帰した
10年後の榊原氏の官僚としての立場、意見の豹変
に驚いていたようでした。
著者が最初に出した1996年出版の「Weight of Yen 」
はニューヨークでベストセラーのようでした。
ロンドンでも好評だったようです。
海外向けの本を後に日本では「日本の経済の本当」の
タイトルで上下巻で翻訳されました。
日本に長年住んで国際金融の仕事に
携わった彼が当時の大蔵省などの内実や
金融システムを深く研究し批評をしています。
日米との経済パートナーシップ
の問題点も提起されていました。
アメリカの赤字財政を日本が
ファイナンスしているとの
話題でした。
1979年に出版された「Japan as No.1」
の著者エズラ・F・ヴォーゲルは
彼のハバード大学の時の先生
とのことでした。
ヴォーゲル氏は日本と中国研究
の第一人者です。
2002年の「Japan as No.1?それからどうなった」
の書物でのヴォーゲル氏の著者履歴には
ハーバード大学東アジア研究所所長、
アメリカ政府・CIA関連機関の国家情報会議(NIC)
東アジア・太平洋担当上級専門官を歴任と
書いていました。
「Weight of Yen 」の本の出版もヴォーゲル氏との
関係があったと推測しています。
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