税金

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

 日本共産党の佐々木憲昭議員が3日の衆院予算委員会で行った基本的質疑(大要)は次の通りです。


佐々木 復興めぐり個人には8兆円増税、企業には20兆円減税、公平・公正ではない
首 相 (まともに答えられず)
佐々木 安倍内閣のやっていることは経団連の要望どおりのことではないか

 佐々木 政府は東日本大震災からの復興のため財源を確保するということで、企業には2012年度から復興特別法人税、個人には2013年1月から復興特別所得税を課しております。

 復興特別法人税が導入されたときはまず、実質5%の法人税減税を恒久的に行ったうえで、3年間に限り同額の復興特別法人税を課すというものでありました。つまり、それ以前と比べて企業には実質的な負担増はないということであります。財務大臣、その通りですね。

 麻生太郎財務相 復興特別法人税は東日本大震災からの復旧・復興のための財源につきまして、今を生きる世代全体で連携し、負担の分かち合いによる確保をするとの観点から創設されたもので、3年間の期限ということになったと思います。導入時における増収の見込み額は約8000億円。復興特別法人税の導入が企業経営に過大な負担にならないように配慮した、というのがそのときの背景だと記憶いたします。

 佐々木 それを3年後に廃止するということであったものを2年後前倒しして、今年の4月から廃止するという提案がされています。この減税が行われると、法人税の基本税率は25・5%になります。

 復興特別法人税は年8000億円ですね。したがって企業にとっては年間8000億円の減税ということになるわけです。その水準が恒久的に続くわけです。

 一方、個人に対しては復興特別所得税が課せられ、昨年1月から所得税の納税額に2・1%を上乗せする形で増税が行われ、25年間続くわけです。今年6月からは個人住民税、ここに年間1000円の上乗せがあります。住民税の方は10年間の増税です。この個人の増税分は25年のトータルでいくらでしょうか。

 財務相 25年間で約7・3兆円の増収額を見込んでおったということでございます。

 佐々木 住民税と合わせると約8兆円になる。

 企業は最初の2年間、復興特別法人税を課せられるわけです。それが2年だけでなくなって毎年8000億円の減税が恒久的に実行されます。増税がされる個人と同じ25年で並べてみますと、企業には約20兆円の大減税であります。

 復興のためみんなで分かち合うという話でありますが、25年で企業には約20兆円の減税であります。その減税を受けるのは主として黒字の大企業で、7割を占める赤字企業は減税が届かない。

 企業には20兆円の減税、個人には8兆円の増税。おかしいんじゃありませんか。総理は“税は公平・公正なものでなければならない”といいましたけれども、どこが公平・公正なんですか。

 安倍晋三首相 法人税と個人にかかる所得税、住民税とはまったく別の種類の税金でして、何か法人対国民という対立構造が存在するかのような議論はおかしいと思うんですね。復興特別法人税は確かにいろんなご批判があったのは承知をしておりますが、復興予算は19兆円から25兆円に増やしました。私どもの政策によって上振れた成長の果実でもって、復興特別法人税の1年間前倒しという形にしたわけであります。

大企業に増税するな、消費税あげろ――経団連の勝手な提言

 佐々木 総理は私の質問に全然答えない。税の種類は違うけれども、目的は「復興のため」ということで始まったわけでしょ。なんで国民だけ25年間延々と負担するんですか。企業はなんで2年でやめるんですかといっているんです。

 だれにそんなことを言われたんですか(爆笑)。経団連じゃありませんか。

 経団連が出した「平成24年度税制改正に関する提言」は復興税について「現行制度をもとに単純に付加税を課したり、…純増税を行うことは絶対に容認できない」と、企業には増税するなといっている。そして「まずは法人実効税率の5%の引き下げを早急に実現すべきである」と減税を求めている。そのうえで「復興財源として法人税についても何らかの負担増を行うのであれば、そのネット減税分を限度として付加税を時限的に課す…(いずれも3年以内)」。実に厚かましい。

 それをそのまま受け入れたのは民主党政権なんですよ。それを自民党政権、安倍内閣が踏襲して前倒しして大企業への減税を早めている。これが実態じゃないですか。

 首相 経団連にいわれてやっているわけではありません。これはおしなべて法人税という税制の中において、ということではないかと思います。

 佐々木 いったいどちらを向いて政治をやっているのかということですね。安倍内閣に対して昨年、日本経団連が「平成26年度税制改正に関する提言」を出しました。「法人実効税率については、復興特別法人税の課税期間が終了する平成27年度以降の検討課題とされているが、遅きに失すると言わざるを得ない」。安倍内閣をけしかけて、大企業にもっと減税しろと圧力をかけている。

 それだけにとどまらず、(首相は)1月のダボス会議で「法人税を今年の4月から2・4%引き下げます。…本年さらなる法人税改革に着手いたします」と。法人税ってそんなに高いんですか。

 昨年12月2日に財務省が政府税調に提出した資料がありますが、法人税は基本税率30%なわけですね。実質負担率は何%でしたか。

 財務相 平成23年度当時の法人税率30%に対して実質的な負担率は21・3%と算定されております。

 佐々木 実際は3分の2しか負担していないんですよ。なぜかといいますと、連結納税制度、受取益金不算入制度、研究開発減税などの租税特別措置、欠損金の繰越控除制度などさまざまな減税措置がある。だから、課税対象がどんどん小さくなるわけですよ。

 基本税率はいま30%ではなくて25・5%です。30%のときに21・3%ということですから、25・5%なら十数%になるんですよ。

 大企業になればなるほど税負担率は軽くなり、巨大な企業グループである連結法人の場合はもっと負担が低い。まともに負担していないんですよ。それなのにさらに下げる。とんでもない話であります。

佐々木 法人税減税は賃金上昇につながらない――財務相も発言している
財務相 「資本主義経済」だから…
佐々木 企業アンケートでも内部留保に回るだけが実態ではないか

 佐々木 では、法人税を下げたら賃金は上がるんですか。与党の「民間投資活性化等のための税制改正大綱」(昨年10月1日)にこう書いてある。

 「賃金上昇につなげることを前提に、復興特別法人税の一年前倒しでの廃止について検討する」「その検討にあたっては、復興特別法人税の廃止を確実に賃金上昇につなげられる方策と見通しを確認すること等を踏まえたうえで、12月中に結論を得る」。

 そこで確認したい。ここで書かれている「賃金上昇につなげられる方策と見通し」は具体的にどう確認したんですか。

 財務相 政労使会議の場などにおきまして、政府から経済団体や業界団体、連合等々に賃上げや取引先企業の支援など広く働きかけ、こうした要請を踏まえて、経団連、連合からの表明がなされたことなどを総合的に判断いたしまして、復興特別法人税の1年前倒しを決定させていただいたのであります。

 佐々木 ところが、昨年9月20日の記者会見で麻生大臣はこういっているんですよ。

 「法人税を引き下げた場合に、その引き下げた分によって雇用の拡大、給与の引き上げ等々にきちんと回る保証を経営者がしますかね。それが確実にできるものでしょうか。ただただ内部留保がたまるということになるのでしたら、…およそ意味がない」「私から言わせると、企業が約束しますと言って本当にするでしょうか。まずしません」。麻生大臣、この発言は事実ですよね。この見解はいまでも同じですか。

 財務相 ご存じのようにうちは資本主義、市場経済、自由主義でやっていますんで(爆笑)、共産主義経済をやってんじゃありませんから、政府が命令したからきちんといく、そんな簡単な話じゃありません。(政労使会議での合意が)実行される担保があるかといわれれば、いまからその手形を落としてもらうといろいろと話をさせていただかないかんということになろうかなと思います。

 佐々木 日本では市場経済を前提というのはあたり前です。いま社会主義じゃないんだから。だからいっているわけですよ、こんな約束が本当に担保になるんですかと。

 実際に、通信社のロイターが行った「企業調査」がありますけれど、復興特別法人税の1年前倒しなど、法人税減税が行われたなら、その分の利益(キャッシュフロー)を何に使いますかと問われて、一番多かった回答はなんだと思いますか。「内部留保」の積み増しで30%ですよ。「賃金」に回すと回答したのはわずか5%。これが実態ではありませんか。

 財務相 昨年の9月まで総額約306兆円くらい企業で内部留保をしておると思いますんで、その総額がさらに積みますだけではないかというようなご指摘もよくいわれるところです。

 佐々木 総理は本会議で、一部でボーナスが上がったと答弁しました。これは上がったところだけ取り上げて、それを平均したものなんですよ。ボーナスは、ゼロというところがどのくらいあるのかご存じですか。3分の1ですよ。それを除いて、上がったところだけ平均したってだめですよ。

 内閣府の「最近の賞与の動向について」という資料があります。これには夏のボーナスの場合、「500人以上の大規模事業所では、前年比プラス2・6%と大きく増加したものの、それより規模の小さい事業所ではマイナスか低い伸びにとどまった」「経団連調査では年末賞与の伸びが高くなっているが、マクロ的にみた毎月勤労統計での年末賞与の伸びはそれよりも小幅なものにとどまる可能性がある」と指摘しておりますが、間違いないですね。

 甘利明経済再生担当相 事実であります。

労働法制の改正、最低賃金底上げこそ必要

 佐々木 一番大事なことは、ボーナス(一時金)よりもベースアップなんですよ。

 NHKが行った100社を対象にしたアンケート調査でも、基本給を上げると答えた企業は9%。前回の調査より1社増えただけなんです。

 これまで法人税の基本税率は43・3%がピークであります。それがどんどん下がり、25・5%。ところが賃金には回っていません。1997年をピークに賃金は下がり続けております。減税の多くは内部留保に回っています。すでに270兆円超えているんですね。

 だいたい法人税を下げたら賃上げにつながるという考え方が間違っているんですよ。大企業が利益を上げたら、そのうち下請けや労働者におこぼれがあるだろうというのは、上から目線の「トリクルダウン」の発想であります。それはすでに破綻しているわけです。

 政府がやるべきことは、二つあります。

 一つは、低賃金で不安定な非正規雇用を増やしてきた労働法制を改正するということです。昨年は、雇用者全体に占める非正規労働者の割合は36・6%。過去最高で歯止めがかかっておりません。政府の2010年版の『労働経済白書』によりますと、「非正規雇用の増加は、…雇用者の平均賃金を引き下げる方向に作用してきた」と指摘しているわけですね。これを直して、労働者派遣法の抜本改正、そして若者を使い捨てにするブラック企業を規制する。

 二つ目は、中小企業に対して直接支援を行いながら最低賃金を底上げする。時給1000円を目指すということであります。

 どうも安倍内閣はこの二つの課題に消極的あるいは後ろ向きではないか。大企業にこれだけ内部留保がたまりにたまっているのですから、賃上げと雇用の安定、下請け企業の単価の引き上げ、こういうことは十分できると思うが、いかがですか。

 首相 市場主義経済下において、企業に対して総理大臣といえども給料を上げるといって給料が上がるわけではありません。しかし、デフレから脱却するのはそう簡単なことではありませんから、それぞれができることをしようと。

 私たちは復興特別法人税の1年前倒し(廃止)をしました。経営者に対しては、私たちはそこまでやったんだから、あなたたちも賃金に結びつけるように、下請け企業等々に対してちゃんと転嫁対策をやるようにお願いしたわけでありますから、そこで麻生大臣のように大変疑い深い人もいますから(爆笑)、これは政労使で文書で交わして、文書でちゃんと書き込んだわけですよ。

佐々木 消費税増税に国民の不安――業者が転嫁できない時は誰が負担するのか
首 相 納税義務は事業者
佐々木 身銭を切ることになるではないか――経営が続けられなくなる

物価が上がり、実質賃金は下がっている

 佐々木 安倍内閣は「2年間で物価上昇目標を2%にする」ということでありますが、最近このサラリーマンの賃金が物価上昇に追いつかない、生活が苦しくなったという嘆きが聞こえてきます。

 日銀に確認したいのですが、来年度の物価上昇の見通し、最近のデータで特に物価上昇率の高い品目を示していただきたいと思います。

 木下信行日本銀行理事 電気代、ガソリン、テレビ、健康保険料、外国パック旅行、ルームエアコンなどとなっております。物価上昇見通しですが、2014年度は消費税引き上げの影響を除きまして1・3%、2015年度につきましては1・9%となっています。

 佐々木 公共料金が上がり、物価全体を押し上げているわけです。

 日銀の「生活意識に関するアンケート調査」では「物価上昇は困ったことだ」とお答えになっている方が8割。給与総額が18カ月連続して対前年比でマイナスになっております。そのうえ安倍内閣になって、実質賃金がずっと下がってきているんです。

 実質賃金は昨年6月まで上がっていたんですが、物価が上がるもんですから実質賃金はそれにつれて低下して7月以降マイナスになっている。これは大変な事態なんです。

 しかもそれだけではない。4月から消費税率を8%に上げるでしょ。ただでさえ、賃上げが追いつかないといっているところに消費税増税が上乗せされて、いっそう大変なことになる。税率が8%になりましたら、物価が約2%上がりますね。来年度は物価上昇と消費税増税を合わせると、何%の上昇と想定していますか。

 経済再生担当相 来年度の物価上昇率は消費税込みで3・2%。消費税の分を外しますと1・2%です。

4%から5%の賃上げがないと所得は下がる

 佐々木 3%を超えるわけですね。しかも、そのうえ社会保険料の負担も増える。ざっと見ますと、4〜5%程度の賃上げがないとサラリーマンの可処分所得は低下するんです。そのうえ、なかなか賃金が上がらない。実質賃金がずっと低下していくことになりますと、消費が停滞する。これが実態なんです。

 しかも、中小企業も大変な事態でして、いま原材料が上がってそれが転嫁できないということで、日本商工会議所の調査によりますと、6割が転嫁できないといっている。このうえ消費税が上がったら大変だという声が聞こえるわけです。

 政府が2011年に中小企業4団体に依頼して行った調査で、売上高3000万円以下の業者のうち消費税を「転嫁できない」と回答したのは何割ありますか。

 茂木敏充経済産業相 現在の消費税5%分を「全部転嫁できている」が39・6%、「一部転嫁できている」が26・2%、「ほとんど転嫁できていない」と回答された事業者が34・3%。さらに今後、消費税率が引き上げられた場合の転嫁の見込みは、「全て転嫁できる見込み」と回答する方が27・5%、「一部転嫁できる」と回答された方が31・6%、「ほとんど転嫁できないと思う」と回答された方が40・9%おります。

 佐々木 一部しか転嫁できない。転嫁できないというのも含めるとだいたい7割ぐらいあるわけなんですね。

 転嫁できない場合、消費者から消費税を預かっていないわけなんです。しかし、業者は納税の義務があります。お金はいったいどこから出すのか。だれが負担するんでしょうか。

 首相 消費税の納税義務者は事業者でありますが、消費税は価格への転嫁を通じて最終的に消費者に負担していただくことが予定されている税であります。転嫁拒否等に対する監視や取り締まりや事業者等に対する指導や周知徹底に努め、政府一丸となって万全の転嫁対策を講じていきたいと考えております。

 佐々木 私の質問に全然答えていない。転嫁できない場合は、消費税を預かっていないですよ、消費者から。でも納税義務はあるんです。そのお金はどこから出るんですかと聞いているんですよ。

 経産相 転嫁していただくために万全を期すわけであります。

減税した大企業から政治献金受け取るのか

 佐々木 まったく質問に答えていない。消費者から税金を預かっていないんだから納税するのは自分のお金で納税しなきゃならんでしょうが。身銭を切るんですよ。だからいま業者の方々は大変だといっているんです。

 たとえば、こういう声がある。「度重なる原材料の値上げで苦しんできました。年金生活をしている方が多いのでお客さんの財布のひもは固く、以前、コーヒー1杯300円から330円に値上げしたとき、売り上げが落ちて、以前の売り上げは戻っていないので、怖くて値上げできない」。これが実態なんですよ。身銭を切るから、いま倒産、こういう不安におびえているんですよ。

 高齢者の場合はもっと大変です。いま高齢者は年金が減らされる。しかも、天引きばかりが増えている。2000年から2012年までの間に24万から22万に年金が下がりました。負担は2万から2万9000円に増えました。以前は収支とんとんだった。ところが12年には4万6000円の赤字になっている。

 こういう状況のなかで、安倍内閣は大企業に減税をしてあげる。安倍さんにお聞きしますけれども、減税した大企業から政治献金を受け取りますか。

 首相 政治資金については基本的に法にのっとって適正に処理をしております。

 佐々木 庶民から取り上げて、大企業に減税を行い、その大企業から献金を受ける。政党助成金まで山分けする。「好循環、好循環」というけれども、「好循環」なのは金が回る財界と自民党の間だけで国民の方は悪循環ですよ。消費税増税をやめて、家計を応援する内容にかえる。こういう政策に転換することを求めて質問を終わります。

「しんぶん赤旗」2014年2月5日(水)より

 総務省は20日、2013年分の政党助成金の最終分として、計79億8755万円を自民党、民主党、日本維新の会、公明党、みんなの党、生活の党、社民党、新党改革の8党に支給しました。この結果、7月の参院選後解散した「みどりの風」を含む9党の今年の受取総額は、318億7083万円にのぼりました。

 最終分の支給額は、自民38億9165万円、民主17億5396万円、維新7億9915万円、公明6億4789万円、みんな5億6646万円、生活1億8992万円、社民1億1191万円、改革2657万円。

 国民の税金である政党助成金は、受け取りを申請した政党に対し議員数と国政選挙の得票数を基準に年4回に分けて支給され、衆参選挙で議席増となった自民党の年受取額は150億5858万円(昨年比48%増)となりました。

 一方、大幅議席減となった民主党の年受取額は昨年比53%減の77億7494万円。しかし、昨年使い残した政党助成金を国庫に返納せず、ため込んで今年に回した「基金残高」は155億2412万円。ため込み分を含めれば自民党を上回ります。

 維新、生活、みどりは今年から政党助成金を受け取りました。維新は、同党に合流・解散した「太陽の党」のため込み分を引き継ぎました。

イメージ 1


「しんぶん赤旗」2013年12月21日(土)より
 自民・公明両党は12日、2014年度「税制改正」大綱を決定しました。庶民には消費税増税でしぼりとる一方で、大企業には支援を行います。


 安倍晋三政権は消費税率を来年4月に8%、15年10月に10%に引き上げることを狙っています。大綱は消費税の軽減税率については「税率10%時に導入する」としました。ただ、具体的な時期は明記しませんでした。14年12月までに詳細を検討するとしています。

 大企業に対しては、14年度末までとされていた復興特別法人税を今年度末まで1年前倒しで廃止することを正式に決めました。また、これまで交際費の損金算入が認められてこなかった資本金1億円超の大企業について、飲食代の半額を経費として認めます。安倍政権が「成長戦略」の一環に掲げる国家戦略特区では、「積極的に税制で支援する」とし、企業の設備投資や研究開発などへの減税を他の地域より拡充することを盛り込みました。

 国税と地方税を合わせた法人負担である法人実効税率については、「競争力の向上のため」に「引き下げる環境を作り上げる」ことが重要だと明記。その上で具体的な税率や時期は「引き続き検討を進める」としました。

 会社員などの年収の一定割合を必要な経費とみなして課税対象から差し引く「給与所得控除」は、16年1月から年収1200万円を超える層を対象に、17年1月からは年収1000万円を超える層まで対象を広げて縮小し、税負担を増やします。

 消費税増税で売り上げの減少を懸念する自動車業界の要望に応えて、自動車取得税を自家用の普通車は2%、営業用の普通車と軽自動車は1%引き下げるとしています。自動車取得税は、消費税が10%になった段階で廃止を予定しています。新車登録から11〜13年たったディーゼル車・ガソリン車は14年と15年にそれぞれ、自動車税を10〜15%引き上げます。

 自動車取得税を廃止する財源の一部として、軽自動車や自動二輪車に課せられている軽自動車税を増税します。自家用乗用車の場合、再来年4月以降に購入される新車を対象に現在の年7200円から1・5倍の年1万800円に引き上げます。二輪車は全保有者を対象に税率を1・5〜2倍に引き上げます。

イメージ 1


「しんぶん赤旗」2013年12月13日(金)より

テーマ:低所得者の方に区民税の滞納が増えていることについて
《2013(H25)年3月8日 予算特別委員会》


○志村委員
 それから、先ほどもありましたけれども、区民税の徴税で特に低所得者の方の滞納がふえていると。それはフラット化などの影響だという分析結果がさっきありました。収入が大きくないのに、いろいろな税制の変化で税の負担に苦しむということがあるというふうに思うんですけれども、先ほども、これからは低い額の方たちへの徴収を強化していくという話、ただ、いろいろおもんぱかってやるよということなんですけれども、やはり低所得者の方たちの生活はきっと厳しいですよね。税金を払おうとしても払えないということで、納税者の方々の生活実態とか、適切な滞納整理というんですか、それをどう本当にやっていくのか、そして、その方が自立できて、いろいろな行政サービスと総合的に援助を受けて、ある意味健全な納税者になるようにする。低所得者だから、なかなかそのあたりは厳しいと思うんです。

 しかし、今の悪い税制といっても、納税者であればちゃんと納めてもらわなくてはいけないんだけれども、そこをどう支えていくのかというのは、私は単なる徴収ではなくて、本当に総合的にその人の生活を支えていくという立場で職員の方々が取り組んでいかなくてはいけないと思うんです。そういうことで独自で対応するとはおっしゃっているんですけれども、それだけではなかなか厳しいので、もうちょっと何か生活を支えるという意味の工夫が必要だと思うんですけれども、その点のお考えなどをお聞かせください。

○井上税務課長
 確かに、いろいろな御事情がおありになるというのは、私どもも日々滞納者の方とお会いして感じるところでございます。ただ、フラット化もございましたけれども、全体の税負担自体は国と地方の持ち分の変更ということでございまして、やはり税というのは一定の所得に対して客観的にかかるものでございますから、それに関しては納めていただくというスタンスは、私ども、堅持していただかなければいけないものと思っております。

 ただ、やはり不況の影響によって、以前はお勤めしていたけれども、今はお勤めができなくなって生活のほうに回ってしまうというような御事情もございます。そのような方につきましては、生活の御相談をさせていただくとともに、多重債務の方につきましては消費生活センターなどの、いろいろな支援部署を介して御案内申し上げる等、我々もアンテナを広げまして、その方にできる限りの援助を御提供するという形でやってまいりたいと考えております。

 工夫ということは限りないと思います。今後ともその方に、一番よろしいのは差し押さえや強制的な換価ではなくて分納等、自主的にお支払いいただくことがベストでございますので、それができるように取り組んでまいりたいと考えてございます。

○志村委員
 そういう意味では、一番シビアなところで区民の方々と接するというので、区の印象もそこで非道な行政と見られるのか、心優しい行政として見られるのか、大変大事な部署だと思いますので、お願いしたいと思います。

 それから、ちょっと確認したいんですけれども、全国的にも平成20年ぐらいから滞納がばっとふえているんですよね。税制の変化で、収入は変わらない。つまり、非課税だったのに納税者になってしまったという方も生まれているんじゃないかと思うんです。その点はどうなんですかね。

○井上税務課長
 課税標準の税額の掛け方というのは、基本的に変わることではございません。フラット化は、国と地方の総合的な税負担は同じなんですが、国と地方の税率の配分が変わることによりまして、地方のほうが低所得者の方に関しましては、区民税の場合、かつて3%というような税率がございましたけれども、そういう方が6%に上がって、区民税負担は名目上高くなっている方がいらっしゃる。国と地方を合わせれば変わらないけれども、国の場合は源泉徴収等がございまして、担税力が発生したときに既に取られてございますけれども、住民税の場合は翌年度課税になりますので、今までのつもりで住民税が来ると思っていたら、翌年度高くなったと。そういうことで払えなくなってしまう。

 同時に、少額の方がついうっかり、もしくは私どもが、先ほども申し上げましたけれども、高額の人を中心に滞納整理をしますものですから、文書の催告だけを重ねていると、なかなかお払いになることができる機会がなくて積み重なる。そういうことが悪循環として起こっているのではないかというふうに考えております。

 以上でございます。

○志村委員
 そういうことで、思いやりを持った歳入、財源確保も考えていただきたいというふうに思います。また、徴税についても、その点よろしくお願いいたします。

 安倍内閣の副大臣が、みずからが支部長を務める政党支部で2012年に3億5000万円を超す政党助成金を受け取り、1割に相当する約3500万円も使い残しながら国庫に返さず、ためこんでいたことが本紙の調べでわかりました。安倍首相はじめ閣僚は、首相の約695万円はじめ合わせて約2400万円(9月29日付既報)をためこんでいました。


税金丸抱えで選挙

イメージ 1

 25人の副大臣のうち、公明党の3人をのぞく22人の政党交付金使途等報告書(2012年)を調べたもの。

 これによると、衆院出身の副大臣は、大半が1925万円、参院出身の副大臣4人は各1000万円の政党助成金を自民党本部から受け取っています。22人の合計は、3億5825万円にのぼります。

 政党助成金は余ったら国庫に返納することが原則ですが、「基金」に積み立てることができるため、ほぼ半数の13人の副大臣が使い残して「基金」としてためこんでいます。その総額3496万5341円。このうち、100万円以上ためこんだのは、高木毅(つよし)国土交通副大臣の1119万円はじめ7人です。(表参照)

 一方、18人の衆院出身副大臣のうち、14人が昨年12月の総選挙で、「選挙関係費」として本人あてに多額の「寄付」を行っています。吉川貴盛、江藤拓両農林水産副大臣がそれぞれ1200万円、1000万円、奥野信亮法務副大臣950万円、谷公一復興副大臣800万円などで、総額8307万8558円となります。

 本人あての支出は、その後、何に使ったか問われることはなく、不明朗そのものです。

 総選挙に、政党助成金をほぼ全額をつぎ込んだのは、西川京子文部科学副大臣。09年7月の総選挙で、福岡10区で落選し、今回、公示前日の12月3日に比例九州ブロックから単独立候補を表明しましたが、同6日に400万円の政党助成金を党本部から受領。宣伝用自動車の借り上げに86万8500円、チラシ・ポスターに154万7070円、リーフレットに134万7150円と、計376万2720円を支出しています。税金丸抱えで選挙をたたかったことになります。

 このほか、桜田義孝文部科学副大臣は、政見放送テレビ代に80万円、ポスター・ビラの作製費に121万5480円、土屋品子厚生労働副大臣は、チラシ印刷・折り込み代に52万6939円、松島みどり経済産業副大臣がポスター印刷に43万2600円など。

 こんな支出も―。

 上川陽子総務副大臣は、エアコン工事代に23万9400円、吉川農水副大臣と野上浩太郎国交副大臣は、除雪費にそれぞれ15万7500円、21万2425円を支出しています。


「しんぶん赤旗」2013年11月9日(土)より

.
志村たかよし
志村たかよし
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(10)
  • 高砂のPCB汚泥の盛立地浄化
  • 大まゆ均
  • 護憲・反原発ブル/小牧&丸木寿人
  • 土佐文旦
  • 琵琶
  • 真鍋かずたか
友だち一覧

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事