シギーのブログ談

マーチャント・バンク、インベストメント・バンク、投資銀行、航空機ファイナンス、音楽、グルメなど雑談を気ままにしています。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

日本のリース会社がアルジェリアの国営銀行に数百億円の規模でファイナンスをしていました。
私も国営銀行の一つであるアルジェリア外換銀行向けの篭脱けリースを大手リース会社に仲介したことがあります。

調印式を帝国ホテルで開催しました。リース会社の担当者と当日の調印式の段取りを事前に打ち合わせ
会場の下見をしてチェックをしました。アルジェリアの調印者は駐日アルジェリア大使でした。前もって大使館に連絡をとって出席の事前確認をしていました。現れた大使は気さくな感じで笑顔をたやさず話しやすい人でした。いわゆるテクノクラートの人達は皆さん英語が巧いと思いました。

この日は当社のマーチャント・バンクのManaging Directorや私の上司であるTM氏も調印式の後、主席者と歓談していました。(ちなみにTM氏は後にWeight Of Yen 日本経済の本当
という本を出しニューヨーク、ロンドンで好評でした。リチャード・クー氏、堺屋氏と一緒にテレビにエコノミストとして出たこともありました。彼の「動かぬ日本への処方箋」という本は面白かったです。
Japan As No1の著者エズラ・ボーゲル氏がハバードでの彼の先生だったようです。)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

4件目の案件では正月に愛媛の松山に帰っていましたがロンドンの担当者、トルコのイスタンブール支店担当者と連絡を電話で取り合って1月11日のClosing 予定日に間に合うよう打ち合わせをしました。

トルコのアンカラに代表リース会社の人達と一緒に出張しました。ロンドンから来たCT法律事務所の弁護士と書類の事前チェックを済ませました。(私のロンドンの相棒のRI氏はトルコで会った時には皆に両手の親指を耳にあて手を開いてひらひらさせておどけるタイプの面白い人でした。後に彼はロンドン本部のプロジェクト・ファイナンス担当マーネージング・ディレクターに昇進していました。)

シンジケート・ローンの契約はイギリスの法律を準拠法にするのが一般的です。同国財務省のビルで調印式が行われました。財務省が公共事業庁向け割賦販売契約書、ローン契約書にに保証をしていました。財務省次官と公共事業庁の高官が同席していました。(後に彼らは中央銀行の総裁やトルコ・欧州委員会の委員長などに要職についていました。)調印が無事終了して出席者でトルコ料理の昼食を食べ
歓談しました。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

トルコ共和国が債務不履行になってから何年か経っていましたがまだ国際市場から調達が
困難な時期でした。最初の取引はトルコ電信電話公社向け総額US$4千万ドルの
割賦販売案件でした。大手リース会社2社に幹事を委任し契約のアレンジをしました。


次は公共事業庁が管轄する高速道路建設資金にともなうファイナンスでした。
1987年と1988年に代表幹事4社別々の契約を総額約200億円アレンジしました。
私のことを親しいリース会社の人は「ミスター・トルコ」と呼んでいました。
いつもトルコ案件の紹介をリース会社の人達に熱心にしていたからでしょう。
(余談ですが後にトルコ共和国・日本大使館が日本で当時この国の名前で呼んでいた
特殊浴場の呼び方を変更するように強く要求していました。)

篭脱け(カゴヌケ)の変形のスキームをとりRound Trip という仕組みでアレンジしました。
多分Round Tripはこのトルコ公共事業庁案件だけだと思います。
ちなみに普通の篭脱けリースは英語ではSquare Trip と呼ばれます。
ストラクチャード・ファイナンス(Structured Finance)の初期のスキームです。

最初の代表幹事会社3社の調印式は東京で開催しトルコからは公共事業庁長官 E 氏が調印者として来られ成田空港まで出迎えに行きました。彼は当時海外の雑誌で将来の大統領候補と言われていた重要人物でした。英語が流暢で体格がよく見栄えがよかったです。駐日トルコ共和国大使も出席されました。

各々の代表リース会社の担当者3人とロンドンでClosingをしました。
(ロンドンの法律事務所CTの担当者は彼が東京事務所にいた頃に知り合った
PP氏でした。彼は後に東京オフィスのパートナーとして再び日本に駐在しました。
私も初めて実際に資産として金の取引をロンドンの金取引マーケットで
行うのに参加しました。金の取引を仲介にして実際はトルコ公共事業庁に
シンジケート・ローンをアレンジするものでした。

取引が完結して出席者全員でシャンパンを飲んで喜びを分かち合いました。
マーチャント・バンカーとしての至福のひと時でした。
トルコの高速道路建設に関するファイナンス案件は日本のリース会社のアレンジ
業務だけでも数百万ドルの手数料収入でしたがトルコの建築会社などからも
アドバイザー・フィーなどが入り総額14百万ドルぐらいの収益をCM社に
もたらしたと後日聞きました。

(元会長であったデイビッド・ロックフェラー氏がトルコに寄った後に東京のオフィスを訪れた時に彼と会って話す機会がありました。
握手をしながら挨拶をした際に私の名前を彼がCM銀行イスタンブール支店で聞いたと言ってくれました。
本当かどうかは分かりませんが嬉しかったです。今彼は93才ですがロックフェラー・ファミリーの当主のようです。日本がG5に加入出来たのはロックフェラー氏の口利きのおかげだとある本で読みました

皇居側の外資損保ビルに当時アメリカのCM銀行・東京支店が入っていました。
銀行の窓口がある1階の天井は高く4階にあったマーチャント・バンクのオフィスは絨毯
が敷かれて日本の会社とは違って洒落ていました。

羨望の会社でこんなところで働ければいいなあと希望していました。
1985年に運良くこの米銀に転職し翌年に切望していた時期よりも早くにマーチャント・バンクに転籍しました。
ニューヨーク本店にいたPN氏が私のことをリース会社の人からCM銀行に居ると噂を聞きマーチャント・バンクへの転籍のアドバイスをしてくれたようでした。元リース会社勤務の日本人としてはマーチャント・バンカーになった初期の
一人だと思います。

当時の頭取が日本に来た際に演説でマーチャント・バンクという言葉を好んで使っていたの覚えています。アメリカのInvestment Bank (投資銀行)に相当しますが当時はマーチャント・バンクの呼び名の方が馴染みがあったような気がします。

日本長期信用銀行も当時マーチャント・バンク・ビジネスを確か目指していました。
(CM社は数年後にはマーチャント・バンクの組織がかわりアメリカのInvestment Bank(投資銀行)の形態をとるようになり名称もC Investment Bank と名称がかわりました。当時はリース会社との商売ではSolomon Brothers、Lehman Brothers、Merill Lynch などのインベストメント・バンクが活発でした。) CM社はリース会社向け航空機アレンジではトップ・クラスでした。

又同社がアイデアを出した新しい篭脱けリースでは資産の代替に自動車ではなく金を使って割賦販売の契約形態にして長期ファイナンスを後進国に仲介していました。同社のスキームは以降リース会社のスキームの基準となり膨大な金額、多数の案件が成約され国際金融市場でも大変重要な
役割を果たしたました。(金の方がロンドンのマーケットで多額な金額が取り扱え手続きも自動車を多量に扱うより簡単でした。) 後に知ったイスラム金融にも仕組みが似ていると思いました。 

イメージ 1

イメージ 2

スペインの電力会社FECSAではニュー・ヨークでの案件締結(Closing)に幹事会社担当者として
出席しました。アメリカの弁護士事務所M&Tで事前の契約書類のチェックをFECSA担当者、PA氏、弁護士を交えて行いました。調印日には契約書の調印、資金決済の確認も終わり順調にClosingしました。

夕方にはスペイン側の人達が宿泊している高級なウォルドーフ・アストリア・ホテルに
集まって地下にあるバーで夕食前の酒を飲み談笑しました。ほろ酔い加減になってホテルの外に出るとPA氏がリムジンをアレンジしてあり車の中のソファーに座ってまたウイスキーなどを皆で飲みながらグリニッジ・ビレッジ辺りにあったスペイン・レストランに向かいました。

派手なもてなしであり映画の「WalL Street」の上映前でしたがマーチャント・バンカーやインベストメント・バンカーの華やかな姿を見聞できました。

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]


.
シギー
シギー
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

標準グループ

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事