「資本論を読む会 京都」のブログ

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「資本論を読む会京都」第96回報告

 4月13日、第八章、第三節「搾取の法的制限のないイギリスの産業諸部門」の注(73)の後から注(87)まで行いました。
 前回に引き続き1833年の労働法による労働日の法的制限を受けない産業についての考察で、今回は製パン業、農業、鉄道業についてです。
 当時はまだ、機械制のパンは一般的ではなく、多くが古い労働過程をそのまま取り入れた製パン業でした。そこでは、不純物―明礬、砂、膿症の膿、クモの巣、ゴキブリの死骸、等々―の混和や長時間労働が常態化していました。パンを「正常」価格で売る上流住宅地ですら、夜11時から朝8時までパン焼きをし、その後、午後4時(遅くは7時)まで配達し、睡眠時間は4・5時間といった具合にです。正常価格以下で売る所では、それ以上の長時間労働でした。
 パンの不純物混和とパンを正常価格以下で販売する製パン業者階級の形成とは、イギリスでは、18世紀のはじめ以来、この営業の同職組合的性格が衰退し、資本家が製粉業者等の姿で名目的な製パン親方の背後に登場するとともに、発展しました。
 鉄道業では、1850年代中頃には、一日8時間労働でしたが、60年代には、14、18、20時間へ引き上げられ、繁忙期には、しばしば中断なしに40〜50時間も続き、疲労の結果、事故を起こし、鉄道労働者は裁かれることにすらなりました。



第97回開催のご案内 
     本文、第三篇 第八章 労働日
       第三節 搾取の法的制限のないイギリスの産業諸部門
        ((注87)の次から)
開催日 /  2019年4月27日(土)
  基本 毎月 第2、第4土曜日に開催します)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)

参加費 / 200円
主催   / 資本論を読む会」京都

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「資本論を読む会京都」第95回報告

 3月24日、第八章、第三節「搾取の法的制限のないイギリスの産業諸部門」の始めから注(73)まで行いました。
 1833年の工場法で労働日の法的制限が設けられたのは、木綿、羊毛、亜麻、絹の四つの産業部門の工場だけでした。その他の部門は法的制限の枠外でした。
 この節では、後者、つまり、労働力のしぼり取りがこんにちにおいてもなお無拘束であるか、きのうまではまだそうであった生産部門に目を向けています。
 今回は製陶業、マッチ製造業、壁紙工場についてです。
 マルクスは1860年代の『児童労働調査員会』の報告などをもとに過酷な児童労働の実態を暴露しています。7歳児童の15時間労働や12歳少年の徹夜労働、昼食時間も十分に与えられないか全く昼食も取らせない等々の長時間過酷労働。更には燐毒に満ちた所すらある不衛生、不快な労働環境。そんな中で肉体的・精神的に退化を余儀なくされる子供達。法的制限のない産業諸部門では、こうした悲惨で劣悪な労働実態があったのです。


第96回開催のご案内 
     本文、第三篇 第八章 労働日
       第三節 搾取の法的制限のないイギリスの産業諸部門
        (21パラグラフ〔(注73)の次〕から)
開催日 /  2019年4月13日(土)
  基本 毎月 第2、第4土曜日に開催します)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)

参加費 / 200円
主催   / 資本論を読む会」京都

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「資本論を読む会京都」第94回報告
 3月9日、第八章、第二節「剰余労働にたいする渇望。工場主とボヤール」の第6パラグラフから最後まで行いました。
 夫役労働の当時の法「レグルマン・オルガニク」が、剰余労働にたいする渇望の積極的表現だとすれば、イギリスの工場諸法は剰余労働への渇望の消極的表現です。消極的表現だというのは、資本家と地主との支配する国家の側から、労働日を強制的に制限することにより、労働力を無制限にしぼり取ろうとする資本家の熱望を取り締まるからです。資本の盲目的略奪欲は、労働力の再生産が困難になるほどに、国民の生命力の根源をすでに襲っていたからです。
 しかし、工場諸法があっても法に定められた朝食・昼食時間を少なくするなど、資本は様々な手段を講じて労働日を延長しようとします。
 この当時の『工場監督官報告書』によれば、「ほんのわずかの時間を奪い続けることによって得られる毎日一時間ずつの追加は、一年の十二ヵ月を十三ヵ月にする」などです。
 「時々刻々が利得の源である」という点では、全時間にわたって労働する労働者を「全日工」と呼び、6時間だけしか労働することを許されない十三歳未満の児童を「半日工」と名づけること以上に特徴的なことはありません。ここでは労働者は、人格化された労働時間以上のなにものでもありません。すべての個人的区別は、「全日工」と「半日工」との区別に帰着します。


第95回開催のご案内 
     本文、第三篇 第八章 労働日
       第三節 搾取の法的制限のないイギリスの産業諸部門 

開催日 /  2019年3月23日(土)
  基本 毎月 第2、第4土曜日に開催します)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)

参加費 / 200円
主催   / 資本論を読む会」京都

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「資本論を読む会京都」第93回報告

 2月23日、第八章、第二節「剰余労働にたいする渇望。工場主とボヤール」の、前回の宿題と第5パラグラフを行いました。
 宿題は、第4パラのスラヴ的形態あるいはインド的形態の共同所有とは何か、というものでした。
 ここでマルクスが、スラヴ的形態やインド的形態をドナウ諸侯国やルーマニア諸州と区別する形で述べているのは、後者が封建社会へと移っていったのに対して、前者はそれと区別される「アジア的生産様式」と呼ばれる社会であったからではないかという報告がなされました。
 そのうえで「アジア的生産様式」について、『経済学批判要綱』のなかの「資本主義的生産に先行する諸形態」などをもとに、検討を深めました。「アジア的生産様式」については、原始共産制と同一視したり、奴隷制社会だとする誤った見解があるが、共同体から階級社会への第一歩を踏み出した人類最初の階級社会であるという理解が必要、という報告がなされました。
 第5パラグラフでは、封建社会における剰余労働にたいする渇望の実態が明らかにされており、実際の夫役労働は当時の法「レグルマン・オルガニク」で示された日数の何倍にもなり、勝利に酔ったボヤール(領主)は、実際の夫役労働は「1年に365日になる」と叫ぶほどでした。



 

第94回開催のご案内 
   本文、第三篇 第八章 労働日
   第二節 剰余労働にたいする渇望。工場主とボヤール(6パラから) 

開催日 /  2019年3月9日(土)
  基本 毎月 第2、第4土曜日に開催します)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)

参加費 / 200円
主催   / 資本論を読む会」京都

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「資本論を読む会京都」第92回報告

 2月9日、第八章、第二節「剰余労働にたいする渇望。工場主とボヤール」の始めから第4パラグラフまで行いました。
 資本が剰余労働を発明したものではありません。どんな社会においても、社会の一部の者が生産諸手段を独占しているところではどこにおいても、労働者は、自由であろうと自由でなかろうと、生産諸手段の所有者のための生活諸手段を生産するために、自分の自己維持のために必要な労働時間に余分な労働時間(剰余労働時間)をつけ加えなければなりません。
 資本主義社会の場合は、労働日が6時間の必要労働と6時間の剰余労働からなっていたとしても、このことは目には見えません。剰余労働と必要労働は互いに融合し合っているのです。しかし、封建社会・夫役労働の場合には事情は異なります。たとえば、ワラキアの農民が自己維持のために行う必要労働は、ボヤール(領主)のために行う彼の剰余労働とは空間的に分離されています。彼は、一方を自分自身の畑で行い、他方を領主の直営農場で行います。夫役労働の形態においては、剰余労働は必要労働から厳密に分離されているのです。
 資本家の場合には、剰余労働に対する渇望は労働日の無制限な延長の熱望となって現われ、ボヤールの場合はもっと単純に夫役日数の直接的な追求として現われます。
 

第93回開催のご案内 
     本文、第三篇 、第八章 「労働日」 
    第二節「剰余価値にたいする渇望。工場主とボヤール」
         (第5パラグラフから)

 










開催日 /  2019年2月23日(土)
  基本 毎月 第2、第4土曜日に開催します)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)
参加費 / 200円
主催   / 資本論を読む会」

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