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昨年十二月半ば、アメリカとカナダを除く南北アメリカ大陸の全三十三カ国を集めた初の「中南米・カリブ海諸国首脳会議」がブラジルのサルバドルで開かれました。米国の支配から自立した平和の地域統合をめざす動きとして注目されています。同会議で採択された「サルバドル宣言」の要旨を紹介します。 |
中南米
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【メキシコ市=島田峰隆】キューバは一日、米国に支えられたバティスタ独裁政権を倒した一九五九年の革命から五十周年を迎えます。米国は経済封鎖でキューバを孤立させようと画策してきました。しかし今では、対米自立を目指す流れが中南米全体に広がり、米国が逆に孤立する新しい状況が生まれています。 |
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【メキシコ市=島田峰隆】ボリビア政府は二十日、三十三カ月にわたる識字運動の結果、同国で読み書きできない人がいなくなったと宣言しました。中部の都市コチャバンバでは同日、モラレス大統領や国連教育科学文化機関(ユネスコ)の代表者が参加する記念式典が開かれました。中南米での非識字克服はキューバ、ベネズエラについで三カ国目です。 二〇〇六年一月に発足したモラレス政権は、非識字克服を最優先課題の一つに掲げ、キューバが開発した識字システムを活用して、読み書きできない国民へ無償の教育を提供してきました。 ボリビア政府によると、この間に人口の約一割にあたる八十二万人がスペイン語や先住民の言語で読み書き可能になりました。うち八割は貧困層の女性です。 政府は、キューバとベネズエラの支援を受けて、学習用テレビやビデオを全国に普及し、電気のない地方には太陽光発電装置を導入しました。 式典で演説したモラレス大統領は、先住民や貧困層が教育から排除された歴史を振り返り、「非識字克服まで(独立以来)二百年近く待たされたが、ついに達成された。今後も教育運動を続けよう」と訴えました。 ユネスコでアンデス諸国を担当するエドゥアルド・マトコ局長は、「ボリビアの経験は、資金の乏しい国でも目標を達成できることを世界に示した。要は政府が何を優先し、どこに資金を使うかだ」と強調しました。 中南米では一九六一年にキューバが、二〇〇五年にベネズエラがそれぞれ非識字を克服しました。 ボリビア 面積は約百十万平方キロで日本の約三倍。人口九百五十万人で先住民55%、先住民と白人との混血30%、白人15%。カトリック教徒が84%。首都はスクレ、政府所在地はラパス。主な資源はスズ、タングステン、天然ガスなど。一人当たり国民総所得は千百ドル(二〇〇六年)。 2008年12月23日(火)「しんぶん赤旗」より
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【メキシコ市=島田峰隆】ブラジル北東部の都市コスタドサウイペで開かれていた中南米カリブ海地域三十三カ国による首脳会議は十七日、最終宣言を採択して閉幕しました。最終宣言は、米国による対キューバ経済封鎖の解除を求めるとともに、金融取引の規制を強化する新しい金融制度の構築などを提案しています。 |
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【メキシコ市=島田峰隆】中南米カリブ海地域の三十三カ国の首脳が一堂に会する初の「中南米カリブ海諸国首脳会議」が十六日、ブラジル北東部の都市コスタドサウイペで開幕しました。これまでこうした会議は米国が中心となり、キューバを排除していました。今回はキューバを含めた三十三カ国が「米国や欧州諸国の参加抜きで行う初の会議」(ロイター通信)。米国から自立した地域統合を強める中南米の変化をうきぼりにするものとなりました。 |







