アメリカから帰ってきた日記

あまいテロ検査で帰ってきました。

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 あと1週間もなるといろんな人とお別れを言わなくちゃいけない。
 日曜日、私は中華料理屋を経営しているおばさんとお別れをした。

 彼女はこどもが4人か5人いて、中国の福建省からの移民だ。
 一番大きな子は20歳ぐらい。
 家族で、小さな街で中華料理屋を経営している。

 苦労のあとは彼女の顔でわかる。
 彼女はすごい努力家だ。
 
 きっと彼女が少女時代、中国は文化大革命で満足に教育を受けれなかっただろう。
 しかし、彼女は今必死で英語を勉強している。
 苦手な英語の授業を受けてヘルスケアワーカー(介護士)の資格を取ったそうだ。
 レストランを経営しながら勉強。
 もちろん家族の協力もあっただろうけど、すごいたいへんだっただろう。
 
 そして、彼女のうえの二人の子供は地元では評判らしい(クラスの子がすごく行きたがっていた)大学に進学した。
 格差社会のアメリカ、大卒の親は大卒の子、なんてのが普通だ。
 移民として、彼女と彼女の夫は苦労しただろう。
 なれない土地でなれない言葉でレストランを経営なんてすごいパワーが必要だ。

 さらに彼女のすごいところは、アメリカ社会になじむべく、出っ歯の前歯を矯正している。
 歯科がありえないほど高いアメリカ、社会になじむべく彼女は多額の出費をしている。

 知らない人から見れば、取るに足らないことかもしれない。
 移民がレストランを経営なんてよくある話だ。
 だけど、その一人の人を見てみると、とてもすごい。

 常に上を目指している彼女、たしかにそれは中国系移民のしたたかで強いところなんだけど、
 彼女ははっきり言って普通の中国のおばさん。
 でも彼女と話していて、すごい精神力を感じる。

 必死で生きている人、がんばっている人のパワーは、本当に輝いている。

 あと一週間で自分の本拠地に帰れる。
 もう人種差別でへこむこともない。

 だけど彼女のことはおぼえておこうと思う。見習おうと思う。尊敬しようと思う。 


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