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「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一髪」(2008年 監督 川崎 実)がWOWOWで放映されました。
面白かった。笑いの連続。
これほど笑わされた映画はありません。
怪獣映画ですけど、社会風刺とギャグがちりばめられ、笑いの本質をとらえている点ではA級映画ではないかと感じました。
洞爺湖サミットに集まった「首脳国」の代表の権力者への風刺もきびしい。
日本からは伊部総理と大泉元総理(ニュースペーパーのはまり役)が「出演」していますが、その風貌と言動には笑いっぱなしです。
怪獣ギララ退治のために奮闘する日本の軍隊は、アメリカ大統領が指揮する地球防衛軍「日本支部」。まさに、現在の米軍指揮下の自衛隊の姿とダブります。
するどい!
国を荒らしまくる怪獣ギララを倒すために、サミット参加の各国首脳がそれぞれ知恵を出し合いますが、ギララには効かず、逆にギララを強大にしてしまいます。そのうちに「北の将軍」まで出てくるとは。
そこで登場したのが民衆の「運動」・エネルギーで出現した「たけ魔神」(ビートたけし)で、ギララが退治されました。
私には、現代の怪獣ギララ(雇用破壊。環境破壊。貧困の拡大。社会不安…)を退治して危機的な社会を救えるのは、私利私欲で動く先進国の権力者たちではなく、人民たちの団結した力だということにつながるメッセージがあると感じられました。
この映画により、権力者を笑い飛ばすところに、痛快な笑いが生まれることを体験できます。
観る前は、期待していなかったので収穫は大でした。
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