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第64回アメリカ老年学会の開会式は、アメリカは勿論、全世界から3500名のメンバーが一堂に会して行われました。
その開会式で、基調講演を行った、ナショナル・ジオグラフィックのトップエディターDan Buettnerさんの紹介で、私は壇上に上がることになったのです。
私は、福岡県後期高齢者医療広域連合から戴いた赤のガウンとシルクハット姿で壇上に上がり、Dan Buettnerさんと握手を交わし、お礼に「炎の103歳児」や私のプロフィール、それにギネスブック挑戦の発表記事を差し上げました。
Dan Buettnerさんから、私に壇上に上がるように声が掛かったのは、2つの縁があるのです。
Dan Buettnerさんは、ナショナル・ジオグラフィックのエディターとして、世界中の長寿村を取材し、ベッストセラーにもなった近著「The Bleu Zones」を書き上げました。
Dan Buettnerさんの講演の中では、沖縄の百寿者の元気な姿や心のふれあいが紹介され、「腹八分」や「生き甲斐」などの日本語が登場したのには驚きでした。 Dan Buettnerさんが沖縄の長寿村を訪れた時に、沖縄国際大学の Craig Willcox博士が、取材のサポートをしていたのです。
Bradeley Willcox博士(ハワイ大学) Craig Willcox(沖縄国際大学) そして、Willcox博士が、①105歳の私がアメリカ老年学会の正会員として参加すること。もう一つは②私が今「105歳で世界一周」ギネスブックに挑戦している事をDan Buettnerさんに話したのです。Dan Buettnerさんは、今や長寿社会に対して最も新しい見識の持ち主です。片や、自転車で世界一周をした記録保持者・ギネスブック男なのです。
Craig Willcox博士の話し方がDan Buettnerさんにとって大変魅力的だったのでしょう。
世界中の長寿村を回って取材してきた腕利きのジャーナリストの視点で、私を「健康長寿の優良モデル」として紹介して下さったと言う訳です。
Dan Buettnerさんは、この日の基調講演で、世界の長寿村には、共通点があることを具体的に示し、この地域をBlue Zones と名付けました。
Blue zonesに住む人々と地域社会は、上の様な9つのの要素を満たしていると言います。 そしてブルーゾーンのような社会を目指せば、住民の生活が心豊かになり、しかも医療費や社会保障費を大幅に減らすことが出来ると提言しています。
この日の基調講演は、これからの高齢化にどのような取り組みをすべきかを重要な課題として取り組んできた老年学会にとって貴重で、しかも新しい提言として大きな反響が寄せられています。
日本を離れる前に参加した京丹後市もDan Buettnerさんが例示したBlue Zonesに当たるといえそうです。
開会式では、Donald Ingram会長とこの1年間に老年学研究で特に功績があった3名の研究者が壇上に上がりましたが、その他で壇上に上がったのは、基調講演を行ったDan Buettnerさんと私だけでした。
私は、3500名の面前で壇上に立つたのは勿論初めてのこと、気分は最高に高揚しました
今回私の参加を喜んでくださったDonald Ingram会長に対しても改めて感謝します。
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世界講演旅行2011
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アメリカ老年学会への参加は昨年のニューオルリンザ大会に引き続き2回目です。
アメリカ老年学会は、1945年の創立で、アメリカに限らず全世界から毎年3500名以上の参加者が集まります。
大群衆の中ですが、今年は、去年に増して、私への関心と評判が高いことを身をもって感じます。
夕方6時からオープンした研究所・論文のポスター展示会場に入る、「去年もお逢いしました。また逢えて嬉しいです」「来年は、サンディエゴ大会で私のセッションにご招待したい」などの声がかかり、記念撮影の要望が絶えませんでした。
また、大会開催に先立って正午から行われた記者会見でも私の長寿の秘訣への質問が絶えませんでした。
記者会見は、アメリカの老年学研究の第一人者である、ボストン大学100歳研究所のPerls(パールズ)所長が勤めました。
Perls博士とは、7年前から交流が続いていますが、今回は、その記者会見の中ほどで私の事が紹介されたのです。 この席で、私の医学的なコメントは、沖縄国際大学のWillcox教授に補足して頂きました。
Perls博士と私の初対面は、2005年にボストンを訪れた時でした。
Perlsさんとの出会いがきっかけで、翌年には、ハーバード大学での講演が実現しました。
そして今回は、全米で著名な新聞社やテレビ局の記者に対して、Perls所長が「私は世界一元気な高齢者です」と紹介されたのですから記者の目と耳が一斉に私の方に向いた事は言うまでもありません。
また、CNNのAzaden Ansari記者と
会見室を抜け出してきて質問が続き、最後には、個人的な興味だと思いますが、二人とも私との記念撮影を求められた次第です。
夕方8時からは、去年御世話になったGeorgia大学のレセプションに出かけてPoon博士に御礼を述べたのです。
この時、Poon博士は、先ず「昇地先生は、今年105歳になられたのですよね!心からおめでとうございます」と声を掛けていただき、再会を大変喜んでいただきました。
こうして、世界的な老年学者に温かく迎え入れられて世界一権威のある老年学会に参加できることは、とても幸せな人生であると感謝しています。 |
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ボストンは、アメリカの東海岸・マサチューセッツ州にあります。ヨーロッパに人々が、新天地を目指して最初に住みついた地域です。ホテルは、天然の良港・ボストン港の傍にありました。
高層ビルは林立していますが、ホテルの前の街路樹が黄色く色づき芝生の緑に映えています。
午後には、ICAPのK・YoshikawaさんにTV取材を受けました。
K・吉川さんには、去年ニューオルリンズで開かれた第63回老年学会でも取材を受けました。その時のテレビ出演の様子が、今も以下のURLでご覧いただけます。
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ブタペストからフランクフルトを経由して大西洋を横断しました。今回も昼間の飛行でしたからグリーンランド上空では、眼下に巨大!な氷河を眺める事が出来ました。
氷河の幅は広いところでは100キロ以上あります。表面は流れに直角のひだ模様がはっきりと判ります。
氷流の重みで氷が押しつぶされて盛り上がるのです。氷河の先端は、河口で崩落して数百メートルの氷壁になっている様子も見ることが出来ました。
シカゴは、五大湖の傍にある町です。まるで海の傍の都市を思わせる光景です。
シカゴ空港で2時間、一休み。
ボストンに着いたのは夜の8時、ハンガリー・ブタペストのホテルを出ていから26時間後のことです。
1年前のニューオルリンズテレビに出演した様子が、以下のURLでご覧いただけます。
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世界遺産に登録された中世の絵画さながらの風景を目の当たりにしながらの4日間でした。
お昼から1時間ほど、ホテル周辺を散策。
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