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テーマ:築地のまちづくりに関する合意について(その3) 《2012(H24)年2月9日 企画総務委員会》
(つづき)
○志村委員
時間もなくて駆け足になっちゃうんですけれども、ここでいろいろ具体的に合意の中ではっきりしているのは、さっき3点おっしゃいましたよね。移転を着実に都が行うことに同意するよと。あと、卸売市場を整備しないという、こういう重要な問題もやりましたけれども、そのほかは検討を行っていくという表現になっています。
先ほどのやりとりの中でも、もう明らかになったんですけれども、例えば勝どき門駐車場の暫定的な活用を都が検討するじゃないんですよね。このテーマについて、都と区が検討の場を持ちましょうということなんですよね。ですから、これをしっかり見ないと、何か区長さんは喜んで、新聞記事でも、都にもよく理解していただいたというように報道もされていますけれども、理解も何も、ただ、話はしましょうと。検討委員会を持ってやりましょうという内容であるわけです。そういう中で、勝どき門駐車場がありますけれども、これまで区が想定していた築地市場の半分のにぎわい施設、これについての都と区との検討というのは、合意の中では、どういう中で位置づけられているのか聞かせてください。
○内田副参事(都心再生・計画担当)
今回の合意につきましては、都と区が平成26年度の移転という短いスケジュールの中で、区が主張しております築地のにぎわいをどのように具体的に守っていくかという話し合いをするための出発点を定めたものでございまして、そのために市場の移転に同意をする、卸売市場は整備をしない、それから区が暫定的にいっときもにぎわいを途絶えさせないための取り組みとして、要望しています勝どき門駐車場について検討を行うという合意を行ったものでございます。今後の議論の出発点として、あくまで現在共通認識ができる、その3点について合意をしたということでございますので、区が目指しておりましたにぎわい施設構想でありますとか、平成16年に主張しておりました鮮魚マーケット構想について断念するとか、やっていくとか、そういう判断をこの合意書でやったものではございません。暫定の取り組みとして、勝どき門駐車場から始めましょうというところを、まず合意をしたというところでございます。
以上です。
○志村委員
場外の人たちは、今、どうなっているのか、早くやってほしいとか、そういう思いもある中で、これが話し合いの出発点だということですね。移転するとしてしまえば、その前までにはやろうじゃないかという大変タイトな中身ですけれども、先ほど形についても研究すると。鮮魚マーケットね。それから、経営主体、具体的な運営についても、まだこれからだと。いつまでにやろうと、いつまでにこういうのを固めようと思っているんですか。
○内田副参事(都心再生・計画担当)
東京都の移転は、平成26年度末までにということで決まってございますので、区有地を使ったにぎわい施設を、まずその半年前に開業するというところを目標にしております。さらに、移転をした直後から勝どき門駐車場を使わせていただけるのであれば、改修をして仮店舗あるいは荷さばきスペースにしたいというような施設整備の構想を持っております。それに確実に間に合わせる形で、先ほど委員お話のありましたようなさまざまな課題について早急に検討したいというふうに考えているところでございます。
以上です。
○志村委員
具体的に、いつごろまでに、何年度のどこら辺までというのはないんですか。
○内田副参事(都心再生・計画担当)
まず、区有地を使います施設整備は平成26年度末が移転としましたならば、その半年前、秋ごろには開業しないといけないというふうに考えてございますので、来年度から設計に入りまして、その後、建設工事にその次の年から入っていくというような、今、スケジュール感を持っておりますけれども、それと並行する形で、その中身をどのような方に、どれぐらいの規模でお入りいただき、どのような御商売が成り立つかというところを早急に議論をし、勝どき門駐車場の利用につきましては、東京都と協議を早急に進めていきたいというふうに考えてございます。
以上です。
○志村委員
本当に漠として、今回のこの合意も含めて、決まっているのは中央区が容認から、本当に都のやること、移転の推進、整備を着実にやってくれという、それがくっきり浮かんで、本当に場外、鮮魚マーケットを含めて、まだまだこれからという大変な状況だと思います。
鮮魚マーケットの建設とか、勝どき門駐車場の整備の経費も、来年、再来年、そういう形でいろいろ具体化していくためには、経費、さらには施設の管理維持、経費はどれくらいかかるのか。その財政的な裏づけはどう考えているのか。また、いろいろな形で、これしか決まっていないけれども、区の負担のあり方をどう考えているのか、お聞かせください。
○内田副参事(都心再生・計画担当)
施設の整備経費につきましては、まず来年度、設計については3,000万余円ということで検討しているところでございます。また、その後の建設工事につきましては、どのような階高にするとか、あるいは、どのような設計の内容にするとかというところの詳細を決めながら定めていきたいというふうに考えてございます。
また、勝どき門駐車場につきましては、これは東京都との協議がこれから始まるというところでございまして、どのような条件で区が借りられるのか、借りる以外の形がとり得るのかといったことも含めまして、区の財政負担、どれぐらいの経費が生じるのかといったところも含めまして、早急に協議をしていきたいというふうに考えてございます。
以上です。
○志村委員
これをやるための財政的な裏づけ、それと区のあり方、それはどう考えていますか。
○内田副参事(都心再生・計画担当)
特に、勝どき門駐車場につきましては、かなり大きな施設でございまして、区が例えばそのままの価格で買うとした場合には、到底区の財政負担というのは耐えられないものであろうというふうに考えます。ですので、当然ながら、本区が負担をしていける範囲において、東京都と交渉してまいりたいというふうに考えます。
以上です。
○志村委員
幾らかかるかわからない。10億円、20億円かかるかもわからない。また、赤字になった場合、どうするのか。そういうような本当に多額な税金を投入する事業に、区民のコンセンサスも得られなくちゃいけないわけですよ。かといえば、先ほどみたいに移転に伴って、いろいろな区民の方や業者の方への影響が生まれる。なのに、そこは具体化しないで、こういう鮮魚マーケットを含めた築地のまちづくりのほうに何とかやろうと。しかし、財政的な裏づけも、幾らかかるかわからない。今やっているのは、結局、石原を助けているだけじゃないんですか、これ。これでどんどん、ずるずるやって、経営主体になる人もいない、店舗を出す人もいない、それで、そのうちに人が少なくなっちゃったら大きな寿司屋さんが撤退していく、場外は寂れるというような最悪の場合になったときに、やはり責任をとるのは中央区でなくてはいけない。
そういう意味で、いろいろこれを細かく見て、今、中央区は都と合意はしてしまったけれども、本当に今の道が区と区民と場外にとって幸せなのかと考えると、私はやはり今からでもそういうことをはっきりさせて、現在地再整備ということを本当は望んでいるんだから、改めて検証して、このままいくと10年、20年と禍根を残すということがあれば、この合意を破棄した現在地再整備というところに行くのもあると思います。
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