「資本論を読む会 京都」のブログ

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「資本論を読む会京都」第60回報告
 9月23日、第三章・第二節流通手段の「c 鋳貨。価値章標」の2回目、6段落目からcの最後までを行いました。
 紙幣が現実に同名の金の額に変わって流通するかぎり、その運動にはただ貨幣流通そのものの諸法則が反映するだけです。紙幣流通の独自な法則は、ただ金に対する紙幣の代表関係から生じうるだけです。
 紙幣がその限度、すなわち流通しうるであろう同じ名称の金鋳貨の量を越えても、それは、商品世界のなかでは、やはり、この世界の内在的な諸法則によって規定されている金量、つまりちょうど代表されうるだけの金量を表しているのです。
 紙幣は金章標または貨幣章標です。紙幣の商品価値に対する関係は、ただ、紙幣によって象徴的感覚的に表されているのと同じ金量で商品価値が観念的に表されているというところにあるだけです。ただ、すべての他の商品量と同じにやはり価値量である金量を紙幣が代表するかぎりにおいてのみ、紙幣は価値章標なのです。
 なぜ金はそれ自身の単なる無価値な章標によって代理されることができるのでしょうか?それは金がただ鋳貨または流通手段としてのみ機能するものとして独立化されるかぎりでのことであり、したがって、それが現実に流通しているあいだだけのことです。貨幣はただそれ自身の章標として機能するだけであり、したがってまた章標によって代理されることができるのです。
 
10月14日はお休みいたします
第61回開催のご案内
本文、第1篇 商品と貨幣
       第3章 貨幣または商品流通
        第三節  貨幣  から
開催日 /  2017年10月28日(土)
  (毎月第2、第4土曜日に開催)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)

参加費 / 200円
主催   / 資本論を読む会」
 

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「資本論を読む会京都」第59回報告
 9月9日、第三章・第二節流通手段の「c 鋳貨。価値章標」の1回目、1段落目から5段落目まで行いました。
 流通手段としての貨幣の機能から、貨幣の鋳貨姿態が生じます。金の重量部分を含んでいることをその極印と形状で示す金片が金鋳貨です。造幣の業務は国家に帰属します。金鋳貨と金地金はもともと外形によって区別されるだけであり、互いに転化することができます。しかし、金鋳貨は、通流しているうちに磨滅し、その名目純分と実質純分とが分離していきます。流通手段としての金は、価格の度量基準としての金から背離し、したがってまた、諸商品の現実的等価物であることをやめます。
 貨幣通流そのものが、鋳貨の実質純分を名目的純分から分離し、その金属定在をその機能的定在から分離するとすれば、鋳貨機能においては、金属貨幣に代わって他の材料からなる標章または象徴が登場する可能性を、貨幣通流は潜在的に含んでいます。銀製や銅製の標章が金鋳貨の代替物として補助鋳貨として登場します。それらは極めて急速に流通し、したがって、金鋳貨よりも極めて急速に磨滅します。だから、それらの鋳貨機能は、それらの重量とは、すなわちおよそ価値とは、事実上まったくかかわりあいのないものになります。こうして、相対的に無価値な物すなわち紙券が、金の代わりに鋳貨として機能することができるようになるのです。
 次回は 流通手段 c 貨幣。価値章標 第6パラグラフ から進めます
 
 
 
 
 

第60回開催のご案内
本文、第1篇 商品と貨幣
       第3章 貨幣または商品流通
        第二節 流通手段」
          c 貨幣 価値章標 第6パラグラフ から

開催日 /  2017年9月9日(土)
  (毎月第2、第4土曜日に開催)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)

参加費 / 200円
主催   / 資本論を読む会」
 



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「資本論を読む会京都」第58回報告
 8月26日、第三章・第二節の「b貨幣の通流」の11段落から項目最後までを行いました。
 それぞれの期間に流通手段として機能する貨幣の総額は、流通する商品世界の価格総額によって規定され、他面では、その対立的な流通過程の流れが速いか遅いかによって規定されています。また、諸商品の価格総額は、各商品の価格とその総量により定まります。そして、価格の運動、流通商品の総量、貨幣の通流速度の三つの要因は様々な方向、割合で変化します。しかし、相互に相殺されうるので、それらの要因が絶えず動揺しているにもかかわらず、商品総額は変わらず、したがって貨幣の総量も不変のままです。
 最後の段落で述べられている「商品価格は流通手段の総量によって、その流通手段の総量はまた一国に存在する貨幣材料の総量によって、規定されるという」説は、一般に“貨幣数量説”と呼ばれ、彼らは、商品の価格は貨幣の量によって決まるというのです。これは最初の唱道者たちの「商品は価格なしに、貨幣は価値なしに、流通過程に入り、次にそこにおいて、ごたまぜの商品群の一可除部分が山をなす金属の一可除部分と交換される」というばかげた仮説に根ざしているとマルクスは批判しています。諸商品の価値総額が与えられていて、それらの変態の平均速度が与えられていれば、通流する貨幣の量はそれ自身の価値によって決まるのであり、彼らの主張は根本から誤っています。
 次回は c 貨幣 価値章標 から始めます
 

第59回開催のご案内
本文、第1篇 商品と貨幣
       第3章 貨幣または商品流通
        第二節 流通手段」
          c 貨幣 価値章標 から

開催日 /  2017年9月9日(土)
  (毎月第2、第4土曜日に開催)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)

参加費 / 200円

主催   / 資本論を読む会」

 

 

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「資本論を読む会京都」第57回報告
 8月12日、第三章・第二節流通手段の「b貨幣の通流」の4回目(10段落)を行いました。
 これまで、考察してきたように、流通する貨幣の量は、たんに実現されるべき商品価格の総額によって規定されるだけでなく、同時に貨幣の通流する速度、つまり貨幣があたえられた期間内にこの実現の仕事をなしとげる速度によっても規定されます。
 貨幣通流の速度ということは、商品の形態変換の速度、すなわち、変態序列の継続的なからみあい、早い物質代謝、商品の流通部面からの急速な消失と、新たな商品による急速な代置が、行われることなのです。したがって、貨幣通流のこの速度には、販売と購買の両過程、これらの流動的な統一が示されています。
 逆に、貨幣通流が緩慢化した場合には、形態変化の、したがってまた物質代謝の停滞があらわれます。この停滞がどこからくるかということは、流通そのものから見てとることはできません。貨幣の流通手段としての役割は、単に商品の形態転化を媒介するだけです。流通は、ただ現象そのものを示すだけなのです。
 通俗的な見解は、貨幣通流の緩慢化という現象にとらわれ、商品流通に現れる諸矛盾は流通手段の増加によって除去しうる、生産過程および流通過程の停滞を、流通手段の不足に帰せようとする通俗的幻想を唱えることになりました。
次回は、引き続き、第11段落から始めます。
 

第58回開催のご案内
本文、第1篇 商品と貨幣
       第3章 貨幣または商品流通
        第二節 流通手段」
          b 貨幣の流通 第11段落目から

開催日 /  2017年8月26日(土)
  (毎月第2、第4土曜日に開催)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)

参加費 / 200円

主催   / 資本論を読む会」



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「資本論を読む会京都」第56回報告
 7月22日、第三章・第二節流通手段の「b貨幣の通流」の3回目(8〜10段落)を行いました。
 商品総量を与えられたものと前提すれば、流通する貨幣の総量は、諸商品の価格変動に応じて増減します。流通貨幣量が増減するのは、諸商品の価格総額がそれらの商品の価格変動の結果として増減するからです。
 そして、ある一定の期間における流通手段として機能する貨幣の量をみるには、流通する諸商品の価格総額のほかに、その期間内の貨幣片の通流回数も考慮する必要があります。ある一定の期間には、同じ貨幣片が何回か流通手段として機能することができるからです。
 したがって、ある一定の期間における流通手段として機能する貨幣の量は、
           諸商品の価格総額
                                           = 流通手段として機能する貨幣の量
      同名の貨幣片の流通回数
となります。この法則は一般的に妥当します。
 流通に出回っている同名のすべての貨幣片の総通流回数が与えられれば、個々の貨幣片の平均通流回数または貨幣通流の平均速度が与えられます。
 流通部面は、その個々の要素の中位の通流回数を掛ければ、ちょうど実現されるべき価格総額に等しくなるような金総量しか、吸収できません。だから、諸貨幣片の流通回数が増加すれば、流通するその総量は減少する。その流通回数が減れば、その総量は増えるのです。
 次回は、引き続き、第10段落から始めます。
 

第57回開催のご案内
本文、第1篇 商品と貨幣
       第3章 貨幣または商品流通
        第二節 流通手段」
          b 貨幣の流通 第10段落目から

開催日 /  2017年8月12日(土)
  (毎月第2、第4土曜日に開催)

  /  午前10時10分〜11時30分 ( 開場10時 )

所  / 京都市下京いきいき市民活動センター うるおい館 」
       階 第会議室 (下京区塩小路通り河原町東入る)

参加費 / 200円

主催   / 資本論を読む会」



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