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被写体:ミヤマクロユリ 「深山黒百合」
学 名:Fritillaria Camtschatcensis. ユリ科バイモ属
撮影地:長野県駒ヶ根市 「木曽駒ヶ岳千畳敷カール」
北海道、本州の亜高山帯〜高山帯の草地に生える高さ10cm〜20cmの多年草。花は暗紫褐色で、黄色い細かい斑点があり茎の先に1〜2個が斜め下向きにつきます。
この世に黒い花は無いという。現在世界の園芸家が、先を競い、黒い花が咲く新種を研究中であると以前新聞で読んだ記憶がある。確かに、黒い花など見たことも無いが、「黒い花びら」という歌なら知っている。
♪黒い花びら静かに散った あの人は帰らぬ遠い夢
俺は知ってる 恋の悲しさ 恋の苦しさ・・・・・・
水原 弘が歌って1959年第1回「日本レコード大賞」を受賞した。何と知りませんでしたが、作詞:永 六輔 作曲:中村八大でした。永 六輔に聞いたみたい、この「黒い花びら」は何の花をイメージしたのか?
そして「黒百合の歌」という歌があるそうです。私は全く知りませんが、1954年に織井茂子が歌い、作詞:菊田一夫 作曲:古関裕而で、菊田一夫の名作「君の名は」の第2部の主題歌が「黒百合の歌」だそうです。
♪黒百合は恋の花 愛する人に捧げれば
二人はいつかは結びつく あああ・・・・
この花ニシパにあげようか あたしはニシパが大好き
(中略)
黒百合は毒の花 アイヌの神のタブーだよ
やがてあたしも死ぬんだよ ああああ・・・・
「君の名は」はナツメロ番組等で度々聞くうちに覚えてしまったが・・・
忘却とは忘れ去ることなり
忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ
♪君の名はと たずねし人あり
その人の 名も知らず
今日砂山に ただひとりきて
浜昼顔に きいてみる
「君の名は」と「黒百合」がつながっているとは知りませんでした。
当然、菊田一夫もアイヌの伝説を取材したと思います。
アイヌ民族には、「好きな人にそっと黒百合の花を置き、相手が、それに気づき花を手に取れば二人は必ず結ばれる」という伝説があるそうです。
1584年富山城主の佐々成政と、寵愛の待女早百合の伝説が残っている。
佐々成政は秀吉と対決する為には家康の力を借りるほかなかった。1584年11月に厳冬の立山に挑み、佐良峠に向った。ひそかに浜松城に赴くには厳冬の佐良峠を越えるしかなかった。佐々成政が峠越えからもっどてきたところ、成政が寵愛していた早百合が密通したという讒言があり、怒り心頭に発した成政は、男と共に早百合を斬り、その家族をも、ことごとく斬り捨てた。早百合は一言の弁解もなく、「もし、立山に黒い百合の花が咲いたら、佐々家は滅亡するであろう。」と言って息絶えた。その後、成政は凋落の一途をたどり、早百合を殺した4年後に自害した。
成政が秀吉の機嫌をそこねたのは、北政所と淀との女の確執にあったという説もある。
成政は越中の地侍に、立山に咲く黒百合を早走りの飛脚で取り寄せた。青竹の筒に万年雪をつめて運ばせた。それを、秀吉の正妻、北政所に献じた。北政所は北国の珍しい花に喜んだ。一輪の花を銀の花入れに活けて茶会を開き、淀を招いた。ところが、このことはすでに淀に洩れていた。使者を加賀の白山に走らせ、黒百合を取り寄せた。廊の竹筒に無造作に生け捨てにして、秀吉夫妻を迎えた。北政所は顔色を変えた。「なんと、このようにありふれた花を、成政は珍花というて届けてきたのか。私に恥をかかせるつもりだったのだろう。」北政所の怒りが、成政を失脚に追い込んだという。これも、早百合の怨念であると、『絵本太閤記』書き結んでいる。
花言葉など、なんとも恥ずかしく書き記すつもりもなっかたのですが、この黒百合は
「恋」「呪い」とあり、相反するとも捕らえられる花言葉が付けられていて、興味深かった。
これも、「アイヌ伝説」「成政伝説」から来ているのでは。 神秘的な花である。
「山の四季」の著者、岡田日郎は黒百合の句を詠んでいる。
黒百合の嶺にらんらんと夜明星
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これが「黒百合」。記事中の「織井茂子」・「君の名は」で一躍有名になった<花>。初めて拝見しました。
2005/7/17(日) 午後 9:25 [ - ]
黒百合の花にまつわる物語に・・・シンミリ致しました。
2005/7/18(月) 午前 2:04
YASO-BANAさん、a09150nコメント有難う御座いました。このクロユリに初めて出会えたときは感動ものでした。
2005/7/18(月) 午前 10:07
この貴重な、そして素晴らしい黒百合の記事をTBして頂いて本当に有難うございました。黒百合は主人のお土産であった所からもっとも大切な花でした。記事の書き方についても参考になること多く、お手本にさせて頂きます。有難うございました。
2007/6/16(土) 午後 10:06
貴重な黒百合記事、傑作ポチさせて下さい。
2007/6/16(土) 午後 10:08
takaさん、今晩は。
わざわざコメント、傑作ボッチまで、有難う御座います。
今もポストカードにして机の上に置いて、退色のテストをしていますが、やはり、退色しているようです。
2007/6/16(土) 午後 10:24
こんばんは、すごく力の入った記事ですね。
田舎のおやじさんのコメントの歌の意味がよくわかりました。
それに、佐々成政の詳しい伝説も…
実際見ていないのでわからないですが、土地土地によって、花が微妙に違うようにおもいました。
おそらく山に咲いている状態と、管理されている状態で栄養の出方が花びらに出ているんだと思いました。
2005年ですかブログ当初ですね。
傑作スローシャッターですか、素敵です。
私も、これからこういう撮り方もしたいと思っているのですが難しいですね。
紹介ありがとうございました
2013/3/11(月) 午後 11:35
いらくささん、今晩は。
過去まで遡り、コメント、TB有難う御座います。
初めてクロユリを撮影した思い出の一枚です。
風景撮影を考えていたので、フィルムはISO50のフィルムですのでシャッタースピードを稼げませんでした。
乗鞍で出会ったクロユリはいらくささんの2枚目の色でした。
2013/3/13(水) 午後 9:05