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テーマ:マイナンバーについて 《20148H26年3月20日 予算特別委員会》
○志村委員
次は、マイナンバーです。2017年から実施するということで、来年度の予算の中にも準備として入っていますけれども、時間もないので一遍に質問しますので、メモをお願いします。
まず、システム整備、情報整備も含めて、莫大な経費がかかると思うのですけれども、マイナンバー整備全体に係る経費をどのくらい想定しているのか示していただきたいと思います。
それから、プライバシーが漏洩する問題です。情報が番号で一元化されるという中で、一度、情報が漏れたら拡散し続けてしまう、この情報漏れを防ぐ担保は何なのかお聞かせください。
このシステムは委託するというふうに聞いておりますけれども、システムに従事する職員は、区直営でやるなら当然、どんな人がやるかというのは把握できるのですけれども、従事する方が民間の従業員の場合は、その情報を扱う従業員の個人情報、どんな人なのかという個人情報を区が把握できるのか。派遣労働者の方、非正規労働者の方もいると思うのですけれども、公共の事務につく労働者の責任を区としてどうとろうとしているのかお聞かせいただきたいと思います。
それから、校務支援システムを教育のほう、学校のほうでやられます。お話を聞けば、教師の仕事を軽減させるという側面もありますけれども、私が心配するのは、その情報がマイナンバーと一元化されることが、将来的にはあり得るのかどうかという点です。結局、児童のときからいろいろな情報が何十項目と蓄積されるわけです。それが10年、20年たつと大人になるという意味で、子供のときからのデータが、こういうマイナンバーの中で一元化されるというおそれはないのかどうかお聞かせください。
○生島情報システム課長
まず、本区においての取り組み、システム整備のほうから進めております関係で、私のほうから答弁させていただきます。
まず、システム整備に関する費用ですけれども、平成26年度に計上させていただいておりますのは、主に住民記録システム関係で916万円、それから、住民情報システムと連携する各個別システムの対応として300万円ほど、それから、福祉関係のシステムの対応として3,200万円ほどということで、26年度に関しましては、全部足しても4,900万円ぐらいというふうに見込んでいるところです。
制度自体が全部動いた場合のシステム整備の総額ですけれども、実をいいますと、まだはっきりとした数字が見込めているわけではございません。といいますのは、今現在、国のほうのスケジュールですと、ちょうど今、3月、4月、5月と、この段階でそれぞれの主務省令等の整備が進むと聞いております。こういったことが実際に決まってこないと、特に福祉関係の事務等に、実際どういう具体的な影響が出てくるのかがわからない。ということは、システムに関してどういうふうな反映をさせていけばいいかわからないということで、全体的な数字は、まだ今のところ出ていません。ただ、委員がおっしゃるように、小さくない規模のシステム改修が必要だろうというふうには考えております。
それから、プライバシー関係のことですけれども、もともとこの制度自体、いわゆる個人番号法というところで、どういった業務に使ってもいいのかということが明記されております。90以上の事務が番号を使っても構わないということで定義されておるのですけれども、いわゆる無制限に使っていってもいいという状態ではありません。例えば今使われることが許されている社会保障ですとか税務、災害対策関係で区が独自に使う場合でも、条例の根拠等がなければ使えないというところがまずあります。それから、それらに対応してシステム改修をする場合についても、事前にその開発の前に、先だって1月に設けられました特定個人情報保護委員会のほうに、事前に開発内容の承認を得なくてはならないということがあります。また、システムを稼働させて業務を運用してからも、こちらのほうで業務の適正性についてチェックをされるという構造がございます。
そういったことで、プライバシーの漏えいに関する事務的な部分に関しては決められておりますし、また、実際のシステム基盤についても、これは国が整備しております霞ヶ関WANですとかLGWANと言われる公共団体しか使えないような回線上の中で運営されることになっておりますので、そこに対して、外部から何らかの攻撃等が入って情報漏えいを招くということは、可能性としては現行も運営している基盤ですので、少ないのではないのかなと今のところは思っているところです。
それから、システム委託の関係についてですが、こちらもまだ詳細は決まっていないのですけれども、先ほど申し上げましたように、システムの開発に当たっては、事前にその開発内容について委員会の承認を得なければならない。その中では、一体、どういう事務をどういうふうにやるのかということを書面で整えた上で提出することが決められておりますので、実際の運営に当たっても、現場職員に対する研修等をきちんと行うこととか、あるいは、契約等の再委託の場合のことについても、今後、さまざまな約束事が国のほうから提供されてくるものと思っております。
まだまだどういった形で実際の事務が進められるかはっきりしていないところがあるのですけれども、おっしゃったような心配の部分に関しては、今後、情報収集しながらきちんと整えていきたいと思っております。
それから、最後、マイナンバーと校務支援システムの関係、もちろん、校務支援システムの内容については、私のほうは存じ上げないのですが、マイナンバーそのものを今、使っても構わない事務については、法律上定義されたものでなくてはならないというところがございますので、今すぐにということはないと思うのですが、3年後をめどに見直しをかけるというふうな話が出ておりますし、民間利用等も含めて行われるという可能性があるということから、ちょっと最終的な方向性としては、今のところまだはっきりしたことは言えないかなと思っております。
以上でございます。
○林学務課長
校務支援システムの情報がマイナンバーで一元化されることは、あり得るのかというお尋ねでございますが、今回、校務支援システムに載せます個人情報といいますものは、基本、東京都が定めております学習指導要録、そこに載っている、例えば、個人の基本的な氏名、住所等の情報、また、今後、校務ということでの支援でございますので、テスト等を行ったときの成績処理、そうしたものを入力する。あと、子供の健康診断の結果、また、今、いろいろと話題になってございますが、子供の食物アレルギーですとか、そのような保健関係のもの、そうしたものを載せさせていただくものでございますので、それらの情報がマイナンバーのほうで一元化されるということはございません。
○志村委員
アウトラインはつかめました。ありがとうございます。
今回の予算特別委員会で私もいろいろ取り上げてきましたけれども、指定管理者制度とか教育基本法の改悪、教育委員会制度の改悪などなど、法律や条例の改悪、規制緩和によって、結局、職員の皆さんがこれまでやってきたことを否定してしまう。そういう自己否定というジレンマを感じているのではないか。今までやってきたことを今度違う形でやらざるを得ない、本当にそういうのを私は感じました。
今、道州制への流れが強まって、また、企業がコスト意識とかいろいろ経営的な企業、企業化が行政で進められている。今、そういう時期だけに、自治体の仕事はますますやりにくくなるかもしれませんけれども、行政が国や都の悪政の防波堤となって、区民や中小企業、中小業者、働く人たちを守っていただくことを心より要望して質問を終わります。ありがとうございました。
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