|
10月21日の道新夕刊トップ記事に大きく載っていた。
苦境の卸売市場!
生産者と消費者を結ぶパイプ役の「卸売市場」が揺らいでいる。
記事に載っていたのは北海道での事情であり食料品ではあったが、掻い摘んで説明すると、人口
減も要因の一つではあるが、消費者が調理済み食品の利用率が高くなり、生鮮食品の消費自体が
低迷している。さらにスーパー等の量販店が、流通コスト低減の為に産地との直接契約を結び、
市場を介さなくなってきているのが大きな要因だという。
我々が仕入れている生花市場は他の流通システムよりも大幅に遅れをとっていると言われている
が、最近ではインターネットを使っての仕入れ等が導入されてかなりの勢いで、変わろうとして
いるようだ。
例えば、東京太田市場で、朝セリに掛けられている切花が、ここ北海道旭川でも空輸されて、
午後の2時過ぎには店頭で水揚げの処理が出来る程、速くなってきている。
長い時間を掛けて市場で仕入れをしなくても、手元に商品が届く訳だ。
でもここに大きな問題がある。
地方卸売市場だけでなく中央卸売市場までもが、産地と量販店との個別契約が進み、集荷量が
減ってくるとしたら、どうなっていくのだろう。
前回 ”輸入の切花”で少し書いたが、地元で作られている鮮度も品質も良い花が、市場のシス
テムが崩壊した時にどうなっていくのだろう。
我々が扱っている商品は、量販店で売られているパックになった切花だけでは、消費者の満足
に応えられないところにある。
花文化が大きく伸びた要因の一つには、経済が豊かになった事は勿論として、生産者の努力も
あり、切花の寿命が大幅に伸びた事に間違いない。
確実に変わりつつある時代をどう読むかは、とっても大事な事ではあるが、その事と”花文化”
が上手く共存出来るのか、もう少し真剣に考えてみたい。
|