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テーマ:晴海児童館等複合施設の指定管理者について 《2012(H24)年2月20日 少子高齢化対策特別委員会》
○志村委員
晴海児童館等複合施設の指定管理者についてですけれども、選定の過程というのがありますけれども、選定委員の方たちにこの資料がいつ渡されたのか。それから、審議が1月20日の1日だけなのか、お聞かせください。さらに、その資料、募集締め切りが12月2日ですけれども、ここから委員に渡す資料をつくる準備ですけれども、どの部署で何人で行ったのか。また、そこに委員である区の職員の方たちが情報を得る、そういうことができるのではないかと思うんですけれども、その点いかがかお聞かせください。
○北澤子ども家庭支援センター所長
まず、委員の方に選定の資料がいつ渡されたのかというところですけれども、12月2日に募集を締め切りまして、その後、1週間以内には委員の方たちの手元に資料をお渡ししていると思います。
資料をつくる部署ですけれども、子育て支援課の職員2名から3名、それから子ども家庭支援センターの職員2名で行っております。
選定の経過ですけれども、1月13日のプレゼンテーションの時点で、その資料に基づきまして、資料を見ながらプレゼンテーションを受けたという形になりまして、その中で委員の方たちに採点をしていただいた。その後、20日の時点で資料をまとめ、募集締め切りの後、提出資料に関しましては、ずっと作業を行っておりまして、プレゼンテーションも含め、その後、プレゼンテーションの結果を含めた作業を引き続き行い、20日のときに全部の資料をそろえて、委員の中で討議をしたという経緯でございます。
以上です。
○志村委員
2つの部署でやっていた中で、委員の職員の方、例えば部長とか、そういう方たちが情報を得るということができるんじゃないかと思うんだけれども、その点と、あと、選定審議、プレゼンテーションも入るとして、この委員の方たちが集まって意見交換なりしたり審議したのは何回なのか。
○北澤子ども家庭支援センター所長
資料につきましては、委員の方たちと同じように、提案資料をこちらの内部委員も事業者の募集締め切りの後、いただいて、それを各自読んでいたというような状況です。最終的に、20日の審査にかける段階での資料につきましては、20日の前日に、こちらの20日に皆さんにお見せする資料につきましては、部長に確認をした後で資料を出したという状況で、その資料をもとに20日に審議したという状況でございます。委員全員で審議をしたのは20日ということになります。
○志村委員
委員の中には覆面で出されたんでしょうけど、応募した中で事業所名とか、そういうのは結局、委員である職員の方たち4名も把握していたと。6つの会社の中で、この企業がこういう提案をしているというのは、準備をする過程で、この4人の委員の中の職員、部長をはじめとした課長たちも知っていたということでよろしいんですか。
○北澤子ども家庭支援センター所長
それについては、知っておりました。
○志村委員
ということは、この選定委員の中の半分の委員が、どこどこの企業がどういう提案か、これはA、B、Cになっているけれども、そういうのを知りながらやっていたという意味では、これまでの指定管理者の選定で委員はどの企業がどの提案をしているかわからないという中でやってきたのが、どの企業がどういう提案をしているのかわかっているのが半分いるということ。それを、今、確認させていただきました。
そして、サクセスアカデミーというのはどのような会社かと。若干、さっきもありましたけれども、これは前身が学習塾で、そしてインターネット情報ではありますけれども、独自の運営手法を持っていると。保育サービス業では珍しいフランチャイズチェーン。この展開で事業を拡大している企業だということです。
中小企業ビジネス支援サイト、J−Net21によりますと、社長の柴野豪男氏は1991年に保育サービス業に乗り出した際、院内保育所から出発したことで365日24時間体制の運営に自信がある、こういう発言をしたということを紹介しているとともに、この社長の発言として、管理を簡素化するため、保育児の数、保育士の人数を瞬時に把握でき、情報を入力すれば保育士の給与計算までできるシステムを構築しました。今は100カ所の保育所をつなぐネットワークへと進化しています。こういうコメントを紹介しています。
このサクセスアカデミーの業務資本提携先、これはジェイコムホールディングス株式会社です。このジェイコムホールディングス株式会社というのは人材派遣会社ですね。ですから、晴海児童館等複合施設の従業員は、サクセスアカデミーのさっき言ったネットワーク、いろいろ保育をつなぐネットワークと、あと、この人材派遣会社によって賄われるということが本当に目に見えています。こういう児童館などで働く、本当に子供たちにとって大事な、福祉の場で働く人たちが派遣社員からの従業員であるということは、公の奉仕者としての意識を持っている公務員としてのモチベーション、これは異なる、異質になると思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。
○北澤子ども家庭支援センター所長
職員の育成計画ですとか、研修に関しましては、サクセスアカデミーの中でかなり充実した内容で提案されているというふうに認識しております。また、職員体制につきましても、十分な配置があって提案されているというふうにこちらとしては認識しておりまして、その中で十分な指導を行っていき、適切な指導ができる職員が用意していただけるように、こちらとしても指導していきたいというふうに考えます。
以上です。
○志村委員
それは充実した内容なんですよ。職員は派遣社員でどんどん会社から呼べるし、また、いろいろな形でネットワークを持っている。児童館で働く人がそのような人材であるということは、私は地域を愛する、子供たちを愛する、本当に地域を一緒につくっていこうというモチベーションを、派遣社員などが想定される従業員は公務員と異なるということを指摘させていただきます。
それから、元従業員の話として、何人かの方からも紹介されているんですけれども、例えば人事評価制度がはちゃめちゃな会社だ、さらには保育会社であるけれども、産休及び育児休暇は無給だと、そういうことですね。あと、個人プレーが多く周囲の仕事が見えない、部下の仕事もほとんど放置状態だと、こういうようなことが元従業員から出されている。そういう意味では、選定の中でサクセスアカデミーの労働環境の調査、そういうのはどのように行ったんでしょうか。
○北澤子ども家庭支援センター所長
法人に関しての調査で労働環境につきましては、提出された書類の中で調査をしているというような状況でございます。また、財務状況ですとか、そういったもので調査をさせていただいております。
人事評価制度につきましては、こちらのほうでは明確に把握してございませんが、民間で働いていた、サクセスアカデミーが全くの民間で行っていた保育園での、そういった評判なのか、公立民営でそういった評判があるのかというところは定かではございませんが、こちらはあくまでも公立の施設として運営していきますので、そういった労働状況の調査というものもしっかり行っていきたいと考えます。
以上です。
○志村委員
もう既に指定管理者を含めて公的な保育園などもやっておりますので、今おっしゃいましたように、その調査をぜひして、議会に報告していただきたいと思います。
児童館は、指定管理者の期間10年です。当初、指定管理者は3年でした。ただ、それがまた5年になったりとか。つまり本当は3年間ごとに見直しをして民間の活力、活性化を図って、それを生かしていこう、サービス向上につなげていこうということで期限を切っているんですけれども、今回は10年だということですね。これは多分職員の安定化、企業の安定化を図って、児童との福祉の関係への影響を少なくするためだと思うんです。しかし、そうなると、指定管理者はそもそも3年間で企業競争をやろうという、そのコンセプトと、10年間やらなくちゃいけない、そういう今回の児童館の指定管理者ということは、児童館なり、こういう福祉の施設は指定管理者のそもそもの精神とは合わない、指定管理者制度にはふさわしくない、そういうことを証明しているんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○北澤子ども家庭支援センター所長
委員おっしゃいますように、やはり福祉施設ということで、職員が安定した勤務体系ができるようにということで、今回10年間という長い期間での指定を行っております。ただし、その間に毎年、事業者から報告をもらったり、第三者評価などに基づいて外部委員による評価を受け、きちんとしたモニタリングをしていく中で、もしも、ふさわしくない事業者であるというような評価結果が出ましたら、その時点で指定の取り消し、もしくは指定業者の変更等を行うことも可能ですので、そういった面では、きっちり毎年評価をしていくということで考えております。
以上です。
○志村委員
それがそもそもの指定管理者導入の、この制度ができたときのコンセプトと違うわけですよ。こういうことにしなければならないというところに児童館での指定管理者制度の導入というのが、そもそもふさわしくないというのを証明している。途中でチェックしなくちゃならないというようなところにもあらわれていると思います。
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