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テーマ:晴海地区将来ビジョン検討委員会の「中間まとめ」について《2014(H26)年6月13日 東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会》
○志村委員
そういうことで、中間取りまとめについての質問をさせていただきますけれども、この中間まとめが作成されるまでは、4月20日に第5回の検討委員会のほうで議論がされました。それを経て、5月18日に第6回の検討委員会で示されていますけれども、20日の第5回の検討委員会の議論を受けて、中間まとめ(案)に追加、変更になった部分があれば、どこだか教えてください。
○松村地域整備課長
4月20日、第5回目の委員会の後、第6回目に向けて、どのあたりを修正したかという御質問にお答えさせていただきます。
4月20日以降に、オリンピック・パラリンピック調整担当課で行っておりました区民等意識調査について、そちらの結果をこちらに反映していきたいというふうに考えてございます。このあたりについては、別紙の冊子でございますけれども、そちらの3ページでございます。青枠で晴海エリアとはという役割を示した枠を書いてございます。左側にまちの特徴というところで4点ほど書かせていただいておりますけれども、そちらについては区民等意識調査の結果で、区民の方々からいただいた晴海の特徴について示して、これをベースにしながら、再度議論をさせていただいたというようなところでございます。
それから、もう一点、委員の方々から御指摘ございましたのが15ページのところでございますけれども、将来ビジョンの実現に向けていろいろな夢が書かれているんですけれども、ただただこれが実現するものではなくて、やはりこの委員会での御議論もあるように、事業採算性であるとか、行政の予算とか、そういったものの課題もあるのではないか、そういった懸念事項を整理してほしいという意見がございましたので、15ページを新たに取りまとめたところでございます。
細かなところの修正はございますけれども、大きくはそのあたりでございます。
○志村委員
ありがとうございます。
今の財政的なところなんですけれども、先ほどから、冬にかけて、ことし中には整理して、国や都・区など、どのような負担割合などになるかというのは、これから整理するということなんですけれども、将来ビジョンの中間まとめで出されているさまざまな計画を具体化するとしたら、総事業費はどのぐらいを見込むか。区が、都がではなくて、こういう仕事をやる、このまちをつくるためにはどのぐらいの規模の事業費になるとイメージしているのか、お聞かせいただきたいというふうに思います。
それから、晴海地区の人口について現在7,700人で、今度は4万3,000人のまちづくりを進めるわけですね。これから新しく3万5,600人の住民のための整備になると。7,700人でも豊晴計画の経過はあるんですけれども、この4万3,000人の人たちが住むまちをつくるということになれば、新しくこれから来る3万5,600人の方たちは、ディベロッパーが建設する建物に来る方たちである。ここに書かれているまちというのは、資産価値が相当上がるわけです。となれば、インフラ整備とか、相当な税金が投入されますけれども、こういうビジョンの具体化によって資産価値が上がって利益を享受するような民間企業等への受益者負担の考え方についてもお聞かせください。
○松村地域整備課長
2点御質問があったかと思います。
1点目、ビジョンの提案内容の総事業費のイメージということでございますけれども、こちらについて、今、民間の構成員の方々からの提案内容をそのまま入れているということもございますので、総事業費について、まだ試算をしているところではございません。
それから、4万3,000人に向けて、今後新しく開発が進み、その中でインフラ整備等を投入して資産価値が上がる。そういった中で、民間事業者の受益者負担をどう考えるのかといった御指摘かと思っております。
こちらにつきまして、現状でも、地域にとりましては、今後の人口増に対して教育施設の充足の不安、それから生活利便施設の不足の不安、また子育て支援施設であるとか高齢者の福祉施設に対する不安というのもございます。先ほど吉田副区長のほうからも申し上げましたけれども、必要な公共公益施設につきまして、本区が行うもの、または民間事業者に計画して実行してもらう、こういったものを整理する中で、事業者に対して条例に基づく地域貢献施設等の要望をしてまいりたいというふうに考えております。
まちの継続のためにいろいろな施設が必要かと思っておりますけれども、これらのインフラを整備することによって資産がどのぐらい上がるのかというところまでは、まだ試算をしていない状況です。
以上です。
○志村委員
民間も含めて総事業費が幾らかというのは、これまでの経験則で大体こういうのをやればというのが出ると思うので、そういうのも見ないと、結局、先ほどの招致の問題じゃないんですけれども、計画はあるけれども、実際それを具体化しようとしたら大変な区民負担になる、行政負担になるというふうなことは避けなくてはいけないと思うんですよ。これが1兆円規模になるのか、数千億円規模なのか、それもやはりある程度把握しないと、これから具体化していく上で、ビジョンだから夢のあるものだけを盛り込んでもどうなるかということも考えなくてはいけないと思うんです。行政ですから、やはりバランスが必要で、晴海だけに財政を投入することもできないと思います。ですから、そういう意味では、例えば中間まとめのビジョンに出されている内容というのは、日本橋地域や京橋地域にお住まいの区民にとって、どのようなメリットがあると考えているのか。それからまた、いろいろな形での税金投入をされると思うんですけれども、全区民的なコンセンサスをとるためにはどのようにしたらいいと考えているのか、お聞かせください。
○田村都市整備部長
今回のビジョン取りまとめでございます。今回取りまとめておりますのは、晴海地区という場所が、今回オリンピックということで大きく動き出すという状況が生まれてきた。それを契機としてということになりますけれども、もともとここは開発でまちをつくっていくという位置づけがされたエリアでございます。そちらについて、豊晴計画というものがあって、それに基づいて、民間がその土地利用をしながら、あるいは東京都が持っている土地を活用しながら地域づくりがなされていくという状況でございまして、そういったことは、先ほど言いましたオリンピックというものを契機に大きく動くことが明らかになったことから、晴海にお住まいの方々を初めとして、この晴海がどういうまちであるべきなのかということを議論して、その将来像というものの考え方をまとめたものが、このビジョンだというふうに私は考えてございますし、検討委員会の方々にもそのように認識していただいているものだというふうに思ってございます。
そういった中での内容でございますから、オリンピックによってのレガシーについて、どういったメリットが中央区においてあるのかという部分と、それから晴海という場所がまちとしてどうあるべきなのかという議論の部分については、当然内容等も異なってくるかというふうに思っていまして、オリンピックにかかわる部分については、当然中央区として全域に、晴海に限らずというお話かと思いますが、晴海のまちのことに関しては、やはり晴海の方々を中心として考え方を整理し、そこで生活をずっと継続していただく中で、よりよいまちというものにつなげていっていただくということだというふうに思っておりますので、今回、そういう中での中間取りまとめについては、今、さまざまな御質問の中にあった、まちを形成するのにかかる費用はどれぐらいだというようなことも含めて、今後いろいろ整理する部分はあろうかというふうに思っておりますけれども、現時点においては、将来のまちに向けて、晴海に今現在いらっしゃる方々がどういう思いを持っているのかをまとめ上げたものだということで受けとめていただければというふうに思ってございます。
以上でございます。
○志村委員
このビジョンの第4章でしたっけ、さまざまな関係者の構成員の方々の意見が出されている。これも相当ボリュームがあると思うし、中身的にも大事な提案がしてあると思います。私はそれを否定しているわけではなくて、オリンピックのレガシーは全区的に理解されているだろうけれども、晴海のまちづくりは分けて考えると。しかし、今回やっているのは、オリンピックを契機にして晴海のまちづくりをやるというところがあるわけなので、ここはしっかりとした、日本橋や京橋の区民の人たちが晴海のまちづくりを、今までの豊晴計画と違う、オリンピック選手村ができる上で一挙に地下鉄も通そうよ、あれもこれもこうしようよという計画が出されているわけなので、今、メリットは言われなかったけれども、やはり京橋地域や日本橋地域の方々にもメリットがあると思うんですけれどもね。今、言えないということは、やはりないのかなと思ってしまうんですけれども、しっかり区としても考えなくてはいけないというふうに思います。そうしないと、全区民的なコンセンサスがとれないというふうに思います。
まちづくりについても、今、いろいろな計画があるということですけれども、4万3,000人のまちをつくることが望ましいかどうかというのも再検討しなければならないというふうに思います。
13ページには、中低層建築物中心の計画をとの提案もあります。ここで、あわせて晴海一〜三丁目は高層マンションを認めるという意見も添えられています。同じ方が言ったのかどうかはわからないですけれども、やはりオリンピックを契機にした晴海のまちづくりというものが過大な計画にならないようにしていただきたいというふうに思います。
それから、第2章でいろいろ具体的な中身もありまして、関心事ということで聞いていきたいんですけれども、12ページで公園、広場に関する提案というのがあります。そこに、原っぱを創出するというようなことで、子供たちが自然を身近に感じられるということも書いてあります。私も中央区の子供たちには、原っぱをはだしで、緑、草の中で遊べるような場所が必要だと思うんですけれども、12ページの原っぱと、4ページのみどり・オープンスペース、ここには具体的には原っぱとか書いてなくて、緑地とか民間開発により一般に開かれた広場の整備とかいうふうに書かれているんですけれども、原っぱという御意見は、どこら辺に含まれているのかというのを教えていただきたいというふうに思います。
それから、国際旅客ターミナル機能が移転するということで、5ページには親水性のある公園・緑地エリアというのがぐるっと示されておりますけれども、これまで晴海埠頭で停泊してきた海上自衛隊の自衛艦や外国の軍艦などの艦船の接岸は、これからはできなくなるというふうに考えていいのか、お聞かせください。
○松村地域整備課長
まず、1つ目の質問でございます。原っぱ等の住民の方々の御意見が取りまとめを経て、どのように反映しているかということでございます。
住民の方々から、公園・広場に対する御意見として、原っぱであるとか、それから自然保護活動を通して自然の仕組み等々を創造する、そういった御意見もいただいているところでございます。まだまだ具体的に個別の公園なり広場をつくっていくのかというところについて考えるのではなくて、総合的にどういった広場をつくっていくのかというまとめ方をしていきたいと考えてございまして、まず別紙のほうの資料の4ページでは、右側の憩うというところで、みどり・オープンスペースの中に水辺、公園とか緑地というキーワードの中、それからビオトープ等の整備というような言葉、それから民地になりますけれども、民間開発による開かれた広場の整備、そういった中で、一般の住民の方の意見をどう取り込んでいくのか、実際の開発の中で議論させていただければありがたいなというふうに思っております。
私からは以上でございます。
○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
2点目の客船ターミナル等の活用、それから緑地の部分についてでございます。
客船ターミナルの部分、また図でいう左側というんでしょうか、船が接岸する部分につきましては、現在、東京都のほうからは、このまま現状の形で今後も使うというふうに聞いているところでございます。ただ、先般、改定のありましたレインボーブリッジをくぐれない客船につきましては、青海のほうに接岸するような施設をつくるというところでございまして、今あります客船ターミナル、それから先ほど言った部分については、引き続き船が接岸するといったところでございます。
そうした場合、8ページに緑の周回できるような絵で記載をしてございますけれども、晴海埠頭全体を、例えばジョギングだとか、そういったもので回れるようなことが希望なんだというようなことを多くの委員の方から御意見をいただいたところでございます。こうしたことから、図のほうはイメージとして記載をしてございますけれども、部分的にはそういったことが難しいこともあろうかと思ってございます。それから、もう一つは臨港消防署の移転の場所も図の中に入ってくるかと思いますので、今後、その辺が具体的になってくる中で、なるべくこういったことができるように取り組んでまいりたいと考えてございます。
以上です。
○志村委員
原っぱ、ぜひ区のほうも指導的につくっていただくように力を尽くしていただきたいというふうに思います。
それから、ここで私が言いたかったのは、今まであそこに自衛隊の艦隊とか外国の艦船がとまるときに、その船員さんたちが勝鬨橋を歩きながら銀座のほうに遊びに行くとかいう状況もあるわけなんです。ですから、今回これを機にして、防災の点とか、あと水上バスももちろんいろいろな形で利用すると思うんですけれども、軍艦などが来ない、平和のスポーツ祭典の後なので、ぜひ平和をアピールできるまちづくりに結びつけていただきたいというふうに思います。
それから、第3章のほうでBRTが書かれておりますけれども、この調査・検討が終わって、いよいよ運行事業者の募集・選定に入るというふうに書いてあります。BRTの調査・検討の内容はどのように報告されるのか。
また、この検討、この絵にはみゆき通り・環状2号線のルートと海岸通り・環状2号線のルート、2つありますけれども、どちらが有力なのか、お聞かせいただきたいと思います。
それから、16ページ、ここにやっとエリアマネジメントが出てくるんです。晴海地区のエコタウン構想では、短期的、1〜3年で試行的にエリアマネジメント組織をやろうよと。エネルギー、緑と水、交通など、テーマ別で検討にかかわる協議を進めて、それらの協議や経験を積み重ねる中で、中長期的に地区全体の環境配慮、生活利便性の向上などの取り組みを前段として管理・運営していく、まさにこのビジョンの中身が、こういう経験を積み重ねると思うんですけれども、16ページの最後のほうに並列的に出されているんですが、この位置づけについてもお聞かせいただきたいと思います。
それから、エコタウン構想の中の4つのプロジェクトの大きな一つのエコサイクルの推進、自転車ですね。この計画が書かれていないと思うんですけれども、12ページにも自動車専用レーンの整備など、提案されています。このビジョンの中のどの部分でエコサイクルの推進が検討されるのか、お聞かせください。
○望月環境政策課長
私のほうから、BRTの関係について御説明いたします。
BRTについては、まだルートがどこに決まったとかという状況には至っておりません。ですから、具体的にまだ何かが決まったという状況で御報告、御説明できる状況ではなく、まだ関係者と協議を続けております。そうした中で、ことし区としては、事業者の募集をしたいと。これは、ルートも含めてですが、細かい点でいけば、例えば折り返し地点をどこにする、そういったものも含めて区と一緒になって検討していただきたい。そういった意味から、事業者さんを募集いたします。そうすることによって、今、平成28年度ということで運行開始を目指しておりますが、そこに円滑につなげていきたいという思いでございます。
また、エリアマネジメントのお話の中で、エコタウン構想での位置づけについてお話がございます。確かに、エコタウン構想をそういうふうに策定して、晴海のエリアとしてこういうふうにやっていきましょうというのをまとめております。ただ、今回、ビジョン検討委員会には、直接私は参加しておりませんけれども、地域の方の声が同じような形で上がってきている。ただ、具体には、まだなかなかそこに至っていないと。今回のビジョンとも連携いたしまして、今後もそういった取り組み、特に今回のビジョンの中には入っておりませんけれども、オリンピックということでいけば、未利用エネルギーの活用のところも含めながら、連携をとって進めていきたいと思っております。
また、エコサイクルの推進は、自転車の関係ですので、これは私どもで所管しておりますけれども、そういった部分でいけば、エコという形の中で自転車の利用促進というものは一つの考え方であると。この方向性は、自転車の利用のあり方でも、エコタウン構想のほうでも示しておるところです。そうしたものと、このビジョンの中で、例えばまた出てきているお話があれば、そういったものの連携を図りながら、具体的な部分については検討してまいりたいということで、そういった方向性を打ち出しておりますので、今後、そういったものの実現に向けてという形での検討になろうかと思っております。
以上でございます。
○志村委員
BRTは、この間の御答弁と大体同じで、ちょっと変化があるかなと思って期待したんですけれども。
それから、エリアマネジメントで言ったのは、こういう機会が、結局、ここで皆さんが構成員の方と議論していることがその土台になるのかなと思うので。位置づけがぽこっと書いてあるので。
あと、エコサイクルの自転車というのが一文字もないので、そこら辺ももうちょっとちゃんと位置づけることが必要かなと。これは区が先導するわけではないのでとあるんだと思うんですけれども、やはりこういう構想があるのでということで質問しました。
以上です。
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