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(その1)に引き続き
おじいさんに見送られ出発。
しかしながら、全然ペースはあがらず。
倉渕方面との分かれ道のバス停で、腰をおろし水を飲みつつバスの時刻表を見る。
終バスは、まだある。
もしも、どうしようもなければバスに乗ろう。
再び立ち上がりこぎ出す。しかし、どうもおかしい。目も回り、ゲロを吐いてしまった。
運動しすぎて、こんなことになるとは・・・。
ちょっと安全な場所で休もう。
なんとか「びくや」という田舎料理屋までたどり着く。
とても、料理を食べられる状態ではない。
店先で横になり休んでいた。
店の人は、「店の脇に湧き水が出ていて、冷たくておいしいから飲みな。」
とか、「縁台の上に横になりな。」などなど。
やさしいお言葉。
しばらく横になっていると、だいぶ具合が良くなってきた。でも、もう17:00。
再び、上り始めた。
なんとか頑張って榛名神社まで
空に黒い雲が立ち込め、これは間違いなく雨が降るだろう、よし、もうここに泊まろう。
と決意し、旅館へ
「すみませーん。泊まりたいんですけど」
「いやー、今は泊まりやってないんだよ。」
「この辺で、泊まれるところは???」
「そうだね。神社のあたりはないから、榛名湖だね。」
「え・・・。そうですか。」
「自転車なら、15分だから。頑張って」
(ガーン、もう十分頑張らしていただきました。限界なんです。)(18:00)
もう暗いんですけど・・・。しかも。雨もチラチラ。
くそー、仕方ないからこぎ始める。
しかし、もうあがれない。歩きながら押してももう限界。
「助けてくださーい。誰かー。」と「世界の中心で愛をさけぶ」のワンフレーズ。
でも、車のヘッドライトは前からも後ろからも来るけど誰も助けてくれないし、スピードも緩めることもない。
『自己責任』です。
いくつものツヅラ尾根をショートカットしながら、最短距離を押し進む。
(車よ、来るな!!)と思いながら。今思えば危険です。
『これで、最後、これで最後』と思っても、まだ先に道はある。
『くそーもうダメだ。』と思ったら、やっと標識が見えた。
『着いた。』
標識の下にまで来ると我慢の限界は超えた。
喜びの前に、胃の中のものが噴出した。
すべてを吐ききって、ふらふらで町営駐車場の自動販売機へ。
自動販売機の脇に倒れこんだ。
つづく
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