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昨日の東京新聞社説。
改革派官僚・古賀氏を追放しようとする経済産業省。
政治主導のはずの民主党政権は、ただ見ているだけなのか。
【官僚肩たたき 改革派を追放するのか】(東京新聞社説)
2011年7月16日
経済産業省の改革派官僚として知られた古賀茂明氏が「肩たたき」された。事実上のクビ宣告である。脱官僚・政治主導を唱えた民主党政権は、いまや霞が関の改革派つぶしにまで手を貸すのか。
古賀氏はかねて霞が関、永田町で筋金入りの改革派として知られていた。産業再生機構の執行役員当時はダイエー再建に辣腕(らつわん)をふるい、政府の国家公務員制度改革推進本部事務局では審議官として抜本的改革案をとりまとめた。
ところが、徹底した改革姿勢が官僚の既得権益を守りたい霞が関の怒りを買う。推進本部から本省に戻った後、一年半にわたって「官房付」という閑職に飛ばされた。このポストでは実質的な仕事がなかった。
最近では東京電力福島第一原発の事故を受けて、東電株式の100%減資や銀行の債権カットを柱とする独自の賠償案をまとめて公表した。同案を収録した著書「日本中枢の崩壊」は二十万部を超えるベストセラーになっている。
海江田万里経産相は就任当初「能力を発揮できる場所で仕事をしていただく」と語っていたが結局、閑職にとどめたまま放置し、六月末に事務次官を通じて古賀氏に早期退職勧奨をした。三週間後の昨日が退職期限だった。
国家公務員は法律で身分を保障されており、退職勧奨に強制力はない。古賀氏は辞職しない意向を通告しているので当分、身分は中ぶらりんの状態が続く。
古賀氏の肩たたき問題が示しているのは、民主党政権が霞が関をどう改革し、そのために有能な官僚をどう活用しようとしているのか、さっぱり見えない点だ。
脱官僚と政治主導こそが政権の出発点だった。仙谷由人氏は一時、古賀氏を補佐官に起用しようとしたが、発令直前に断念してしまう。菅直人政権は今国会に公務員制度改革や公務員給与削減の法案を提出しながら、審議入りもせず先送りの方針だ。
そもそも民主党は退職勧奨こそ天下りの元凶と言っていた。そうではなく、本当は官僚の能力・実績をどう評価し、適正に処遇するか。それによって官民の人材交流をどう活発にするか、が真の問題だったはずだ。
そうした根本の議論を避けただけでなく、自分たちが厳しく批判してきた「肩たたき」という不透明な手段で古賀氏を退職に追い込もうとしている。まったく本末転倒と言わざるを得ない。
海江田経産相に再考を求める。
【コメント】
このままいくと、次期総選挙で民主党は野党。
野党になったとき、民主党の候補は何を訴えるのでしょうか。
国民の生活が第一。
これは放棄しつつあります。
政治主導。
これも出鱈目な運営しかできず。
公務員制度改革。
そのために、古賀というキレ者を使うべきところ。
しかるに、彼を放逐しようとする官僚機構に文句が言えない有様。
このままだと、民主党はうそつき政党だという烙印を押されます。
多分、連合の支援が得られなくなることを恐れて口を塞いでいるのでしょう。
連合云々の前に、多くの一般国民に見放されることになります。
改革派官僚排除は民主党の生命線を断ち切ることになります。
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官僚は全くの税金泥棒とはこの事だ。もしこの様な機関が無ければ民は自衛し、この様な事を起こしていないと思う。生かじり民が責任を官に求めてしまうと、結局誰も責任を取らないという構図が出来る。現代は責任の所在を求めるより、各自が至極まっとうな判断力で行動することである。今の行政などない方がましだ。彼等は仕事をしないで、朝から晩まで天下り先の事しか頭にないのが真相だろう。
公務員改革と云えば優れた学生が来なくなると一言、二言と脅しを掛ける。しかし考えて見ると、彼等の優れた学生とは、将来今の役人の様に狡賢い人になる事を言っているのだろうか。こんな人になるような学生は例え優秀(自称)でも役人になって欲しくない。彼等からの目からは劣等生でよいのだ。日本を良くしたいと云う志さえあれば其れでよいのだ。其れが国民の目線での優れた役人なのだ。
2011/7/17(日) 午前 8:52 [ tas ]
どんな優秀な学生を採用しても、「省益追求の先に安定した老後」という設計図を見せられると思考が硬直し、「省益>国益」の世界にどっぷりつかってしまうことになります。
このシステムでは、各省庁が人材の墓場になるだけのことであり、優秀な学生入らないことが国益に合致します。
官僚利権を撤廃すれば、純粋な公務員志向の学生が入り易くなるだけでなく、「国益追求プラス切磋琢磨」の気風が育ち、優秀な公務員が生まれるシステムができあがります。
2011/7/17(日) 午後 4:20 [ 弘法大師の孫 ]