「資本論を読む会 京都」のブログ

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「資本論を読む会京都」第87回報告
 11月24日、第七章「剰余価値率」第一節「労働力の搾取度」第6段落から第11段落まで行いました。
 不変資本cは、のちに重要な意義をもちますが、しかし、価値創造および価値変化がそれ自体として考察される限りにおいては、生産諸手段すなわち不変資本のこの素材的諸姿態は、流動的な、価値形成的な力がそこに固定されるべき素材を提供するだけです。したがって、その価値は捨象することができます。
 不変資本部分をゼロとすれば、前貸資本はc+vからvに、生産物価値(c+v)+mは価値生産物(v+m)になります。そして可変資本価値が価値増殖した割合は、可変資本にたいする剰余価値の割合によって規定され、m/vで表現されます。この比率m/vは剰余価値率とよばれます。
 労働者は、労働過程のある期間中は自分の労働力の価値、すなわち自分の必要生活諸手段の価値を再生産するにすぎません。1日の労働日・労働時間のうち、この部分は必要労働時間とよばれ、この時間中に支出される労働は必要労働とよばれます。これは、労働者にとっても資本にとっても必要です。なぜなら、労働者の永続的な定在は資本とその世界との基礎だからです。
 労働者が必要労働の限界を超えて労働する時間は、資本家のため剰余価値を形成します。労働日のうちこの部分は剰余労働時間とよばれ、この時間中に支出される労働は剰余労働とよばれます。この剰余労働が直接的生産者・労働者から搾取される形態が、もろもろの経済的社会構成体を区別します。




 
 


第88回開催のご案内 
     本文、第三篇 第七章 剰余価値率 
       第一節「労働力の搾取度」(第12段落から)
開催日 /  2018年12月8日(土)
  基本 毎月 第2、第4土曜日に開催します)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)
参加費 / 200円
主催   / 資本論を読む会」

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「資本論を読む会京都」第86回報告
 11月10日、第七章「剰余価値率」第一節「労働力の搾取度」の始めから第5段落まで行いました。
 前貸資本Cが生産過程で生み出した剰余価値、すなわち前貸資本価値Cは、生産諸手段に転化される不変資本cの価値部分と労働力に転化される可変資本vの価値部分の二つの部分に分解します。最初は、C=c+vですが、生産過程の終わりにはC´=(c+v)+mとなります。 剰余価値mはC´とCの差額、C´のうちCの超過分として現われます。
 不変資本は、原料、補助材料、過程で消耗する機械設備等から成り立っています。価値生産のために前貸しされた不変資本は、生産において消耗された生産諸手段の価値のみを意味します。
 不変資本の価値cは生産物において再現するにすぎません、過程において現実に新たに生み出された価値生産物はv+mです。
 剰余価値mは、vすなわち労働力に転換された資本部分に生じる価値変化の結果であるにすぎず、したがってv+m=v+⊿v(v+vの増加分)です。しかし、現実の価値変化および価値変化の割合は、前貸総資本の可変的構成部分が増大する結果、前貸総資本もまた増大するということによってあいまいにされます。したがって、過程を純粋に分析するためには、生産物価値c+v+mのうち不変資本価値が資本価値を再現するにすぎない部分を完全に度外視すること、すなわち不変資本c=0にすることが必要となります。

 
 

第87回開催のご案内 
     本文、第三篇 第七章 剰余価値率 
開催日 /  2018年11月24日(土)
  基本 毎月 第2、第4土曜日に開催します)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)
参加費 / 200円
主催   / 資本論を読む会」

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「資本論を読む会京都」第85回報告
 10月27日、第六章「不変資本と可変資本」の第17段落から最後まで行いました。
 生産的労働(紡績労働等)は生産諸手段の価値を、消耗された肉体(綿花、紡錘等)から、新たな姿態に形づくられた肉体(糸等)へ移行させます。労働者は、もとの価値を維持することなしには、新たな価値を創造することはできません。価値をつけ加えることによって価値を維持することは、生きた労働の一つの天質というべきものです。この天質は、労働者にはなんの費用もかかりませんが、資本家には現存価値の維持という多大の利益をもたらします。
 生産諸手段の価値は生産物の価値のなかに再現されますが、それは再生産されるのではなく、維持されるだけです。労働力の方は、付加的価値(新価値)を形成します。それは労働力の価値の単なる等価物が再生産される点を超えて続行され、ある超過価値、剰余価値が生産されます。
 資本のうち、生産諸手段すなわち原料、補助材料、および労働手段に転換される部分は、生産過程でその価値の大きさを変えません。これは不変資本部分、または不変資本と名づけられます。
 これに反して、資本のうち労働力に転換される部分は、生産過程でその価値(の大きさ)を変えます。この部分は、それ自身の等価物と、これを超えるある超過分である剰余価値とを再生産するのであり、この剰余価値はそれ自身変動します。資本のこの部分は一つの不変量から絶えず一つの可変量に転化します。これは可変資本部分、可変資本として名づけられます

 
 

第86回開催のご案内 
     本文、第三篇 第七章 剰余価値率 
開催日 /  2018年11月10日(土)
  基本 毎月 第2、第4土曜日に開催します)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)
参加費 / 200円
主催   / 資本論を読む会」

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資本論を読む会京都」第84回報告
 10月13日、第六章「不変資本と可変資本」の第14段落から第16段落まで行いました。
 ある生産手段は、労働過程へは全体としてはいり込みますが、価値形成過程へは部分的にしかはいり込みません。ここでは、同じ生産手段が同じ生産過程において、労働過程の要素としては全体として計算に入り、価値形成の要素としては一部分ずつ計算にはいるにすぎません。
 他方では、ある生産手段は、部分的に労働過程にはいり込むだけであるにもかかわらず、価値形成過程には全体としてはいり込むことがあります。綿花を紡いで糸にするさいに生ずる綿屑のようなものは、その量が標準的であり、綿花の平均的加工と不可分のものであれば、糸の要素をなんら形成しないこの部分の価値が糸の一つの生産条件として糸価値のなかにはいり込みます。
 生産諸手段は、それらが労働過程中にそれらのもとの使用価値の姿態で実存した価値を失う限りにおいてのみ、生産物の新たな姿態に価値を移転します。生産諸手段が労働過程でこうむることがありうる価値喪失の最大限は、それらが労働過程にはいるときにもっていた最初の価値の大きさによって制限されています。労働過程において、あるもの(例えば土地、水、鉱脈内の鉄)が、使用価値としてのみ、役立ったとしても、もしそれがこの過程に入る前に価値をもっていないとしたら、それは生産物になんらの価値も引き渡しはしません。
 
 

第85回開催のご案内 
     本文、第三篇 第六章 不変資本と可変資本 (第17段落から)
開催日 /  2018年10月27日(土)
  基本 毎月 第2、第4土曜日に開催します)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)
参加費 / 200円
主催   / 資本論を読む会」

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「資本論を読む会京都」第83回報告
 9月22日、第六章「不変資本と可変資本」の第7段落から第13段落まで行いました。
 労働過程において、価値が生産手段から生産物に移行します。生産手段がその独自な使用価値とともにその交換価値をも失う限りでのみ、生産手段は、それが生産手段として失う価値だけを生産物に引き渡します。しかし、この点では、労働過程の対象的要因によってそれぞれ事情は異なります。
 たとえば、糸の生産にとって、原料である綿花や補助材料である染料その他は、一回の労働過程で使用価値としての自立的な姿態を失い、その価値の全部が糸(生産物)に移転します。
 しかし、用具、機械、工場の建物、容器などの本来の労働諸手段の場合は違っています。それらは、その存命中に、すなわち労働過程中に、生産物に対してその自立的な姿態を保持するように、その死後にも、やはりそうします。この期間中にその使用価値は労働によって完全に消費し尽くされ、それゆえそれらの交換価値は完全に生産物に移行するのです。ある紡績機械が10年で寿命を尽きたとすれば、それの総価値は、この10年間の労働過程のあいだに10年間の生産物に移行したのです。
 ある労働手段、たとえばある種類の機械が平均してどれだけ長持ちするかは経験によって知られています。それにしたがって、すべての労働諸手段の磨滅と、日々の生産物の価値移転が計算されます。
 
 

第84回開催のご案内 
     本文、第三篇 第六章 不変資本と可変資本 (第14段落から)
開催日 /  2018年10月13日(土)
  基本 毎月 第2、第4土曜日に開催します)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)
参加費 / 200円
主催   / 資本論を読む会」

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