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テーマ:東京湾大華火祭とダイオキシン汚染との関係について
《2013(H25)年3月25日 予算特別委員会》
○志村委員
次は、東京湾大華火祭についてです。
去年、晴海埠頭の先の海底でダイオキシンの汚染、海底の泥が汚染されているという報告がありました。これは場所的には東京湾大華火祭をやっている場所です。ですので、私は花火と関係があるのではないかと思いました。
花火は、色をつけるための薬品があります。赤がストロンチウム、緑がバリウム、青が銅の化合物、黄色がナトリウム、紫がカリウム、銀がアルミニウム、この粉末が火薬として使われているわけですね。これを24回も行ってきたということで、1万2,000発の花火とすれば、28万8,000発の花火をあの同じ海上で破裂させているわけです。この環境への影響をどう考えているのかお聞かせください。
○濱田地域振興課長
花火の環境への影響ということでございます。
もちろん、今、委員がおっしゃったさまざまな物質が花火には使われているということで、全く環境のほうに影響がないということは考えてはございません。ただ、全国的に私どものほうももちろん申請してございますけれども、東京都のしかるべき火薬・電気の消費のところに申請しまして、ある一定規模以上の場合にはこういう措置をとりなさいとか、そういう指導のもとでやっているところでございますので、もちろん環境への影響は全くないとは言いませんけれども、ないとは認識してございます。
以上でございます。
○志村委員
都のほうに報告とは、どういう報告なのか。安全性を確認した内容なのか、そのあたりをもう少し詳しくお聞かせいただきたいと思うんです。
色がついてパーンと破裂した火薬は、煙とかで中国の花火でPM2.5とも言われておりますけれども、煙になりますけれども、結構あれは燃えかすがありますね。花火の直下にいればぱらぱら燃えかすが降ってきますけれども、あれが1発どのぐらいの燃えかす、ごみをつくるかわからないんですけれども、例えば1キロとすると、28万8,000発の花火の破裂で28万8,000キログラム、288トンの花火の燃えかすがこの24回の大華火祭で海に落ちてきているという想定になるわけですね。
ですから、先ほどの晴海埠頭の海底汚染、これがダイオキシンしかたしか言われていなかったと思うんですけれども、そのほかの有害物質についてはどうだったのか、これをお聞かせいただきたいんですけれども、そういうような大量のごみを晴海埠頭の先に落としていると。それと、やはり海底の汚染、これは無視できない状況だと思うんですけれども、東京都に対しての安全性の報告なり、あと、晴海埠頭の海底で見つかった汚染との関係などについても少し見解をお聞かせください。
○吉田副区長
東京都の花火のほうの報告は私のほうでは答えません。ダイオキシンの話でございます。実は隅田川河口部の勝どきと築地の間でも、それから晴海運河でも、それぞれダイオキシン自体については検出されております。
具体的には、戦前・戦後からのさまざまな作業活動の結果として隅田川沿岸の河口部に累積したものでございまして、今日に至って徐々にきれいになっているという状況であります。花火の影響というようなことについては、寡聞にして私は聞いておりません。また、ほとんどの方が聞いていないと思いますので、基本的には隅田川沿岸部の今までの生産活動の結果であると認識しておりますので、その点はぜひ御理解をいただきたいと思います。
○濱田地域振興課長
東京都への申請内容でございます。
いわゆる煙火消費の申請というものをしておりまして、安全性に関すること、それから消費に関すること全てを決まった書式の中で御提示しまして申請してございます。具体的には例えば、煙火消費に当たりまして火薬をどこからどう運ぶという経路の問題、それからどこに保管するんだという問題、それからもちろんでございますけれども、その火薬がどういったものでどのぐらいの量なのか、またどう消費するのかということを申請してございます。華火祭で打ち上がった後、朝まで警備員による現場確保を行いまして、日が明けて視界が見通せるようになった段階で、東京都の立ち会いのもとで安全面の検査をさらにしているといった状況でございます。
以上です。
○志村委員
そういうことで、因果関係はダイオキシン以外の物質も海底にはあるし、それもどういう因果関係があるかわからないですけれども、実際そういうごみを、燃えかすを発生させていると。それが地面に落ちる場合は清掃できるんですけれども、海の場合は漂ってどこかへ行くか沈殿するというようなことも、我々は、そういう華火祭をする上でのデメリットも生まれているということもきちんと認識しなければならないと思いますし、また環境汚染についても、どこかで調査しなくてはいけないと思っています。
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市原港の底質ダイオキシン類汚染が東京湾に及ぼす影響
国内港湾の底質から高濃度のダイオキシン類が検出されており, 周辺海域への拡散と水生生物の汚染が懸念されている.東京湾に対する市原港の底質ダイオキシン類汚染が及ぼす影響を把握するために, ダイオキシン類の発生源における組成および市原港内から東京湾全域にわたる底質調査の定量結果を用いた重回帰分析を行った.
解析は, OCDDを除いたPCDD/Fsの全異性体の濃度データを用い, 市原港の高濃度地点の異性体組成比を発生源のひとつとした.解析の結果, 市原港の影響は, 市原港から南方沿岸に広がり, さらに湾中央部に広がっていた.市原港の東京湾に対する負荷フラックスは32-65g-TEQ/yr (1993-2003年頃の表層堆積物からの推定) であり, 東京湾への全負荷フラックスの6.1%程度と推定された.
2018/9/17(月) 午前 7:31 [ 環境汚染・違法行為情報交換会 ]