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−植物がわかるとアウトドアが2倍楽しくなる!?−

書庫常緑広葉樹林の草

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今年は日本海側の地域は雪が多く、春の訪れは遅そうですね。私の住む岐阜県南部はあまり雪が降らず、その点では楽ですが・・・、今年は寒いです。この時期は植物観察に出かけようという気分にはなりませんが、こんな時期でもわかりやすい植物をいくつか紹介します。まずはヒメノキシノブです。

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愛知県設楽町にて(2月6日)。以下も同じ。沢沿いの梅の木に着生していた。

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根茎が横に伸びて葉を密につけるので群生する。

シダの仲間は常緑のものが多いので、この時期でも見分けられるものが多々あります。ただ分類が難しいところが、とっつきづらいんですよね〜。そんな難解なシダの仲間でも、ヒメノキシノブは簡単に見分けられると思います。特徴は下から覗いた時の容姿のかわいらしさですね。

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群馬県長野原町にて(6月23日)。とてもキュート。逆にこちらが覗かれているみたい。

私はムーミンのキャラクターのニョロニョロを思い浮かべてしまいます。群生するところもニョロニョロそっくり。ムーミンの作者も山に生えているこんなシダをモチーフにしたのかないや、それはないか。シダの仲間は南方に行くほど種が豊富になり、北に行くほど種は少なくなるので、北欧フィンランドでは寒すぎ・・・。そうなると、ニョロニョロらしい生き物は別にいるのかもしれないですね

ヒメノキシノブはウラボシ科ノキシノブ属の常緑の多年草(たねんそう:地下部が2年以上生存し、毎年花や実をつける)で、沢沿いの梅の木などにくっついているのをたまに目にします。北海道南部から九州の奄美までに分布しますが、日本海側や東北以北は生育量が少ないかもしれません。

ヒメノキシノブの特徴は次の3点です。
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①生育環境:樹上や岩上に群生します。当然地上からは見えませんが、スギの高い樹上にも着いていることがあるようで、落ちた枝にくっついていることがあります。
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②葉:葉の大きさは4-7cm程度で、この仲間では小型です。葉の先が円形でニョロニョロの頭のようになります。
③胞子嚢:胞子嚢は円形で数個と少なめ。胞子嚢が2個のものだと、まさにニョロニョロ!


ノキシノブ属は13種ほど国内にあるので、類似種も多く分類が難しいです。でも一般的に見ることができる種は全て葉の先がとがるので、その点でヒメノキシノブは簡単に見分けられます。ヒメノキシノブに形が似ていて葉全体が毛むくじゃらなビロードシダというのがありますが、毛むくじゃらという点で見間違えることはないと思います。

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ノキシノブ。葉の先が伸びてとがり気味。愛知県設楽町にて(2月6日)。

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