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テーマ:選手村整備計画について《2014(H26)年12月25日 東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会》
○志村委員
それから、施設の見直しについて先ほど報告がありました。2,008億円も縮減しているという報告があったんですけれども、立候補ファイルの時点では1,538億円だったと。結局、いろいろ再検討して見直した結果が、当初の1.7倍の2,576億円と1,038億円の増額になっているわけですよね。さらにまだここから先、例えばボートの会場も含めて、いろいろな手だてもつけなくてはいけないということで、増額するというようなことも想定されます。区の報告は2,008億円の縮減という認識を示されたんですけれども、当初の立候補ファイルのときから再検討後の試算で1,038億円増額になっているという点についての認識を確認させていただきたいと思います。
○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
この整備費の検討経緯、それから見直しの部分でございます。
立候補ファイルの中では、競技会場施設の建設費というところで1,538億円というのが計上されておりますけれども、この資料の中でも記載がありますとおり、設計委託費だとか、あるいは周辺整備といったものについては立候補ファイルの中では記載する必要がないものであるというようなところから、こういった周辺整備も含めて考えますと、再検討の四千五百何がしという額が出てきたところでございます。都のほうから聞いている中では、現在の2,576億円についても、引き続き縮小に向けて精査をするというふうに聞いてございますので、今後さらにこの額が下がるものというふうに考えているところでございます。
以上です。
○志村委員
認識が違いますけれども、では、この2,576億円の中での本体工事費のみは幾らなのか、お聞かせいただきたいというふうに思います。
それから、都が出している選手村跡地の住宅棟のモデルプランです。
立体図が示されておりますけれども、板状の22棟が高い塀のように晴海のこの地域を囲んでいます。こういう形状について、区としてはどういう評価をしているのかをお聞きしたいです。
それから、これまでの区の経験上、こういうものをつくっていけば整備費というのはどのぐらいの規模になるのか。民間事業者が、ある意味、負担をする段階ですけれども、大会前と大会後でわかればいいですが、そこまで細かいことは結構なので、こういうまちをつくる事業というのはどのぐらい整備費がかかるのかなというふうなこともお聞きしたいと思います。
それから、高い塀で囲まれている状況の中での風害、ちょっと見ただけでも、海の直前のところにあって、こういう囲まれたところで風の流れというのはどうなってしまうんだろうなというふうに素人ながら思うんです。風害というのは、木を植えているから大丈夫ですという答弁もあるかもしれませんけれども、実際このあたりの風のシミュレーションなどが、これは都に聞かなくてはわからないかもしれないんですけれども、区の経験則として、風害というのがないような配置になっているのかどうかも確認させてください。
それから、中央区の内陸部というんですか、北側にはまちがあるわけですけれども、今、ヒートアイランド現象ということで、汐留のビルのああいうのでびょうぶになって、その後ろ側はヒートアイランドということも指摘されておりますけれども、こういう形で塀みたいになってしまうと、区の内陸部のヒートアイランド化というのを深刻化させるというふうに思うんですけれども、そういう点も含めて、このデザインについてお聞かせいただきたいと思います。
それから、絵で見ると、清掃工場が2つのタワー棟の後ろ側にあります。清掃工場の煙突がありますが、タワー棟への影響というんですか、住む人たちの目の前に煙突があるこういう場所で住宅をつくらなくてはいけないという中で、ディベロッパーなり開発事業者、これを請け負う事業者ではなくて、一般的に、こういう清掃工場の煙突の前に同じぐらいの高さか、それを超えるぐらいの高さのタワー棟を建てるということについての感想というか、評価というか、それがあれば、お聞かせをいただきたいと思います。
それから、学校が入る予定地がありますけれども、複合施設にするということで、これから具体化はすると思うんですけれども、規模というんですか、高さの想定ですね。周りの14階とか17階建ての板状の高さと比べて、どの程度になるのか。先日、幾らぐらいかかるかと聞いて、数百億円でしたっけ、そういう答弁もありましたけれども、今の段階で、どのぐらいの規模の学校が入る複合施設を考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。
○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
私からは、1点目についてお答えさせていただきます。
競技会場の本体のみの金額については、現段階では明らかにされておりません。
以上です。
○松村地域整備課長
私のほうからは、モデルプランに係ります質問につきまして順次お答えさせていただきます。
まず1点目、建物の形状に関する区の評価でございます。
今回の東京都のモデルプランにつきましては、建物の表層上のデザインであるとか、そういったところは今後の民間提案によるものということで排除されていることもあり、かなり無味乾燥な絵柄になっているのかなという印象を持ってございます。建物の形状につきまして、やはり板状の建物になりますと空地等々がとりづらいというところもございますので、いろいろな形状の建物を組み合わせて、広場等々をつくっていくことが一般的には望ましいかなという認識も持っているところでございます。
次に、民間事業の整備費はどのぐらいかというところでございますが、こちらについて、現在、工事費が高騰しているところでもございますので、区のほうで現時点でその事業費について把握、承知はしていないところでございます。
3点目、風害についてでございます。
私どもも、この建物配置によって、風もしくは日影等もそうですけれども、そういったものの影響については、どういう影響が出てくるのか知っていきたいというふうに思っておりますが、現時点でまだ東京都からそういったものが示されていないということでございますので、今後、東京都に対して、風であるとか日照、日影についてどういった影響が出るのか、資料を求めてまいりたいというふうに考えてございます。
また、汐留のようなことを踏まえて、ヒートアイランドにならないのかという御指摘でございます。今回、板状の配置ではございますけれども、汐留のように複数の建物が重なって海に対して100メートル以上の長大な壁をつくっているということではなく、適度にすき間も設けているのかなということを図面の中から拝見しているところでございます。とりわけ、学校であるとか商業棟の前の道路については、前面の建物もすき間をつくっていますので、そういったところも風が抜けるのかなと。その他に図の中で通路として予定している部分も建物のすき間がございますので、そういったところから風が抜けていくのかなというふうに認識しておりますので、汐留のような事態というのは余り起こらないのかなというふうに認識をしているところでございます。
それから、清掃工場の煙突に対する超高層タワーマンションの民間事業者の感覚でございます。一般論としまして、近ければ販売に影響があるのかなというふうに認識はしてございますが、一定程度離れているというところもございますので、民間ディベロッパーのほうがどういうふうに反応を示すのかというのは私のほうも聞いておりませんので、ここでは回答は控えさせていただきたいと思っております。
それから、学校の規模でございます。
学校の規模につきましては、今後、個々の住宅の規模等を踏まえながら、どういった世帯の方がお住まいになられて、発生する児童数等々によって規模のほうも変わってくるところでございます。ただ、今回、板状棟につきましては60メートルぐらいの高さというのが示されているところでございますけれども、既存の学校の中でそういった高さの建物もないというところから、それよりは低くなるのかなというような認識を持っているものでございます。
以上でございます。
○志村委員
区がやっているわけではないので、全面的にわからない面もあるんでしょうけれども、来年の1月には環境影響評価書案が提出されるということで、あと1カ月後ですけれども、私の認識ですと、例えば日影とか、いろいろな影響について、来月には出されるわけなんですね。その中で、当事者である中央区が状況がよくわからないというのは理解できないので、環境影響評価書案を提出するスケジュール感と、環境政策課長が把握している今の状況を説明していただきたい。
それから、もし環境影響評価書で、例えば人的な交通量が大丈夫ですと。勝どき駅と、あとBRTは環境影響評価書に入るかわからないですけれども、もし大丈夫だから、開発していいんですとなれば、地下鉄の必要性というのはなくなってしまうんじゃないかなと私は思うんです。地下鉄が来るということを前提にした環境影響評価だったらわかるんですけれども、この評価書案で今だったら1万人住んでもさばけますというような結果が出てしまったら、地下鉄を通す理由もなくなると思うので、その点についてもお聞かせください。
○望月環境政策課長
確かに、本日の資料の中で、環境アセスメントについては来年の1月というふうに記載されています。ただ、私ども、環境アセスメントを担当している部署にはまだ具体的にそういった部分の資料は一切ございません。今後、必要に応じて当然資料等は送られてくるという形になろうかと思っております。
今のスケジュール感といいますと、1月予定ということでございますので、その前段で区のおしらせ等に、いつも載せておるんですけれども、公告縦覧の日時が定まったら日程等は当然載せるような形で手続が進んでいき、図書のほうもそれに伴って送られてくる、そんな形になろうかと思っています。これは、特にその部分が変わるということではないと思っております。
それと、この中で地下鉄の必要性、交通の関係でどうなっているかということでございますけれども、直接地下鉄の必要性云々という形のものが今回の環境影響評価書に載ってくるとは思っておりません。今回は住宅として、この戸数が環境アセスメントの対象となる形でのものでございますので、そういった部分での交通量なりのものが資料として出されるというふうに考えてございます。
以上でございます。
○志村委員
ですから、そこでこれだけの人口をさばけます、大丈夫ですとなってしまうと、地下鉄もそうですけれども、その後のいろいろな取り組みなども変わらざるを得ないのかなというふうに思います。資料が出れば、さらにさまざまな問題点も明らかになるでしょうし、把握できると思いますので、またその時点で行政の皆さんと一緒にいろいろ分析とか、協力しながら進めていきたいと思っています。
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