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経済産業省が26日発表した2012年企業活動基本調査(速報)によると、11年度の1企業当たりの正社員数は301人で、1992年の調査開始以来、最少となりました。前年度比で1・6%減少しました。 一方、パートタイム従業者数は1企業当たり128人と、前年に引き続き調査開始以来の最高値となりました。正社員から非正規雇用への置き換えが進んでいる状況が浮かび上がっています。 業種別にみると、製造業でも同様の結果となっています。製造業の1企業当たりの正社員数は、同2・0%減の341人。調査開始以来、最少となりました。パートタイム従業者数は1企業当たり40人と、前年に引き続き調査開始以来の最高値でした。 卸売業の1企業当たりの正社員数は同2・9%減の201人でした。パートタイム従業者数は39人で変わらず。小売業の1企業当たりのパートタイム従業者数は同4・9%増の495人で、調査開始以来最高値となりました。 「しんぶん赤旗」2012年12月28日(金)より
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雇用・労働
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「労働力の流動化」などとリストラの“自由化”を総選挙公約に掲げていた自民党が、大リストラをすすめる電機業界の大手7社から、2011年に6850万円の献金を受けていたことが政治資金収支報告書で分かりました。 電機業界は13万人を超える大リストラを進めています。自民党に献金する7社はいずれも業界の中心的立場にあり、リストラの人数も計7万7050人と全体の半数以上を占めます。 1万人のリストラをすすめるNECは自民党の政治資金団体「国民政治協会」に700万円を献金しました。同社は、「(希望退職しなければ)内戦状態のシリアへの転勤になる」と、脅迫まがいの面談を10回以上も繰り返すなど、社員を病気に追い込むまで退職を強要しています。 同じく1万人をリストラするシャープは350万円を献金。同社は希望退職の募集を装いながら複数回の個人面談で「君のいる場所はない」と迫るなど、NECと同じく違法な退職強要をしています。 3000人をリストラする東芝は、1400万円。同社は首切りのほか、国から計33億円の補助金を受けた北九州工場を今年7月に閉鎖するなど、身勝手な経営方針の変更で労働者に広域配転を迫りました。 献金を受ける自民党は、10年の参院選で「解雇規制の緩和」を公約に掲げたのに続き、今回の総選挙でも公約の「総合政策集」で、「企業・人の新陳代謝を政策による誘導で行(う)」「労働力の流動化など健全な競争を通じて人材が適切に配置」などとし、リストラの“自由化”を狙っています。 自民、雇用破壊反省せず 全労連事務局長 小田川義和さん 自民党は、1999年の労働者派遣法の原則自由化のような雇用破壊の「構造改革」を進め、大企業のリストラ「合理化」を後押ししてきました。それが、リーマン・ショックの時に、「派遣切り」、「非正規切り」を招きました。自民党はそれを反省せず、野党時代も大企業から政治献金を受け、総選挙で「構造改革」を公約しています。 自民党政治の本質を労働者に伝えることを、2013年の春闘の取り組みでも重視しなければならないと決意しています。 「しんぶん赤旗」2012年12月20日(木)より
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資本金10億円以上の大企業で従業員がこの10年間で100万人近く減少しています。国税庁「民間給与実態統計調査」によると、資本金10億円以上の企業における給与所得者は2002年の849万3596人から11年の750万5526万人へと98万8070人も減少しました。 それ以下のすべての資本金規模において給与所得者数は増加しています。とりわけ資本金2000万円未満の小規模な株式会社では給与所得者を186万468人も増加させています。規模の小さな会社が必死になって雇用を維持・拡大しているときに、260兆円もの内部留保を抱える資本金10億円以上の大企業が首切りを進めていることになります。 政府は大企業のリストラに歯止めをかけるどころか、支援までしてきました。05年には会社法を「改正」し、企業や産業が自由に再編・合併するための法を整備。また、1999年に産業活力再生法(産活法)を制定し、大株主の利益のための大企業のリストラ計画に政府がお墨付きを与え、人減らしを推進してきました。日立はこの産活法を利用して6400人の出向・転籍計画を提出し、4億2000万円の減税を受けています。 日本共産党は総選挙の各分野政策で、大企業の横暴な人減らし・リストラを許さず、解雇、退職・転職強要を許さない解雇規制の法制化を掲げています。 「しんぶん赤旗」2012年12月15日(土)より
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デフレ不況の最大の原因――働く人の賃金が下がり続けていること |
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深刻な「デフレ不況」から抜け出すために、働く人の賃金をどうやって引き上げていくかが、総選挙の重要な争点に浮上しています。9日のフジテレビ系の党首討論番組でも、最初の質問が「国民の給料をどう上げるか」でした。しかし、賃金アップに直結する具体策を示したのは日本共産党の志位和夫委員長だけでした。 今冬のボーナスは過去最低を4年連続で更新しました。総務省の家計調査では、1世帯あたり実収入は1997年をピークに102万円も減っています。 賃金が下がると需要が冷え込み、モノが売れなくなる―志位氏はこの悪循環を断ち切るために、消費税増税の中止とともに、「働く人の所得を増やす政策へと抜本的に転換する―ここに最大のカギがある」と訴えています。 日銀の白川方明総裁も11月の講演で、デフレ脱却のため「賃金引き上げが不可欠」と指摘。「家計が安心してお金を使える環境を政府がつくることが必要」と強調。「毎日」10日付夕刊は「賃金上げる政策必須」との特集を掲載しています。 民主、自民、公明の3党は、効果がない「金融緩和」や公共事業のバラマキ、大企業支援を競い合っています。維新、みんなの党は、賃金をさらに抑え込む「規制緩和」路線を主張しています。 日本共産党が具体策 電機産業の13万人「首切り」をはじめ大企業は「リストラ競争」に走っています。「目先の利益優先で人減らし競争をすれば日本の経済も産業もダメにしてしまう」(志位氏)のです。志位氏は「政治の出番です」と訴え、「働く人の所得を増やす政策を本腰を入れて実行していく」ことを呼びかけています。 リストラ規制 第一は、身勝手なリストラをやめさせるとともに、「正社員として安心して働ける」ルールをつくることです。 非正規労働者の割合は民主党政権時代も増え、2000年の26%から35・5%(総務省労働力調査)に急増。民自公3党は労働者派遣法の改定から「製造業・登録型派遣の原則禁止」を削除するなど骨抜きにしました。 日本共産党は労働者派遣法を抜本改正し、均等待遇ルールをつくろうと訴えています。 最賃引き上げ 二つめは、最低賃金を時給千円以上に引き上げることです。 最低賃金は全国平均時給で749円。フルタイムで働いても年収150万円にもなりません。 日本共産党は中小企業に手当てをしながら時給千円以上へと大幅に引き上げて、「働く貧困層」をなくしていこうと訴えています。 公正な取引を 三つめは、下請け単価の買いたたきなど不公正な取引をやめさせることです。日本共産党は、大企業と中小企業が公正・公平に取引できるルールを、独占禁止法の強化などによってつくるとしています。 大企業の内部留保(ため込み金)は260兆円を超えています。その一部を還元しただけでこうした政策を実行できます。志位氏は、「260兆円のお金が動きだして、みなさんの所得を増やし、内需を活発にし、日本経済をまともにする道が開かれてくる」と訴えています。 |


