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DTM事始め(その1)

人間、忘れてしまっていることを、何かのきっかけで思い出すことがあるものだ。
昔からコンピューター音楽には興味があり、今使っているパソコンを買うときにも、始めるつもりだった。しかし、あわただしい生活の中でそんなことも忘れてしまっていた。

昔、ヤマハの「QY-20」という小さなシーケンサーを買い、いわゆる「打ち込み」に挑戦をしたことがある。しかし操作がややこしく、めんどくさくて、あまり使わないままで今も物置で眠っている。
そんな前歴があるから、余計に思い出さなかったのかもしれない。

以前、Perfumeに関する記事でも書いたが、1970年過ぎに「クラフトワーク」で「テクノ」の洗礼を受けた。そして「YMO」。
その後も、その時代、時代で「テクノ」は、ひょこひょこと音楽シーンにその顔を出してきた。
最近も、日本の音楽シーンにも何グループか登場しているが、一般にはあまり知られていない。

一方、本家「クラフトワーク」はメンバーチェンジを繰り返しながら今も活動を続けていて、最近も来日している。
このドイツのジジイどもは、ニコリともせず、不動の姿勢でキーボードやソニーのコンピューターを操作し、映し出される映像とシンクロさせて、往年の名曲を演奏している。なんともカッコイイ、のである。
少し前からフランスの「ダフト・パンク」なんかも日本で人気があり、来日している。

日本ではPerfumeや鈴木亜美らの音楽プロデュースをはじめとして、自己のユニット「capsule」を主催する中田ヤスタカが今、一番の売れっ子だ。
彼の音楽は単に「テクノ」とは言えないようだが、「ハウス」や「エレクトロ」、「フィルター・ディスコ」等、正直私もよくわからないので、その話は、まあやめておく。

彼らの音楽はシンセサイザーやコンピュータなしにはありえない。
テクノ以外の音楽でもスタジオではコンピュータ制御で録音やミックスダウンなどが行われている。

そんな最近の音楽界の状況と、音楽志向がありながらも、仕事以外で外出も思いのままにならない生活状況から、いつかするつもりだったコンピュータ音楽を思い出すに至った。
自宅録音、宅録。「そうだった! これなら家にいてできる」と。

いわゆる「DTM(Desk Top Music)」である。


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