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更迭された田母神元航空幕僚長の論文「日本は侵略国家であったか」を全文読んでみました。 内容を簡単にいうと 先の太平洋戦争(大東亜戦争)に関する論文で、 「侵略戦争というのは濡れ衣」 「日本はアジアを列強の植民地から解放し、またインフラ整備などに尽力した」 「日米戦争では日本は罠にはめられた」 など、一般の歴史認識とは大きく違う内容です。 政府見解と大きな乖離がある、という理由でさっそく政府自民党内からも非難の声があがりました。 もちろん政権交代を目論む民主党をはじめ野党各党もここぞとばかし喰いついて来ました。 新聞やTVなどのマスコミもこぞって非難を始めました。 日本が引き起こした戦争に対して反省をしていない、と。 そうなると当然一般の国民も 「こりゃとんでもない事を発表するヤツがいたもんだ!」 「それも自衛隊のトップだった人だって!」 「こんなことだからアジア各国に信頼してもらえないんだ」 などと、思う人も多いと思います。 失礼ながら、これを読んでいるあなたも、きっとそうだと思います。 でもそれは自然な成り行きです。 だって、世論がそうなんですもん。 マスコミによる世論誘導がその方向にしか向かっていませんから。 太平洋戦争の歴史認識に関してこのような意見を政府の要人が発言して物議をかもしたり 罷免されるという事態は数え切れないくらい起こっています。 しかし、みなさん、不思議に思いません? そもそもこういう発言は、なにも根拠の無い戯れ言(ざれごと)なのでしょうか。 右翼かぶれのたわごとなのでしょうか。 マスコミが言うから、政治家が言うからこの歴史認識は間違っている、と あなたは判断しているはずです。 私はそのことに大きな疑問を持っています。 昨今アメリカやロシアで戦時中の機密文書が少しずつ公開されていることをご存知でしょうか。 そのなかでもショッキングなのは「ヴェノナ文書」と呼ばれる、アメリカ政府に潜入していた 旧ソ連共産党のスパイと、その本部であるコミンテルンとの暗号交信を解読したものです。 なんと、開戦当時のルーズベルト政権には300人もの共産党のエージェントが 紛れ込んでいたそうです。 日本に戦争を決意させたといわれる最後通牒、「ハル・ノート」を書いたハリー・ホワイトという 人物はまさにこのスパイで、財務次官にまでなった人でした。 スターリン率いる旧ソ連共産党の考えは革命という混乱状態をつくり、 そこから共産主義という新しい体制をつくることでした。 そのために各国で革命という形で戦争を起こしています。 戦後の朝鮮戦争、ベトナム戦争などもそうですが、 この日米開戦も実は共産主義が陰で手を引いていたものなのです。 一方、イギリスの首相チャーチルはヨーロッパ戦でドイツに傾きかけた戦況を 好転させるためにアメリカの参戦が必要でした。 しかしヨーロッパ戦線には不参加の公約を掲げて当選した米大統領ルーズベルトは 自分から参戦するわけにはいきません。 そこで考えられたのは日本に先に手を出させて、戦争に参加する道でした。 日本は石油や鉄をはじめいろんな物資を海外からの輸入に頼っていたのは今も昔も変わりませんが その多くのものをアメリカは断ち切りました。 アメリカをはじめとする、イギリス、中国、オランダのABCD包囲網によって 日本はまさに命脈を断たれたのでした。 これにより日本は真珠湾攻撃へと突き進んでいきます。 もちろんアメリカは簡単に勝てる相手ではありません。 最後の最後まで日本は粘り強く、妥協に妥協を重ね、交渉を続けましたが、 アメリカ側は交渉に応じるつもりはありませんでした。 そして「石油は血の一滴」といわれていた石油が遂に全面禁輸とされてしまいます。 石油が無くなれば軍艦も飛行機もただの鉄の塊り。 石油の備蓄が底をつく日から逆算すると、11月中に交渉が成り立たないと もう戦争に突入するしかない、その時期を失うとせっかくの軍事力という カードが意味をなさなくなってしまいます。 そして最後の望みをかけて交渉に臨んだ日本の前にアメリカが用意したのは 前述したように、米国政府中枢部に潜入していたソ連のスパイが作成した 「ハル・ノート」と呼ばれる、日本にとっては受け入れられるわけのない条件を 織り込んだ、まさに最後通牒とも言えるものでした。 こうなると日本に残っているのは戦争という道しかありませんでした。 座して滅ぶより、死を覚悟して戦いを選ぶ。 それはある意味、サムライの決意だったかもしれません。 アメリカの参戦を望んだイギリスと、それに答えたかったアメリカと、 混乱の中にこそ共産主義の発芽があると信じていたソ連の思いが 奇妙な形で結実した恐ろしい木の実だった、といえるかもしれません。 その木の実を拾うしか生き延びる手がなかったのが日本だったと言えるのかもしれません。 こうやって日本は、まさに自存自衛のために戦争という最後の手段に 踏み込んでしまったわけです。 ルーズベルトは「私は宣戦はしない。私は戦争をつくるのだ」といったそうですが まさにその通りになったのでした。 しかしこの「自存自衛の戦争」という認識自体も今の日本ではタブーなのです。 戦後の東京裁判で戦争犯罪国家の烙印を押されたと同時にこの認識も奪われたのでした。 このタブーに踏み込んで更迭された政治家も多いはずです。 しかし、実はこの東京裁判を仕切って日本の自存自衛の戦争を認めなかった マッカーサー元帥が皮肉にも後日それを認めることになったことを日本人の多くは 知りません。 1951年、合衆国上院軍事外交合同委員会で 「日本は物資の禁輸により追い詰められた。 彼らが戦争に飛び込んでいったのは大部分が安全保障の必要に迫られてのことだった」 と自ら証言しているのです。 そして日本と中国の戦争も実は共産党の暗躍があったという事実が最近わかってきています。 当時結成されたばかりの中国共産党は蒋介石の国民党と日本軍を戦わせ、疲弊した国民党を 戦後中国から追い出すことに成功し、政権を樹立しました。 共産党のために日本は戦わされた、といってもいいかもしれません。 これは戦後日本の社会党訪問団が毛沢東に面会した時 「戦時中中国には多大な迷惑を掛けました」と頭を下げたところ 毛沢東は「いやいや、日本軍はよく戦ってくれた!」と褒めたという事実が物語っています。 このように見ると、歴史の真実というのはいったいなんなのか、との思いが満ちてきます。 日本ばかりが悪かったのか、それとも事実は違うのか・・・。 歴史は史料によって語られなければなりません。 新しい史料によって書き換えが必要なのですが、 なぜかこの昭和史だけは書き換えが出来ないのです。 まるで呪縛に絡みとられているかのように・・・。 今度国会で田母神元航空幕僚長がこの件で証人喚問されます。 その時きっと民主党をはじめ野党の政治家は頭ごなしに彼の論文を否定するでしょう。 与党も彼を擁護する事は無いかもしれません。 そもそも政治家に歴史を語る資格があるのかも疑問ですが(笑) 特に旧ソ連の共産主義に源流をもつ日本共産党には絶対にありません(笑) これからもこのような一級史料である機密文書が続々と公開されてくるでしょう。 機密文書には50年経過すると公表されるというルールがあるといわれています。 そのなかでも超重要文書は70年を経ないと公表されないというルールもあるそうです。 ということは、これから5年〜10年の間に歴史を塗り替えなければならないほどの 重要な文書が公開されることも考えられます。 情報公開が進み、メガトン級の情報爆弾が我々の頭上で炸裂する日が来るかもしれません。 現在の政府見解の根拠になっている村山談話にしても、もともと社会党の党首であり ひょんなことから転がり込んできた首相の座に座ってしまった村山首相が、 ここぞとばかしに披露した自虐史観でしかありません。 彼は東京裁判で刷り込まれた歴史認識をそのまま信じ込んでいただけなのです。 東京裁判の立役者、マッカーサーが自ら否定していた事実も知らずに・・・。 もっともそれまで違憲として否定してきた自衛隊も首相になったとたん 一夜にして合憲と認めた、そんないいかげんな首相だったんです、この人は(笑) ちなみに政権を離れたらまた違憲と言い出す始末でしたよね(嗚呼) 仮に、新しい史料により従来の政府見解は修正されました、という事態になっても 決して恥ではありません。 歴史に主義・主張を挟み込むと、それは単なるプロパガンダになります。 そう、あの中国共産党と同じになってしまいます。 今回の田母神論文も何も検証されずに黙殺されるのであれば 言論封殺でしかありません。 そんなことが現代の日本で行われていいわけはありません。 あれだけ声高に言論の自由、報道の自由を訴えるマスコミや政治家が 平気でやっていること、 それが言論封殺だった、なんて笑える話ではありません。 な・・長かった・・・。 だれも最後まで読んでくれないだろうな、と思いつつ・・・。 shimty論文(笑)に最後までお付き合いしてくださった方がおられましたら、 心から感謝を申し上げます。 でもこれだけは言いたかったんだよー!
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alohakumikoさん、コメントMAHALOです!最後まで読んでくれてありがとう!ポチ、サンキューです!
2008/11/11(火) 午前 0:09
はじめまして。
> 私は主張したい、まず新しい史料を検証しろ!と
おっしゃる通りだと思います。
歴史の認識について、日本が戦争を始めたのではなく中国やアメリカに引きずり込まれたとか、コミルテンがどうのとか、そういう真偽のよく分からない主張を論文に書くならば、それを証明する証拠は何か、物証とか、間違いのない史実とか、裏付けの取れる証言とか、捏造の疑いのない古文書などの、誰も否定できない客観的な証拠を、執筆者が積極的に示すことが大切ですよね。
そういう史料批判の視点から田母神さんの論文を読んでみると、満州や台湾のインフラ整備の件を除き、論文全体が「誰それの本にこう書いてあった」とか「誰それがこう言った」という書き方になっていて、それらが客観的に正しいのかどうかの証拠が示されていないように見えます。
ですので、論文のどこが正しいのかを確かめたいと思っても、立証部分が欠けているので確かめようがない。そういう意味で、とらえどころのないフワフワした感じがする論文だと思います。
2008/11/11(火) 午前 6:31 [ まあくん ]
お早う御座います。
田母神氏の御主張が、証拠確認の裏付けがあっても、国民との乖離感や忌避感を持つ論文であったのではないのでしょうか、だから言論封殺する傾向があるように思えるのです。
2008/11/12(水) 午前 6:01
始めましてランダムで参りました!
仰る通りです。仰る通りです。
そこまで考えを整理して書けることが羨ましいと思います。
この件を通して正しく歴史を見直し、功罪共にあからさまに背負い生きたいものです。
なにせ私たち一人一人が希望の轍なのです。。
出来るだけ陰り無い軌跡を描きたいものです。
2008/11/12(水) 午前 9:06
仰るとおりだと思います。日本人は学校で教えられたことが正しいと思わされています。(仕方がないことですが)
ご意見のように、いま本当の史実を公表し、それに基づく正しい歴史を伝えていくべきだと思います。そして日本人の誇りを取り戻す好機のように思います。(田母神論文を読みました。)
2008/11/12(水) 午後 2:00 [ hqy*ma9*6 ]
BANIANNさん、コメントMAHALOです!むふふ!歴史クイズ、楽しかったです(^^♪鎖国って言っても別に日本を囲む城壁を築くわけでもないからですね。思想誘導型のマスコミと戦うのも常識といわれる事を疑う事が重要だということですね。
2008/11/13(木) 午前 1:37
Y5100Bさん、コメントMAHALOです!戦後60年以上が経過しさまざまな機密文書が公開されて新しい事実が判明して来ているわけですからそれらを利用し再検証してみてほしいもんです。本当のことを知りたい、ただそれだけです。
2008/11/13(木) 午前 4:00
ミルキーウェイさん、はじめまして!やっぱり今回の歴史認識問題で日本人に広く知ってもらいたいのがマッカーサー自身の「日本は安全保障のために戦争に飛び込んだ」という発言の重さです。これは自虐史観を一掃するくらいの力を持っています。
2008/11/13(木) 午前 4:08
まあくんさん、はじめまして!確かに私もこの論文を読んで、これで300万円ももらえるのかぃ!?と思うほど既に世間に流れている情報をまとめただけの、論文といえるのかどうだか・・・と首をちょいと捻ったもんです。ま、それはおいといて(笑)この論文を立証する検証作業ももちろん必要です。そしてそれと同時に村山談話の真偽もきっちり見極める必要があります。
2008/11/13(木) 午前 4:15
genkiさん、コメントMAHALOです!国民感情はたやすくマスコミに左右されるものです。あえていえば左向きにされてしまう。ここでは正しいものをきっちり見極めたい、間違ったものは修正しなければならない、ただそれだけです。
2008/11/13(木) 午前 4:27
こりどうさん、はじめまして!ありがとうございます。いろんな史料が発掘されて来ているんですから現時点で判明した史実に基づき従来の認識を修正していく、これって歴史家には当たり前の仕事ですよね。しかし大東亜戦争のことだけはタブーになっている。おかしな事です。
2008/11/13(木) 午前 4:33
hqyama926さん、はじめまして!そうなんですよ。あたらしい史料が出てきました、それを検証すると従来の認識が一部変更になりました、って至極当たり前のことなんですけどね〜。
2008/11/13(木) 午前 4:37
今晩は・・・主旨賛同します。
私は映画「男たちの大和」のPC感想差で再び、難解な近現代史に疑念を感じヒマヒマに見つめ直してきました。
平成の現状は・・・
一般の方で知っている人は専門研究者と誤解するぐらい知っています。
知らない人は現職国会議員の立場でありながらも、
かつて我等の祖国が何処の国と戦争したかも知らないそうです。それも2名!
だから、許される訳でなく、単に戦争反対と唱えるだけでなく、歴史と軍事=武力と政治に正面から各々立場で考える事が大事と思います。
参考文献
「日本人としてこれだけは知っておきたいこと」
中西輝政 著 PHP新書
「アメリカの鏡:日本」
ヘレンミアーズ著 1948年
「アメリカの鏡:日本」は今年の2月読んだ。
マッカーサー禁断の書・長年の疑念が幾つも晴れた♪
より多くの同胞に読んで欲しい!
2008/11/15(土) 午後 10:52 [ 某現代日本人 ]
素晴らしいお話を感動と共に読ませていただきました。私は鹿児島で知覧の特攻基地跡の空に散っていった若き兵士達の遺書になった手紙を涙を拭いても吹いてもぼたぼたと落としながら数度読んだことがあります。自分の父も志願して海軍に所属し二回も撃沈されて命からがら生き残り今年の4月に84歳でなくなりましたが最後の頃には国を守るために死ぬのは怖くなかった。だからその時に死んだと思えばここまで生きる事が出来たのだから満足だと死のその朝までトイレに立ち立派に旅立っていきました。その父達のためにも自虐史観を平気で語り国家の威信も感じられないこのところの状況に悲しく思っている者です。貴方のブログをこのままここだけのものにしてはもったいないです。何回でもこの趣旨を広げてください。今日はおとめ座の運勢がフジテレビでは最低でしたが貴方様のブログに触れる事が出来最高でした。お気に入りに登録をさせてください。
2008/11/18(火) 午後 10:30
時代と共に「真実」は表舞台に登場してくると思っています
田母神氏の言論は未だ表舞台に出る時期では無かったようですね
私なんぞは「良く言ってくれた!」(大拍手)と思っていますが。
「真実」は新聞やTVや教科書の云う通りでは無いと国民がシッカリ認識できる日本人にならないと、この国は不幸のままに進みますね。
それにしてもSimさん、あまり更新してないけど体調でも崩したの?
2008/11/30(日) 午後 2:59 [ - ]
ママさん、コメントMAHALOです!歴史の世界では新しい史料が出てくれば検証し、正しければ書き換えるなんて当たり前の世界だと思うんですが、検証さえもせずに葬り去ろうとするのは日本が病んでいる証拠です。
2008/12/1(月) 午前 1:17
某現代日本人さん、コメントMAHALOです!戦争反対!とヒステリックに叫んでも、いきなりミサイルを打ち込まれたりする状況が出来た場合そんな声はなんの保証にも、ましてやなんの効果もありはしません。自分の国は自分で守る、そんな気概も決意も微塵も無いこの国に、明るい将来はあるのでしょうか。
2008/12/1(月) 午前 1:25
aen*u*on99さん、コメントMAHALOです!お気に入り登録もありがとうございました。今の平和な日本はあの時命を懸けてこの国を守ってくださったあなたのお父様のような方々のお陰だと日本人は肝に銘じなければいけません。それこそが日本人の心の再生に繋がる第一歩だと思ってます。
2008/12/1(月) 午前 1:38
kuaainaさん、コメントMAHALOです!おっしゃるとおり今の風潮では田母神論文は決して肯定的に受け入れられる事はありませんでした。でもこれは大きな試金石になりました。マスコミや民主党はまったく信用ならないし、今の自民党も期待は持てないということがはっきりわかったような気がします。真正保守の自民党よ、一刻も早く蘇れ!と強く願うばかりです。
2008/12/1(月) 午前 1:46
外交・国家間の駆け引きは壮絶なものですね。歴史の検証は大事です。石油などの権益を抑えられた時にどうなるか、どうしてそういう事態を避けるかという知恵を得る意味でも必要です。石油が必要だから、鉄が必要だから、石炭が必要だからといって、中国進出、朝鮮半島侵略、台湾、ビルマ、マレーシア、シンガポール侵略という行為は
正当化できない気がするのです。植民地を解放したという田母神論文を考えた時に、解放したら、なぜ独立させる方向に行かなかったのでしょうか?一つの国も独立させていない日本が植民地にしたままで、終戦を迎えて、解放してやったという主張は無理がないでしょうか?
たとえば、中国が尖閣・沖縄は必要な資源を確保する必要があって無茶な論理を組み立て、侵略しよう、領土をかっさらおうとする行為と
どう区別できるのでしょうか?今こそ、日本は、???がつかない正論・認識を確立して、堂々と渡り合える国家になり、外交を行ってほしいと願います。
2013/5/11(土) 午後 0:24 [ yan**enk*yoh*ru ]