中南米

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 前のページ | 次のページ ]

 【メキシコ市=島田峰隆】十一月二十三日に行われたベネズエラ地方選挙で、チャベス大統領率いる与党、統一社会主義党(PSUV)は、知事選で二十二州のうち十七州で勝利、市長選では八割の自治体を押さえました。全体として、政府が進める社会変革に多くの国民が期待を寄せていることを示しました。
----------------------------------------------------------------------
 チャベス大統領の最初の当選からちょうど十年目に行われた今回の選挙は、「社会変革の行方を国民に問う機会」(同大統領)として注目されました。

 米政府や欧米メディアは、与党が五つの州と首都圏市長選で敗れたことをとらえて、「国民の反発」(ライス米国務長官)という見方を示しています。

市長選は8割
 しかし知事選得票数では、与党は約五百五十万票を獲得したのに対し、野党は約四百三十万票です。昨年十二月の新憲法案をめぐる国民投票と比べると、与党は約百二十万票の増、野党は約二十万票の減でした。

 市長選では、与党は全体の八割にあたる二百六十五自治体で勝利。前回比十以上の増で、州知事選で敗れた五州でも市長選では圧倒的な勝利を収めました。

 チャベス大統領は「国民が社会変革を進める意思を示した」と評価しました。一方で五州での敗北に触れて、「自己批判し、間違いを認める必要がある」とも強調しました。

 首都カラカス市内で活動するPSUVの幹部、カルロス・デルベッキオ氏は、本紙の電話取材に対し、「首都での最大の敗因は、中産階級への説得が不十分で、支持を固め切れなかったことだ」と語りました。

 敗北した五州は、石油や観光の資源に恵まれた比較的豊かな地域。デルベッキオ氏によると、野党側はこうした地域の中産階級を標的に、「政府は社会主義国家をつくり、車や家を取り上げる」と不安をあおりました。

 同氏は、「野党の宣伝は、ある程度の財産を持った層に恐怖感を与えることに成功した。中産階級の理解をいかに得るかが今後の課題だ」といいます。チャベス大統領も今年一月、変革の深化には「中産階級との同盟」が不可欠だと指摘していました。

模範的な選挙
 今回は、チャベス大統領の初当選以来、十三回目の国民的審判でした。投票率が65%というかつてない高さに達し、与野党とも結果を直ちに受け入れたことは、選挙を通じた変革が定着し始めたことを示しています。

 米州機構(OAS)のインスルサ事務総長は、「平和的かつ模範となる選挙だった」と高く評価しました。


2008年12月1日(月)「しんぶん赤旗」より

【メキシコ市=島田峰隆】
 中南米六カ国でつくる地域機構「米州ボリバル代替構想」(ALBA)の首脳会議が二十六日、ベネズエラの首都カラカスで開かれました。会議は、米国流の「カジノ資本主義」を批判し、中南米独自の銀行(ALBA銀行)の具体化など金融面での地域協力を強めることを目指す宣言を発表しました。

 会議にはエクアドルのコレア大統領がオブザーバーとして参加しました。

 宣言は、現在の国際金融システムは「略奪型の経済モデル」であり、「資本の自由移動と金融投機の論理の支配を促してきた」と批判。七カ国が、米国発の金融危機の悪影響を避けるために、▽ALBA銀行の具体化を進める▽地域共同の外貨準備を設ける▽地域の共通通貨を模索する―ことなどを盛り込みました。

 主催国ベネズエラのチャベス大統領は、「これらの変革で中南米はより自主的で主権のある地域になる。国際通貨基金(IMF)や世界銀行が問題を解決するのを待つわけにはいかない」と語りました。

 各国代表は、新興国の意見を反映したIMF改革や金融規制強化など、十五日にワシントンで開かれた金融サミットの合意実行を求めるとともに資本主義の限界にも触れました。

 ドミニカのスカーリット首相は、「少数者が支配する世界であってはならない」「IMFと世銀の機構全体の再考が必要だ」と強調。

 ホンジュラスのセラヤ大統領は、先進国が起こした危機が新興国に打撃を与えていると批判。「資本主義はまひしている。資本主義は規制されなければならない」と述べました。

 ボリビアのモラレス大統領は「敵は資本主義だ。このことをまず鮮明にする必要がある」と演説。チャベス大統領は「資本主義を葬らねばならない。この危機は社会主義でしか解決しない」と指摘しました。
----------------------------------------------------------------------
ALBA
 米国が推進する米州自由貿易圏(FTAA)構想に対抗して、ベネズエラのチャベス大統領が二〇〇一年に提唱して設立された地域機構。中南米独自の相互支援と連帯を強めることが目的。ベネズエラ、キューバ、ボリビア、ニカラグア、ドミニカ、ホンジュラスの六カ国が加盟しています。

 ALBA銀行 金融面での自立の手段として、今年一月のALBA首脳会議が創設を決定。三月にベネズエラなど四カ国が銀行設立協定書に合意。資本金は二十億ドルとし、各国が財政力に応じて出資します。


2008年11月28日(金)「しんぶん赤旗」より

 【モンテビデオ=島田峰隆】
南米ボリビアのモラレス大統領は二十三日、一九六二年以来、米国の圧力で米州機構(OAS)から排除されているキューバを復帰させるよう求めました。米国が認めない場合は、OASに代わる米国抜きの地域機構をつくるために国際的な働きかけを行うと語りました。

 ボリビア南部チュキサカ県で非識字を克服したことを祝う式典での演説で述べました。

 大統領は、キューバで開発された識字システムの支援を受けることで、ボリビアをはじめ中南米諸国で非識字克服が急速に進んでいることを紹介。「社会正義を持ち、人権である医療と教育を最優先にする国が米州機構から排除されていることは、理解できない」と米国を批判しました。

 モラレス大統領は、政府所在地ラパスで二十二日に行った記者会見でもキューバのOAS復帰を要求。ワシントンで開かれたOASの会議で各国大使と懇談した結果、キューバ復帰に反対している国は米国だけだと分かったと強調しました。

 中南米ではエクアドルやニカラグアも米国抜きの地域機構づくりを提唱しています。
----------------------------------------------------------------------
 米州機構(OAS)

 米州大陸の諸国が参加して一九五一年に発足した地域機構。正式加盟国は現在三十五。本部・ワシントン。「侵略に対する共同対処」を明記し、集団的自衛権を規定。六二年からキューバを資格停止するなど、米国による中南米支配の道具でしたが、近年は中南米諸国の自立傾向が強まっています。今年三月のコロンビアによるエクアドル国境侵犯を米国は弁護しましたが、OASは「主権侵害」と認定する決議を採択しました。


2008年11月26日(水)「しんぶん赤旗」より

【メキシコ市=島田峰隆】中米ニカラグアの与党、サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)党の支持者ら数千人は十八日、九日に行われた全国地方選挙の結果を野党が承認するよう求めるデモを全国各地で行いました。FSLN政権は、「不正選挙」という野党の主張は、「米国による不安定化作戦」と批判しています。

 中央選管は同日、選挙が行われた百四十六の自治体のうち、首都マナグアを含む百六の自治体の首長選挙でFSLNが勝利したと発表しました。

 一方、右派野党の立憲自由党は、「不正が行われた」と主張して結果を認めず、国際監視団を招いて全国で票を再集計するよう要求しています。

 米国務省は投票日翌日の十日、「選挙中の政治状況では自由で公正な選挙になるとはいえなかった」と述べ、野党側を後押しする姿勢を示していました。

 今回の選挙は二〇〇七年一月に発足したFSLN政権への国民の審判として注目されました。同政権は、新自由主義の経済路線と対米従属からの脱却を掲げています。


2008年11月20日(木)「しんぶん赤旗」より

【メキシコ市=島田峰隆】南米アルゼンチンで、一九九〇年代の新自由主義政策のもとで民営化された年金基金を再び国有化する動きが進んでいます。同国の下院(二百五十七議席)は七日、再国有化のための法案を賛成百六十、反対七十五で可決。法案は今月中に上院に送られる予定です。
----------------------------------------------------------------------
 世界的な金融危機の影響から年金基金と国民生活を守ることが目的。フェルナンデス大統領が十月下旬に提案していました。

 法案は、民間投資ファンドが管理している約二百三十億ドル規模の年金基金を国の管理下に移す内容。これにより全労働者に公的年金を保障します。新制度への移行の際には、その時点で受け取っている年金受給額を下回らない額を保障します。

 民間投資ファンドは、国民から集めた掛け金の大部分を株や国債に投資してきました。しかし金融危機の影響もあり、この一年間で損失が20%程度も出たと報じられ、国民は不安を募らせていました。

 フェルナンデス大統領は、「市場を誰も管理しないもとでは大損失が生まれる」と述べ、国有化に理解を求めました。与党議員は「(法案可決は)壊された連帯のきずなを再建するための歴史的な一ページだ」と強調しました。

 野党側が「財産権の侵害だ」と強く反対したため、審議は十四時間近くに及びました。しかし国民の大半は国有化を支持しており、一部の野党議員は賛成に回りました。

 アルゼンチンでは、新自由主義路線からの転換を掲げたキルチネル前政権が二〇〇三年に発足。それ以来、九〇年代に国際通貨基金(IMF)の指導で民営化された郵便や水道など基本公共サービスを再び国の管理下に置き始め、フェルナンデス現政権に引き継がれています。


2008年11月17日(月)「しんぶん赤旗」より

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 前のページ | 次のページ ]


.
志村たかよし
志村たかよし
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(10)
  • 土佐文旦
  • 汚染した反日デモを永遠に懺悔しろ
  • 護憲・反原発ブル/小牧&丸木寿人
  • 高砂のPCB汚泥の盛立地浄化
  • 栗原征史
  • 大まゆ均
友だち一覧

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事