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黒部湖や扇沢などでテンニンソウが見ごろを迎えています。
「天人草」と書く、山地の落葉樹林内など、湿気の多い林縁に自生するシソ科の多年草です。
群生することが多くて、見ごたえがあります(^^♪ 学名Leucosceptrum japonixum。
Leucosceptrumはテンニンソウ属のことで、ギリシャ語の白を意味するleucoと、笏を意味するsceptrumの合成語です。 Japonixumは日本のという意味です。 和名の由来は、穂状の蕾を天人に見立てたのだとか、花自体を天上に舞い上がっていく天人に例えたともいわれます。
下のほうから咲きあがるにつれ、鱗状の苞が1枚1枚落ちていく様子が天上界の霊妙な花に例えられたようです。 花言葉「美麗」
今日も関電アメニックスくろよん観光事業部のガイドとして黒部湖へ行って来ました。
今回はJTBプライベートツアーで大阪からお越しの80代の女性お1人様のご案内。 展望台や新展望広場への階段の多い所は避けましたが、なかなかの歩きをしておられ、トンネルシアター鑑賞後、カレ谷出口から少し歩いて風景や山野草をご覧になったり、ダム堰堤を渡って観光船ガルベの船着き場近くまで歩き、御前沢の氷河から融けて流れる沢水をご覧になったり、風景を堪能されたりしてお帰りになりました。 「また機会があれば来たい!」とおっしゃって下さったのが嬉しかった(^^) |
秋の花・実たち
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鷹狩山は夏の花の秋の花が一緒に咲いています(^^♪
今日はマツムシソウ。 「松虫草」と書く、日本固有種で、秋の、山地や高原の日当たりの良い草地に群生しするスイカズラ科の2年草です。
学名Scabiosa japonica。
Scabiosaは、マツムシソウ属のことで、ラテン語の疥癬(かゆい病気)を意味するscabieaが語源だそうです。松虫草は、皮膚病に効く薬草として使われていたことからだとか。 japonicaは、そのまんま日本。 こちらでは、お盆の頃に咲くこともあり、お仏壇のお盆の花としても使うようです。
和名の由来は、花の終わったあとの坊主頭のような姿が、巡礼の伏鉦(ふせがね:俗称「松虫鉦=名前は虫の音に由来)」)に似ているからとか、大阪住吉の「松虫塚」に由来するとか、松虫の鳴く頃に咲くからなど、諸説あるようですが、いずれにしても「マツムシ(スズムシ)」に由来するようですね。
花言葉「喪失」「再起」「悲しみの花嫁」「風情」「嫌気」「失恋の痛手」「感じやすい」「失恋」「私は全てを失った」「不幸な愛情」「不幸な結合」「あなたは私を見捨てる」
紫色は、日本では高貴な色とされていますが、ヨーロッパでは悲しみを象徴する色だとされているそうです。そのため、こんな花言葉が付いたのでしょうね。なんだか、可哀相。
可愛い花だからと、恋人にプレゼントすのは厳禁ですね(^^; 夏の陣後半の夜は、夕食後、連日映画会です♡
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夏の花が2週間くらいいつもより遅いと思っていたら、鷹狩山で早くも秋の花が咲き始めました(^^;
御存じ「桔梗」と書く、山地や草原に生えるキキョウ科の多年草です。
古くから栽培され、園芸品種も多いですね。 万葉集で山上臣憶良が詠んでいる「秋の七草」の一つである朝貌(アサガオ)はキキョウのことであると言われています。 学名Platycodon grandiflorum。
Platycodonはキキョウ属のことで、広いという意味のplatysと、鐘を意味するcodonの合成語で、花の形状から。 grandiflorumは大きい花という意味。 和名の由来は、漢名「桔梗」を音読みしたことから。
別名「キチコウ」
古名「アリノヒフキ」「オカトトキ」 アリノヒフキ(阿利乃比布岐)は、「蟻の火吹き」という意味で、蟻が桔梗の花びらをかむと、蟻の口から蟻酸(ぎさん)という成分が出て、桔梗の花の色素アントシアンを変色させるために、紫の花の色が赤く変わリ、蟻が火を吹いたように見えることからだとか。 オカトトキは・・・う〜む・・・ キキョウの3〜5年目のものの根を、花が終わり、地上部が枯れる頃から春頃までに掘り、細根を取り除いて水洗いをして、日光でよく乾燥させたものを桔梗根といいます。
この桔梗根は、せきやたんが出るとき、のどの痛みの激しいとき、しわがれた声になったときに薬効があるようです。 また、その煎液でうがいをすると、扁桃炎によるのどの痛みを和らげることができるそうです。 いずれにしても、ちゃんと漢方の専門家にお願いした方が良いですね。 山上臣憶良が万葉集・巻8 1538で、
萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花また藤袴 朝貌の花 と詠んでいますし、詠み人知らずで 朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど 夕影にこそ 咲きまさりけれ(万葉集・巻10 2104) という歌もあります。 花言葉「やさしい愛情」「誠実」「変わらぬ愛」「従順」「気品」「清楚」「正義」
しかし、暑いですね〜、今日の我が家の最高外気温28℃。湿度70%弱。今もあまり下がっていません(>_<)
ヒグラシの声に気分的に涼しさを感じます(^^) |
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載っけそびれていた10月1日のススキと北アルプスです。 ご存じススキは「薄」あるいは「芒」と書く、イネ科の多年草です。 学名Miscanthus sinensis。 Miscanthusは、ススキ属のことで、ギリシャ語の小花の柄という意味のmischosと、花を意味するanthosが語源だそうです。 sinensisは、中国のという意味です。 秋の月見のおそなえとして欠かせないもので、中秋の満月には収穫物と一緒に供えられますが、これは、収穫物を悪霊から守り、翌年の豊作を祈願する意味があるのだそうです。 屋根材のほかにも、炭俵用、家畜の飼料用などとしてもよく利用されています。 ススキの「スス」は、葉がまっすぐにすくすく立つことを表わし、「キ」は芽が萌え出でるとの意味の「萌(キ)」だと言われていますが、諸説あります。 箱根の仙石原や、奈良の若草山で行われる「山焼き」は、ススキを野焼きすることで、春先に行いますが、この野焼きをしないと、ススキの草原には次第に樹木が侵入し、ススキの原として維持することができなくなるので、一年に一度全部焼き払ってススキ草原を残すようにしているのだそうです。 別名「尾花」花穂が獣の尾に似ていることから。 あるいは「茅(かや)」民家の茅葺き屋根は、このススキなどの茎や葉を用いて葺いた屋根ですね。 また「美草」とも呼ぶようです。 花言葉は「心が通じる」「努力」「生命力」「活力」 万葉集巻7に額田王が、 秋の野の 美草刈りふき 宿れりし 宇治の京の 仮いおし思ほゆ と詠んでいますし、詠み人知らずでこんな歌もあります。 人皆は 萩を秋といふ よし我は 尾花が末を 秋とは言はむ 万葉集巻8に日置長枝娘子の詠んだこんな歌も。 秋づけば 尾花が上に 置く露の 消ぬべくも我は 思ほゆるかも また与謝蕪村は、 狐火の 燃つくばかり 枯尾花 山は暮れて 野は黄昏の 芒かな 飯田蛇笏が をりとりて はらりとおもき すすきかな と詠んでいますが、何と言っても、 幽霊の 正体見たり 枯尾花 がダントツに有名で、これは「鶉衣」に記された横井也有の句のひとつ「化物の正体見たり枯尾花」が変化したものとされ、定説になっていますが、松尾芭蕉の句とする説もあるのですね。 今日の午後は大町市観光ボランティアの会の月例かに行って来ます。 |




