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鹿島へ行く荷物の中に、「18番」のシャツを入れた。
昨日の段階で最終節にジェジンが出場しないことはわかっていた。ずっとずっと、わかってはいたけれど、敢えて口に出さないようにしてきた、
「旅立ちの日」
がとうとうやってきてしまった。
開門してから、ジェジンの断幕にメッセージをみんなで書いた。でも、書いたら本当に終わってしまうんじゃないか???思い浮かんだ言葉を書かせてもらった。
「ジェジンは永遠に清水人です」
今日は、矢島と岡崎の2トップ。この2人のどちらかの隣にいつもいたジェジンの姿はない。でも、今日出場した選手、ベンチ入りした選手、みんなの心の中に「背番号18」はいた。
「勝利のためにピッチに出て行った11人」
しかし、この試合の「特別さ」をより強く感じていたのは残念ながら鹿島の選手たちだった。
「俺たちは当然勝つ。そして、優勝する」
前半にマルキーニョスが倒れた・・・と思ったが判定はPK・・・小笠原が当然のように決めてみせる。フェルナンジーニョや岡崎が倒されても笛は鳴らない。判定に苛立ちながらも、清水はいつものサッカーを貫いてチャンスを作ろうとしていく。
矢島が、岡崎が、フェルが、久々のスタメンの枝村が、淳吾が・・・
後半にペースを掴むべき場面、セットプレーから本山の完璧なゴールを許すと、昨年までは我々が熱狂したマルキーニョスの突破で3点目・・・ここで「勝負あった」
途中交代の戸田のクロス、原の突破は天皇杯に向けての力強いオプションになるが、完全に鹿島のペースに飲み込まれた状態は、先週、鮮やかに決まった淳吾のFKも、矢島のゴール前での粘りも全て跳ね返されてしまった。
0−3。「完敗」
そのままスタジアムのビジョンは横浜の映像へと切り替わった。横浜FCが1−0で浦和と闘っている。このゲームが終わった瞬間、目の前で
「鹿島アントラーズの逆転優勝の歓喜」
が目の前で繰り広げられた。呆然とその様子を見守る中、挨拶に選手、スタッフがやって来た。
2007年のリーグ戦、4位という成績以上に目の前で起こっている出来事が悔しくてたまらなかった。目をそらすな、これが現実だ。
そして、この気持ちは忘れない。忘れないから前へ進める。
今日、2007年のJリーグは終わった。でもこれが清水にとっては新しい始まりの日だ。
前を向こう。天皇杯、そして次のシーズンに向けて新たな一歩を踏み出そう。鹿島へ行ってよかったと今は思っている。
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