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「明石小学校は、建て替えて、教育環境を改善して欲しい」 「重要文化財に相当する校舎を残して欲しい」 世論が二分され、日本建築学会が保存を求め、新聞・テレビ等も注目する中、区は明石小学校の校舎解体を、今日(8月31日)、強行しました。 さかのぼれば… 区内小学校の「統廃合」が大問題になっていた88年、明石小学校の「早期改築」を求める約1万4千筆の請願署名が区議会に提出され、全会派一致で採択されました。 小学校改築準備協議会(学校、PTA、地域関係者などで構成)の検討・協議を経て、明石小学校の具体的な建替計画が発表されてから、卒業生や専門家を中心に校舎の保存を求める声が広がりました。 私(志村)は、昨年11月26日の企画総務委員会で、区内で一番古い復興小学校である、明石小学校校舎の保存を求める声が出ていることを取り上げ、「情報公開」「説明責任」の徹底と「丁寧な進め方」を求め、区は「十分な説明をしていきたい」と答弁していました。 あわせて、予算8百万円もかけた劣化診断等の調査報告書に「基礎データ」が示されていない不備を追及しましたが、区の担当者は「今のところ提示できない状況」と不明朗な答弁に終始したので、私は「それでは区民の理解を得られないではないか」と、きびしく批判しました。 今年になって、「中央区明石小学校の保存を望む会」は、4千を超える署名を区長と教育委員会に提出し、区長の決断を求めました。 残念なのは、区議会への請願がされなかったため、区議会での審議ができなかったことです。 それでも日本共産党区議団は、議会での審議めざし努力しました。 党区議団は、6月の本会議の一般質問でとりあげるとともに、7月に日本建築学会が「重要文化財建造物にふさわしい価値を備えている」と発表したことをうけて、7月27日に中嶋ひろあき議長と青木幸子区民文教委員会委員長に議会での審議を求めました。 しかし、議長、委員長の決断も、他会派の同意も得られませんでした。 解体工事が迫る8月26日にも、議長に申し入れましたが、議会での審議は実現しませんでした。 党区議団は区長に対して、8月3日に「拙速な解体工事は中止し、重要文化財の価値を有する校舎の今後のあり方について、広く区民や日本建築学会など専門家の意見を聞く機会を設けること」などを求める申し入れを行いました。 さらに、30日にも「解体工事を一時中断し、区民・区議会や日本建築学会など専門家との協議を求める」緊急の申し入れを行いましたが、今日(31日)、校舎正面玄関アーチ状円柱2本の切り取り(保存活用するため)や、梁の解体作業を強行しました。 区民の中で、意見が分かれているときこそ、行政は、強引に計画をおし進めるのではなく、十分な協議を重ねることが必要だと思います。 「明石小問題」で露呈した中央区の硬直的で強引な対応は、区内で進められている再開発事業・まちづくりにも共通するものがあると感じます。 「区民こそ主人公」をつらぬく区政が、いよいよ求められています。 【昨年の企画総務委員会での私の発言】 「東京新聞の記事に、PTA役員の方や早稲田大学の講師、都市計画の方、それから東工大の建築士の教授、さらには城東小学校の前身、旧京橋昭和尋常小学校を卒業した88歳の方とか、こういう方たちの声が紹介されています」 「母校への思い、残ってほしいという思いがあると思います。歴史的な文化という意味での思い、これも当然あると思います」 「ですから、今年(09年)3月に出された、小学校改築計画策定調査の報告書でも『歴史と伝統の継承ということで特段の配慮が重要である』と書かれているのではないでしょうか。いろいろな声が出てきて当然だと私は思います」 「こういう時に大事なのは、ちゃんとした『情報公開』と、ちゃんとした『説明責任』、あわせて今回の場合は、保存を望む問題をどう受け入れて、どう解決していくのか、これが今回、私は大事なところだと思います」 「ぜひ丁寧な進め方をしていただきたい」 (09年11月26日の企画総務委員会の会議録から抜粋して編集)
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2010年08月31日
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