日本共産党

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索
 各党が2011年中に受け取った政党助成金(政党交付金)が収入全体に占める割合=「税金依存率」が前年比でのきなみ上昇し、民主党が83・2%、自民党が72・5%となりました。みんなの党も前年の58・9%から37・9ポイントも急増し96・8%。11月30日に総務省が公表した政治資金収支報告によって明らかになりました。(グラフ参照)

 助成金受け取り額のトップは民主党の168億2589万円。10年に行われた参院選の敗北による議席減少で前年より2億7928万円減少しましたが、党本部収入全体に占める割合は0・5ポイント上昇しました。次いで高額の101億1469万円を受け取った自民党も、総額では減らしましたが、税金依存率は5・1ポイントの増加。同時に自民党は、11億5500万円の企業・団体献金を受け取り、助成金と企業団体献金を合わせると依存率は80・7%です。公明党も22億7534万円の助成金を受け取っています。

 1994年の政治改革・政党助成金制度導入に際しては、5年後に企業・団体献金を禁止するとしていましたがその措置は今日までとられていません。このため、日本共産党以外の政党は税金と企業・団体献金の二重取りを続けています。

 さらに、各党の本部や支部が使い残した政党助成金(基金残高)も、11年末時点で総額171億9130万円に上っていることも判明。前年末比で108億2447万円も増えました。

 政党らしい政党とは何かが鋭く問われる中、日本共産党以外の各党が、党財政の大半を税金で賄い、さらに企業・団体献金を受け取るという深刻な実態です。

イメージ 1


「しんぶん赤旗」2012年12月1日(土)より
 5日で消えた新党もあれば、4カ月続いたものの一夜で解党を決定する政党もある―。「選挙目当ての離合集散」「政党渡り歩き」に、有権者置き去りの批判も強まっています。今度の総選挙では、何を言っているかだけではなく、どういう政党なのか、安心して託せる政党かどうかが問われています。「政党らしい政党」を見分ける試金石は―。


1 ビジョン
日本の前途開く綱領をもつ

イメージ 1
イメージ 6
(写真)現在の綱領に改定した日本共産党23回大会=2004年1月、静岡・熱海市

 「党綱領は政党の『憲法』ともいうべきものであり、綱領なき政党は基軸がないに等しい」(岩井奉信日大教授、『エコノミスト』10年12月14日号)といわれます。

 日本共産党は、しっかりした「基軸」となり、日本の前途を開く綱領を持っている政党です。

 経済提言や原発ゼロ提言、尖閣提言、外交ビジョン、震災・災害政策の転換―日本が解決を迫られているどの問題でも、改革の方向を打ち出しています。それができるのも国民が主人公の新しい日本をつくるビジョン(展望)をもつ綱領をもっているからです。

 「結党時は…分裂する恐れがあり、議論をつめることができなかった」(民主党結党当時の事務局長)という民主党はいまだに綱領を持っていません。「党の共通の政治目標がないために、沖縄問題のような日本政治の大問題に右往左往した」(評論家の森田実氏)といわれました。今、作ろうとしていますが、作る前に党が解体しはじめています。

 自民党は野党転落時に新綱領を作りましたが、「日本らしい日本」といった抽象的な目標を掲げるだけで、具体的なのは、「新憲法の制定」と社会保障否定の「自助自立」だけです。

 解散前後から離合集散を繰り返す新党は「綱領以前の状態」です。

 日本維新の会は、「維新八策」が綱領といっていましたが、太陽の党との合流合意と食い違いが指摘されています。

 特定の政策だけで党を解体・合流する動きもありますが、選挙のたびに党を解体・合流しなければならなくなります。

 経済や外交など、日本の進路についてまとめたビジョンと、その基本となる綱領をもっていてこそ、国民に責任を持つまともな政党といえます。

証言
改革ビジョンへの反響
王道を走っている
 「(社会保障充実と財政危機打開の提言を)経営者は必読する必要がある。つまらない駆け引きや己のためのたたかいをせず、『王道』」を走っているのは共産党だけではないでしょうか」(日本商工連盟大阪地区代表世話人・小池俊二さん、本紙インタビュー、3月23日付)

異彩を放つ動き
 「民主党も自民党も『領土問題は存在しない』の一点張り…結局はなすすべなく手をこまぬいているだけである。それに引き換え、この間、異彩を放ったのは共産党の志位和夫委員長の動きである」「民主党と自民党が遠吠(ぼ)えしている間、共産党は(中国大使に申し入れ)外交交渉に乗り出した形だ」(早野透桜美林大学教授、元朝日新聞コラムニスト、朝日新聞デジタル「新ポリティカにっぽん」10月3日号)

2 逆流と対決
平和と民主主義守る

イメージ 2
(写真)思想調査アンケートの中止、教育基本条例・職員基本条例制定反対を訴えてパレードする人たち=大阪市中央区

 「右傾化への重大な変化の真っただ中」。米有力紙ワシントン・ポスト(9月21日付電子版)はいまの日本をこう論評しました。

 民主党が自民党とうり二つとなり、自民党がいっそうの反動化を強め、維新の会が逆流の「突撃隊」の役割をはたしています。

 維新の会は、「命がけで憲法を破る」と公言する石原慎太郎前東京都知事と、全職員に「思想調査」を強要した橋下徹大阪市長が手を組みました。2人とも「核兵器に関するシミュレーションぐらいはやったらいい」(石原氏)「核兵器廃絶は無理」(橋下氏)と、“核兵器大好き”政党です。

 こうした平和と憲法、民主主義を壊す危険な逆流に対してきっぱり対決する政党が求められています。しかし、多くの党はこの危険な動きにこびへつらい、連携を探るばかり。公明党は批判するどころか、大阪など6選挙区で維新と選挙協力しています。他党に先駆けて橋下府・市政、石原都政とたたかってきた日本共産党こそ一番頼りになる存在です。

 大阪市長選では、「反独裁」の市民の共同の先頭に立ちました。橋下市長による市職員「思想調査」では、共産党と「赤旗のキャンペーン」で「ついにアンケートデータの廃棄へ追い込んだ」(月刊『宝島』6月号)と報じられました。

 都政に対しても、「日の丸・君が代」強制には、「民主主義国家にあってはならない」と追及。乱脈と都政私物化では、「追及する赤旗に石原慎太郎が『白旗』?」(『週刊朝日』07年2月23日号)と報じられました。

 不当なものには不屈にたたかい抜いてきた日本共産党だからこそ、逆流を許さないよりどころになることができます。

証言
橋下氏と対決、共産党だけ
 自民党 野中広務元幹事長 「(大阪市長選で)ビラまいてやっとったのは共産党くらいで、そういうことで動いている団体というのは私、見たことがない」(2011年に放映されたTBS番組「時事放談」で)

3 組織力
草の根の力は断然1位
 離合集散を繰り返す勢力に共通しているのは、国民に根を持たない「浮き草」のような存在だということです。政策そっちのけで合従連衡に明け暮れるのもそのためです。片山善博元総務相は「党員もない政党がぞろぞろ出てきて、議員の仲間内のグループみたいなのがどんどんできている。政治的にはまずい国です」(28日)と述べています。

 日本共産党は全国約31万8000人の党員、2万の支部、130万人もの「赤旗」読者、2700人を超える地方議員が草の根で国民と結びつき、「国民の苦難あるところに共産党あり」の精神で、国民の利益を守るために昼夜を分かたぬ活動を展開しています。

 「共産党は力が小さい」との声があります。たしかに国会議員は衆院9人、参院6人と少ないですが、草の根の力はダントツ1位なのです。小選挙区の候補者擁立でも第1位です。

 東日本大震災では、この全国ネットワークの力で物資の供給やボランティアの派遣など、救援活動に力を発揮しました。「原発なくせ」の運動でも、1970年代から横暴な原発建設とたたかい、福島事故後も全国各地で党派を超えて力を合わせて活動し、国民の過半数が「原発ゼロ」を願う変化を作り出してきました。

 財政も、憲法違反の政党助成金も企業・団体献金も受け取らず、国民に依拠して自前でまかなっています。これも政党助成金や企業・団体献金頼みの各党とは違います。だからこそ、財界・大企業にもきっぱりとものが言えます。

 政党助成金の総額は17年間で約5500億円(年間320億円)。各政党が分け取りしました。日本共産党が受け取りを拒否し返上してきた分は350億円以上に達します。

イメージ 3


イメージ 4


証言
政党らしい政党は日本共産党だけ
 日本には共産党などを除くと政党らしい政党は事実上ない。政党には党員がいて、党員たちの願いをかなえるための政策があり、その政策を実現するために候補者を選定して当選させる。議会でそうした候補者が多数派を形成して権力を握り、政策を実現させていく。(片山善博慶応義塾大教授、元総務相、『中央公論』9月号)

「自前で組織」は共産党
 「自前で組織を」と政党助成金を拒否している共産党はまさにそういう組織論を主張している。(島田敏男NHK解説委員、NHK「日曜討論」7月15日)

敵ながらあっぱれ
 日本(の政党)で地方組織をしっかりし、どこへいってもそれなりのレベルの地方議員をもっているのはそう多くない。共産党というのは、そこは敵ながらあっぱれで、それなりのレベルの地方議員を持っている。(谷垣禎一前自民党総裁、8月31日の会合で)

4 歴史
筋を通して1世紀

イメージ 5
(写真)『蟹工船』などで知られる日本共産党員作家・小林多喜二

 新しい党が次々とつくられては消えていくなかで、安心して一票を託すことができる歴史を持った政党はどこなのかが問われています。

 日本共産党は、1922年に創立して以来90年、1世紀近い歴史によって試された「筋を通す」政党です。昨日今日できた政党、明日はどうなるかわからない政党とは違います。

 戦前は、暗黒政治と侵略戦争、植民地支配に反対し、小林多喜二など多くの先輩が命を落としました。しかし、日本共産党が掲げた国民主権と反戦平和の主張は、戦後の憲法原則となって実りました。日本共産党の公約が大きく実現したことは、歴史の判定でも明らかです。

 戦後も、旧ソ連、中国・毛沢東派による無法な干渉をはね返し、「社会主義」を看板にした覇権主義に反対を貫いた自主独立の党です。「自民党型政治」と60年間正面から対決しつづけ、国民の利益を守るために行動してきた党です。

 これに対し、公約を簡単に投げ捨て、歴史に責任を負わない政党が多すぎます。民主、自民、社民党などの前身の政党は、自ら解党して「大政翼賛会」に合流し、侵略戦争を推進しました。ところが戦後も反省がなく、自民党・安倍晋三総裁や「維新」の石原氏、橋下氏らは、侵略戦争を美化する先頭に立っています。これではアジアでも世界でも孤立するばかりです。

 自民党、公明党はアメリカいいなり、財界中心の古い政治にも無反省で政権奪還を叫んでいます。

 歴史で試された「政党らしい政党」、日本共産党だからこそ、21世紀の日本の未来を安心して託すことができます。

証言
 評論家・鶴見俊輔氏…「すべての陣営が、大勢に順応して、右に左に移動してあるく中で、日本共産党だけは、創立以来、動かぬ一点を守りつづけてきた。それは北斗七星のように、それを見ることによって、自分がどのていど時勢に流されたか…を計る尺度として…用いられてきた」(『現代日本の思想』)

 日本海軍の「最後の海軍大将」・井上成美(しげよし)氏…「いまでも悔まれるのは、共産党を治安維持法で押えつけたことだ。いまのように自由にしておくべきではなかったか。そうすれば戦争が起きなかったのではあるまいか」(『井上成美』伝記刊行会編)

 「読売」特別編集委員・橋本五郎氏…「それにしても、日本共産党に対するソ連、中国からの干渉の激しさには改めて驚いてしまう。著者が強調してやまない『大国主義』『覇権主義』によるものだろう。日本共産党をどう評価するかは別にして、その圧力に徹底的に抗しながら、『自主独立路線』を貫いてきたことは十分評価すべきだろう」(「読売」11年5月8日付『不破哲三 時代の証言』書評)


「しんぶん赤旗」2012年11月30日(金)より

(機能のつづき)

印象深い政治家は?
対極にあった小泉元首相と一回だけ意見が一致
 「心から尊敬する政治家はいる?」との質問に、「はい」と答えていた志位氏は、その政治家として宮本顕治元議長、不破哲三前議長の名をあげました。司会の山本氏から、他党で「骨がある」と感じた政治家を問われ、志位氏は故・橋本龍太郎元首相の名をあげ、政治的立場は違ったものの、「正面からの論戦がおもしろかった」と答えました。

 福本 小泉(純一郎)さんは、いま現役を引退されたので、(評価は)どうですか。

 志位 小泉さんは、本当に対極でしたよね。小泉「構造改革」で、弱肉強食の社会にしちゃったわけですから。

 本当に対極にありましたけど、一回だけ意見が一致したことがあるんですよ。2002年の日朝平壌宣言――日朝国交回復にむけて、すべての問題を包括的にテーブルの上にのせて、ひとまとまりにして解決しようということを決めたロードマップです。

 あのとき、党首会談をやりまして、他の野党の党首は非難するんですけど、私は、「この日朝平壌宣言は全面的に歓迎だ」(「ほー」の声)、「この問題については協力をおしまない」と、小泉さんに言ったことがあります。この一点だけは交わって、あとは全部、ドンドンパチパチやってきました。(一同笑い)

天皇の被災地訪問、韓国大統領発言は?
大統領発言は不適切
 山本 (志位さんに)聞きたかったのは、天皇陛下が(被災地の)避難所に行った姿はどういうふうに映っているのかなと(いうことです)。

 志位 私は(天皇が)被災地に行って、被災者と同じ目線にたって語りかける姿をみて、共感するものがありました。(「そうですか」「これは否定ではなくて…」の声)

 福本 韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の天皇陛下に対する発言なんかはどういうふうに(感じますか)。

 志位 あれは、不適切な発言ですね(「ほー」の声)。どこが不適切かというと、李明博大統領は、勘違いしている。日本の(いまの)天皇というのは憲法上、政治的権能を持っていないわけですよ。その天皇に植民地支配の謝罪を求めるということ自体がそもそもおかしいんです。日本の政治制度を理解していないということになる。日本政府に対して、植民地支配の清算を求めるならわかるけど、天皇にそれを求めるのはそもそもスジが違う。

 山本 いやー、なんか共産党も変わってきましたね(一同笑い)。なんかいいですね。

他党と連立する機会は?
日米安保条約への態度が重要に
 福本 いままで日本共産党の歴史のなかで連立がないじゃないですか。これからもそういった機会は(出てきませんか)。

 志位 出てくると思いますよ。いまの永田町の政治勢力のなかで、政権のパートナーになる勢力がいるかとなると、とくに政党のレベルになると、なかなか(ありません)。

 日本の政治で一番の問題は、アメリカとの関係をどうするかなんです。たとえば、オスプレイの配備に(沖縄)県民のみなさんが、あれだけ反対しているのに強行しようとしている。何を盾にやってくるかといえば、日米安保条約です。「日米安保だから仕方ない」とやってくるでしょう。そうすると「安保の是非を問おうじゃないか」ってことにいま本当になってきていますよね。(「なるほどね」の声)

 私たちは、軍事同盟はもうやめて、日米関係は対等・平等の友好条約に切り替えようと言っています。まっとうなアメリカとの関係を築き、本当の独立した日本をつくろう、こういっているのは日本共産党しかない。ここが問われてくるわけですね。

自衛隊をどうするか?
国民合意で段階的に解消めざす
 山本 もし志位さんが総理大臣になったら、防衛省はどうしますか、自衛隊はどうしますか。

 志位 安保条約はなくし、友好条約に変えるという立場ですが、自衛隊はそのときに一挙にはなくせないと思っています。「自衛隊は憲法違反の軍隊だ」という認識は変わりませんけれど、なくしていくには国民の合意で一歩一歩段階的に解消に向かうプロセスがいると考えています。

 民主連合政府がつくられて、安保条約をなくして、独立・平和の日本がつくられ、本当の自主外交をやり、どの国とも対等・平等の友好関係をつくり、東アジアの平和的環境が成熟し、そして国民の圧倒的多数が「もう自衛隊がなくても大丈夫だ」という合意が成立したら(「なるほど」の声)、はじめてそこで解消していく(と考えています)。

 福本 昨年の大震災のときの自衛隊の活躍で、自衛隊を認める方が増えたじゃないですか。あのへんはどうするんですか。違うものをつくるんですか。

 志位 私たちは、こういう整理をしています。民主連合政府をつくったら、自衛隊は、軍拡をやめ大幅軍縮に転ずる、海外派兵はやめる、これはすぐにやります。ただ、一挙にはなくせませんから、民主連合政府ができても自衛隊が存続する期間があるわけです。つまり共存する期間がある。そのときに、急迫不正の主権侵害や大規模災害が起こったら、自衛隊を活用するということまできちんと決めています(「そうなんですか」の声)。いまでも、災害救助に自衛隊が活動することは、私たちは否定していませんよ。

 ただ、(日本は)消防力の水準が低い。消防署の署員さんとか、救急にしても、火災に対する対応にしても、充足すべき数より足らない(「ほう」の声)。ですから消防力を強めていくことで、災害への対応を強める必要があるというのが、私たちの考えです。ただ、災害が起こったとき、現状では自衛隊しかできない活動があることも事実ですから、それはもちろん認めています。私も被災地にうかがうと、自衛隊と共産党のボランティアが一緒になってやっていますから。

 福本 それは、いい瞬間ですね。

 山本 すごい光景だ、それ。

 志位 「ご苦労さまです」というと、向こうも敬礼して(一同笑い)、そういうふうになります。

 福本 そういうのがいいですね。

共産党と組むところは?
「一点共闘」を国会の力にどう連動させるか
 福本 でも、現実問題として共産党と組むとこがなかなかない。中期的ぐらいにどういうふうにお考えですか。

 志位 いまの国会内だけでみないで、国民の世論でみると(いうことが大事です)。消費税増税でも5割、6割は反対。原発でも、パブリックコメント(意見公募)では8割の人が「すぐなくせ」となっています。TPP(環太平洋連携協定)問題でも、JA(農協)の人たちだけでなく、日本医師会も反対です。この前、日本医師会の横倉会長とあって、「一緒にやりましょう」となりましたけど、TPPもそうなっています。オスプレイ配備も沖縄県ぐるみで反対で、全国知事会が反対です。

 私たちがいま言っていることは、国民レベルでは、実は多数派になっていて、それぞれのところでいろんな「一点共闘」が生まれています。それを国会の力にどういうふうに連動させるかということが大事ですね。

 福本 なるほど、「連動」がいま難しいかもしれないですね。

 志位 それを、私たちも知恵をしぼって考えないといけない。どの「一点共闘」にも参加し、積極的役割を果たしている共産党がまず伸びないと。

 福本 共産党さん主導で、とりあえず、これとこれ(の問題)で連立(政権をつくる)という時代に入ってくるんじゃないか、それを国民が望んでいるっていう(のがあります)。

 志位 そのときに、一番大事な問題になるのが、やはり日米安保条約です(「なるほど」の声)。日米安保条約の問題を棚上げにして、日本の政治を語れるのかというところまで来ています。そこが一番の改革の“目玉”だと思います。安保の問題を触れないような政党は改革を語れないと思います。(「なるほど」の声)

リスナーへのメッセージは?
みんなで声を上げれば政治は変わる
 福本 この、ぶれない姿勢が(いいですね)。ただ、数がいないと政権もなかなかとれないし、ジレンマがあると思います。

 志位 政治は、変わるときは、変わります。いま国民のみなさんが声を上げだしています。日本の歴史がガラガラと変わる前夜みたいな感じがします。

 福本 本当にそうですね。せっかくなので、リスナーのみなさんにメッセージがあればどうぞ。

 志位 国民のみなさんが声を上げれば、政治は必ず変わる。ですから、あきらめないで、おかしいということはみんなで声を上げよう。官邸前の行動、消費税、TPP、オスプレイ、いろんな問題がありますけど、みんなで声を上げようということをいいたいです。


「しんぶん赤旗」2012年9月4日(火)より

 日本共産党の志位和夫委員長は、2日に放送されたラジオJFN番組「ザ・ニュースペーパーの『PEOPLE〜日曜日の朝刊・世界を笑え!』」に出演し、司会をつとめたコント集団「ザ・ニュースペーパー」のみなさんと、丁々発止のトークをおこないました。その要旨を紹介します。司会は、福本ヒデ、山本天心、土谷ひろし、竹内康明の各氏がつとめました。


イメージ 1
(写真)収録を終えた志位委員長(手前)と(後列左から)山本、土谷、竹内、福本の4氏=8月23日、東京・千代田区のスタジオ(写真は番組提供)

 冒頭、10個の質問に対し志位氏が「はい」か「いいえ」で答えるやりとりがかわされました。「本音をいうと、政治家より音楽家になりたかった?」との問いに「いいえ」と答えた志位氏に「いま、いろんな思いが錯綜(さくそう)したんでしょうね」と合いの手が入るなど、番組はなごやかな雰囲気で始まりました。

 福本 志位さんね、イメージ通りで、僕が「好きだな」と思ったのが、収録が始まる前に「これ、『はい』か『いいえ』で答えないとダメなんだよね」っていって、悩んでらっしゃったところにすごく誠実さ(を感じました)。

 志位 ずいぶん悩んだのもありますよ。

政治家になって感動したことは?
国民のたたかいに胸が熱く
 「政治家になって感動したことがある?」との質問に「はい」と回答した志位氏に、司会の竹内氏がどのような感動だったのかを具体的に問いました。

 志位 最近でいいますと「派遣切り」がありましたでしょう、「リーマン・ショック」(2008年)のときに。あのとき、若い労働者のみなさんが労働組合を自分でつくって立ち上がった。NHKのニュースでもトップで「ついに労働者が立ち上がりました」と。国民のみなさんがたたかいに立ち上がったときは本当に心が熱くなります。いま、官邸前(抗議行動)をやっているでしょう。私も、だいたい毎週出ていますけど、みなさんの熱気、声を上げ続けようというパワーに胸が熱くなりますね。

 福本 なるほどですね。たしかに官邸前の(行動は)われわれもびっくりしましたもんね。僕なんて物心ついてから見たのは、本当に初めてくらい。

 志位 やっぱりいまの不合理な社会で、矛盾もある、苦しいこともある、でも決してあきらめないで声を上げようというたたかいに、胸が打たれ、熱くなりますね。

 福本 そうですね。「よっ、共産党」とやっぱりいいたくなる。さすがですね。

党名を変えたら支持率が上がる?
ソ連共産党の崩壊を歓迎した
 「党名を変えたら支持率が上がると思う?」と問われた志位氏は「いいえ」と即答。これについて司会の山本氏が「興味がある」と関心を示し、福本氏も「とっつきにくさがある」として、志位氏はつぎのように答えました。

 志位 共産党というと、ソ連の共産党がすぐ思い浮かぶと思いますけど、私たちはソ連のスターリン以降の体制は社会主義でもなんでもないとさんざん大論争やって、ソ連が崩壊したら、“もろ手をあげて歓迎する”という声明まで出したんですよ。(「ほー」の声)

 ですから、あれはまがいものの共産党・社会主義であって、私たちが本当の共産党・社会主義だと思っています。ああいうものが倒れたからといって、(党名を)変える必要はないと(思っています)。

政治家になった以上は総理大臣をめざす?
民主連合政府という志もっている
 続けて、司会の山本氏は「政治家になった以上は総理大臣を目指す?」との問いに志位氏が「はい」と答えたことにふれ、つぎのようなやりとりになりました。

 山本 以前、共産党のキャッチフレーズで「確かな野党」と言っていたじゃないですか。僕、いまひとつ意味が分からなくて、「確かな野党」というのは「野党に自信をもっている」ということですか。

 志位 「確かな野党」と言ったこともありましたが、私たちは与党を目指す立場を持っていますから。「確かな野党」というのは、あやふやな野党も当時あったなかで、キャッチフレーズとして使ったこともありますけど、「志位さん、政権はあきらめちゃったの?」「いつまでも野党にいるつもり?」という意見もありました。ですから、いまは使っていません。

 山本 昔は与党を目指していなかった?

 志位 いや(一同笑い)、昔から(目指していました)。民主連合政府といいまして、アメリカいいなり・財界中心の政治の大本にメスを入れて、大本から政治をかえ、新しい連合政権をつくろうという一貫した政権構想を持っています。そういう志を持っているんですよ。

最近、敵はハッキリしてますか?
消費税増税連合と正面対決
 山本 昔はやっぱり自民党対共産党とかいうのが(あって)、自民党が悪いことをしたら必ず共産党がブレーキ役になってくれるみたいな(感じでした)。僕、そんな共産党が好きだったんです。最近は敵がハッキリしなくなって(いませんか)。

 志位 いや、はっきりしていますよ(「そうですか」の声)。いま国会で、消費税大増税法案が通ったでしょう。通したのは誰かといったら、民主党と自民党と公明党の3党の談合です。いま国会をろう断しているのは、この3党連合です。消費税増税も通す、社会保障も悪くするという方向を3党談合でやろうとしている。それに正面から立ち向かっているのは共産党です。(「ほー」の声)

 この問題では、増税に反対というだけでなく、増税しなかったらどうするのかという対案をまとまって「経済提言」という形で出しました。増税するならば、まず富裕層と大企業に応分の負担を求めるべきじゃないかと。

 福本 それはもう大賛成ですよね。

 志位 大金持ちに払ってもらおうと。

 福本 本当にそうですよね。

 志位 そっち(富裕層と大企業)のほうはずっと減税しっぱなしです。証券優遇税制といって、株でもうけたお金には10%しか税がかからない。汗水たらして働いた人の所得税より軽い。「ぬれ手であわ」で大もうけしたほうが軽いというのはおかしい。富裕層にちゃんとお金を払ってもらう。それから、大企業は260兆円も内部留保でお金をため込んでいるのですから、きちんと社会に還元してもらおうと。

 福本 本当に、みんなが賛成すると思うんですよね。でも、不思議ですよね、みんなが(賛成だと)思っていることが、ぜんぜん伝わらない政治になっている。

 志位 どんな世論調査しても、だいたい5割から6割は消費税増税反対です。「増税をやられたら暮らしが成り立たない」、「商売が立ち行かない」、こういう現実があるから、どんなに政府が旗を振り、野田さんが「命がけ」と言おうとダメなんですよ。

 その声と国会のいまの勢力があまりにかけ離れている、永田町と国民の声が離れている。早く選挙をやって、共産党をうんとのばしてもらって、国民の声がちゃんと反映する国会にしないといけない。

増税反対で他党と一緒に?
悪い政治ストップのため筋通しながら柔軟に
 山本 消費税反対のときに、隣に小沢(一郎)さんがいたじゃないですか。妙な光景だなと思っていたのですが。

 福本 不信任案のときね。小沢さんと志位さんが手を組むことは、初の出来事(ですか)。

 志位 今度の国会で「消費税増税法案に反対という政党は、協力しようじゃないか」と私たちは呼びかけました。

 消費税に対する考え方に違いはあります。たとえば「増税の前にやるべきことがある」というような人たちは、「やるべきことをやったあとの増税はいいですよ」という議論です。私たちのように「絶対ダメ」という議論もあります。

 いろんな消費税に対する考え方の違いがあっても、「今度の国会で増税法案を通すのは反対という一点で共闘しようじゃないか」と呼びかけて、ああいうまとまりをつくったんですね。

 土谷 すごい。やっぱりあの光景は不思議ではあったんですけど、共産党もきちんと他の党とまとまってやれるんだなと、何か変に胸が熱くなる部分があったんです。

 山本 昔、“共産党はのぞく”みたいな言い方をされたじゃないですか。ああいうのを聞くとむかつきます?

 志位 むかつきますね(一同笑い)。今度の7党野党の共同っていうのは、最初、共産党とみんなの党と社民党の3党で呼びかけて、「国民の生活が第一」などの党にもくわわってもらったという経過がありました。国会内では、悪い政治への暴走をストップするうえで、筋を通しながら柔軟に、いろいろな抵抗線を張るというのは、どんどんやっておかないといけない。

(つづく)


「しんぶん赤旗」2012年9月4日(火)より

 日本共産党の志位和夫委員長が11日、在日本大韓民国民団の新年会で述べた祝辞(要旨)は、次のとおりです。
------------------------------------------------------------------------
 セヘボクマニパドゥセヨ(あけましておめでとうございます)。

 昨年は東日本大震災の折に、韓国民団、韓国政府の方々に被災者に対する心からの救援、ご支援をいただきました。心からの御礼を申し上げたいと思います。(拍手)

 私ども日本共産党は一昨年、日韓議員連盟に衆参の全議員が加入し、昨年11月には議員連盟の一員として私も訪韓いたしました。初めて青瓦台に足を踏み入れ、李明博(イ・ミョンバク)大統領とも懇談する機会がございました。李大統領の方からも、日本共産党が加入したことを韓国としても歓迎するという温かいお言葉をいただきました。(拍手)

北東アジアの平和の問題で
 今年、私は、日韓関係に関わって三つの仕事にとりくんでまいりたいと思います。

 一つ目は、北東アジアの平和の問題です。昨年末の北朝鮮の事態(金正日〔キム・ジョンイル〕総書記の死去)に際して、私は、2002年の日朝平壌宣言、2005年の6カ国協議共同声明に基づいて、核兵器、拉致、過去の清算の問題を包括的に解決する、北朝鮮が、国際社会の責任ある一員としての道を歩むことが必要だという内容の談話を発表しましたが、やはり、この問題は、対話による外交的解決が大切です。

 この点で、李大統領が新年のあいさつの中で「対話の窓は開かれている」とおっしゃったことはたいへん大切なことだと考えております。

 この地域に、平和的環境をつくり、ひいては、南北の平和的統一の環境をつくるために、私どもも力を尽くしてまいる所存です。(拍手)

歴史の問題を解決してこそ
 二つ目は、歴史の問題の清算です。

 まず、この点で、昨年、朝鮮王朝儀軌(ぎき)が返還されたということをみなさんとともに喜びあいたいと思います。(拍手)

 同時に、いわゆる「従軍慰安婦」問題が残されております。この問題は、1965年の日韓請求権協定において、両国間に紛争が生じた場合は、「外交ルートで解決する」ことが決められています。ぜひ、日本政府がこの協定を順守し、誠実に協議に応じ、問題解決をはかることが大事だと考えています。(拍手)

 過去の問題としっかり向き合って、そしていずれは乗り越えなければならない問題をすべてクリアしてこそ、未来に向かっての友情が築かれるものだと私たちは確信しています。(拍手)

永住外国人に地方参政権を
 そして三つ目に、永住外国人の地方参政権の問題です。

 私たちはかねてより、選挙権はもとより被選挙権も含めて、これは当然、付与されるべきだと主張してまいりました。ぜひ、この問題で、超党派で、一歩でも二歩でも、今年は前に向かって進む年になるように力を尽くしてまいります。(拍手)

 以上をもちましてごあいさつといたします。カムサハムニダ(ありがとうございます)。(拍手)


しんぶん赤旗 2012年1月12日(木)付より


.
志村たかよし
志村たかよし
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(10)
  • 環境のよい不動産が好き
  • 土佐文旦
  • 高砂のPCB汚泥の盛立地浄化
  • 汚染した反日デモを永遠に懺悔しろ
  • 琵琶
  • 芝宮
友だち一覧

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事