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テーマ:選手村計画にたいする区の見解について《2014(H26)年6月13日 東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会》
○志村委員
6月10日に舛添都知事が第二回定例会で2020年のオリンピックに伴う競技場の整備計画の見直し、再検討するという考えを示しました。今もそのやりとりがありましたけれども、基本的に人件費とか建築費が高いために、そうなったというような区のほうの見解もありました。しかし、今回、例えば10会場の新設などで当初は1,538億円見込んでいたものが3,800億円余りに倍以上になっていると。人件費とか建築費、先ほどは3割ぐらいふえているとありましたけれども、2倍以上になっているということは、単純に人件費なり建築費が高いから、見直さざるを得なくなったというわけではないのではないかというふうに思います。
そもそも今回のオリンピックの招致活動では、電通が約20億円で中心となって進めてきて、立候補ファイル、また招致活動などもやってきましたけれども、招致を目的とした計画に無理があり、それが露呈してきているのではないか。新国立競技場の建設に当たっても、実際に建設すると、当初の見積もりよりも莫大になるということで、今、環境破壊も含めて見直しも言われております。これは国の問題にもなっております。招致活動の無理が露呈しているのではないかというふうに思うんですけれども、その点の区の見解をお聞かせいただきたいと思います。
それから、葛西臨海公園、有明の森もそうなんですけれども、環境破壊は東京五輪の精神には合わないということで、さまざまな関係の方たちが反対運動や都への申し入れなども行ってきました。そういう意味で、やはり都民の声を反映するという中で施設計画、整備計画の見直しもしたのではないかというふうに私は思うんですけれども、そのあたりの区の見解もお聞かせいただきたいと思います。
それから、選手村につきましては、1,057億円が予定されているということですけれども、これは民間に依拠してつくるために、事業として成り立たなければ、手を挙げるディベロッパーがないんじゃないかということもやりとりがされました。IOCが聞いたら、びっくりすると思うんですよね。選手村がそういういろいろな状況でつくれないかもしれない。だからこそインセンティブを与えながら、いろいろな手だてをとって、何とか民間に手を挙げてもらおうというふうになっていると思うんですけれども、結局、民間にそういうことで丸投げして、採算性をとらせようとしているところに、都としても高いものに、先ほどもありましたけれども、都民の土地が、どのような形で提供されるかわからないですけれども、都民の財産を含め、また、さまざまなインセンティブのための経費を含めて、高いものになるのではないかというふうに思っています。
ですから、そもそもの招致計画のさまざまな無理な部分が露呈してきているのではないかと思うんですけれども、選手村を民間に任せざるを得ないというところで起きる、今後も想定される課題等、そのあたりの区の見解もお聞かせいただきたいと思います。
○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
何点か区の見解について、順次お答えさせていただきたいと思います。
まず、招致計画自体に無理があるのではないかといった部分でございます。
オリンピックは昨年9月に決定したわけでございますけれども、こちらにつきましては、やはり招致ということでオリンピックを勝ち取るといったことから、それまでの立候補ファイルの計画の中で、東京都のほうで計画を定めてきたところでございます。招致ということから、これまでのほかの過去の大会事例でも、実際決まった後に計画を見直すといったことは現実に行われているものというふうに聞いてございます。
こうしたことから、基本的には財政面が大きな部分であろうかと思いますけれども、今後の見直しに当たりましては、当然あることとは思いつつも、ただ、見直しに当たってはIOCなり、また国際競技連盟の承認が必要であるといったところから、こういった部分については、東京都あるいは組織委員会の中で検討を進めて、変更等がなされるものと思ってございます。
また、区の見解というところでございます。
本区におきましては、選手村が設置されるところでございます。先ほどの都知事の発言の部分でございますけれども、今回については、競技会場の計画の見直しということでございまして、選手村は含まれないものというふうに東京都のほうからは聞いてございます。とはいいましても、やはり建設資材あるいは人件費の高騰という部分については、当然、今後の選手村計画にも影響があろうと思ってございます。こうしたことから、区としましても、今後の動向については引き続き注意をしていく必要があるというふうに考えてございます。
続きまして、環境破壊という部分でございます。
こちらについても、選手村もあわせて、建設に当たっては環境アセスメントの条例に基づいて、しっかりなされるものと聞いているところでございます。ただ、現在、オリンピックのアセスメントについては実施をしているところではございますけれども、東京都の条例に基づくアセスメントについては、これからの手続というふうに聞いてございますので、そちらの中で今後精査がされていくものというふうに考えてございます。区としましても、こういった条例に基づいて、しっかり協議も含めてさせていただきたいと思ってございます。
最後になりますけれども、民間事業者での採算性をとらなければできないといったところでございます。
選手村計画は、当初から民間の力を活用して選手村を建設するといった計画になっていることから、こちらについては、先ほども申したとおり変更点がないといったことで、やり方については変わらないものと認識してございます。ただ、そうしたことから、やみくもに住宅等が非常にふえるといったことは、区としてもあってはならないものと認識してございます。こうしたことから、今回のビジョン、本区としても将来の晴海のまちづくりという部分を先行的に計画を示し、東京都にそういった部分で働きかけてまいりたいと考えているところでございます。
以上です。
○志村委員
結局、いろいろな形で見直す。選手村については、民間にどうインセンティブを与えるかということで、さまざまなことを考えなくてはいけないという話なので、今回の見直しとは、一緒に質問してしまったので混同されてしまったかもしれないんですけれども、ただ、今回の計画自体は、当初から財政的また、いろいろ含めて無理があり、また過小評価、低い見積もりなどがあって、今、調整しなくてはならないということも起きているというようなことを私は思い、また区の見解を聞かせていただいたところです。
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