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テーマ:耐震改修補強工事の促進について
《2011(H23)年10月6日 決算特別委員会》
○志村委員
3月11日の東日本大震災から7カ月たとうとしています。福祉と防災のまちづくり、災害に強いまちづくりというのが求められているというふうに思っております。
この大震災の後、さまざまな調査、またこれまでの歴史的ないろいろな地震の後などで、今までにない新しい情報が毎日のように出ています。例えば、関東地方には18の震源域があり、活断層もたくさんあると。三浦半島の断層群も何本もの活断層があって、東日本大震災を契機にして、いつここを震源とする地震が起きてもおかしくないというふうなことも言われております。
また、房総半島の南東沖、ちょうど東京湾の下のあたりですけれども、ここでも歴史的にはマグニチュード8級の地震が繰り返されてきたということもわかってきております。千葉県の九十九里浜では1605年の慶長地震で地震後20分で10メートルを超える津波が測定されたことや、静岡平野で静岡大学による地層調査では、6,000年から3,000年前に東海地震よりも大きな力のある地震が起きている、このようなこともわかってきていると言います。
ですから、6,000年に1回とか1,000年に1回とか、それがいつの時期なのか、これが今、本当にわからない。今あるかもしれない、あすあるかもしれないという、そういう時代に私たちは生きている。これは、やはり地球に生きている生命体の宿命でもあります。関東地方でも、北関東を中心に地震も頻発しておりますし、昨日も熊本県で震度5強の地震もありました。震度4、震度5という地震が日本全体でも、そう珍しくないということだと思います。
中央防災会議が開かれまして、ここの河田座長がこのように言っているんですね。今回のように想定外という言葉が、以後出てこないようにする必要があるというふうに中央防災会議でのテレビでのインタビューでも答えております。そういうことで、きょうは防災、災害に強いまちづくりを中心にお聞きしていきたいと思います。
まず、耐震改修促進のための制度ですけれども、耐震改修補強工事を区として促進させるために、どのような努力をしているのかお聞かせください。
○永沢建築課長
災害に強いまちづくりの基本としまして、耐震改修促進についてどのように取り組むかというお話でございますが、中央区においては、阪神・淡路大震災の後から、さまざまな耐震助成に取り組んでおりますが、ことしは、東日本大震災を受けまして6月の補正予算で、これまでの助成制度を抜本的に見直しまして、メニューの拡大、それから助成額の拡充ということを予算化しまして、取り組んでおります。3月の地震もそうですが、4月以降、区民のさまざまなところから要望といいますか、耐震の問い合わせがありまして、課を挙げて、今、取り組んでいるところでございまして、先日の委員会にも報告しましたが、ことしの7月末までの時点で昨年度と同じ程度の件数の実績を上げているところでございます。
以上です。
○志村委員
いろいろな努力をさらに広げなければ、耐震改修、すべての住宅に安心して住めなければならないというふうに思います。そのために、さらに今後も強化をしていかなくちゃいけないと思うんですけれども、私のところに耐震の補強などの相談に来た方が、区の窓口といいますか、対応が時間がかかる、込んでいるために時間がかかってしまうというような声も聞くんですけれども、これからさらに促進させるために職員をふやす必要が私はあると思うんですけれども、その点いかがかお聞かせください。
それから、今、例えば木造家屋でこの改修制度を使おうとする場合、古い建物の場合、あわせて、あちこち修繕しなくてはいけない。また、直す場合も耐震性に問題のないところ、ここには助成がないということで、直したいんだけれども、耐震性に問題のないところなどは自己負担になってしまうということで耐震改修が進まない理由もあると思います。そういう点では、一般的なリフォームと耐震補強の工事、それぞれに助成制度があれば、もっと耐震補強の工事、耐震改修は進むと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○永沢建築課長
耐震助成の相談窓口が非常に込んでいて時間がかかるというお話もありましたが、なるべく私ども、手間暇かけ、きめ細かく対応して、件数、実績を積み上げていきたいと思っております。
職員の話ですが、ことしの7月からですか、石巻市からの採用内定取り消しを受けた若い人を、非常勤ということで構造係に配置しまして、作業の一部を手伝っているような体制で、今、取り組んでおります。
それから、耐震助成の対象の話ですが、あくまでも地震に強い、耐震性を高めるというのが助成の目的ですので、それ以外にあわせてやるリフォームとか、そういう工事につきましては、耐震助成の対象と切り離して、対象とはしておりません。
以上です。
○志村委員
区の職員の方の対応は、評判はいいです。きめ細かく、いろいろ相談に乗ってくれています。ですから、やはりきめ細かく、さらに相談に乗って、そして広げていくというためには、さらなる職員の増員も必要だというふうに思いますので、その点、ぜひ区のほうとしても検討していただきたいと思います。
それから、今、質問したのは、切り離されているのは知っているわけで、それを一般のリフォームにも助成制度を創設すれば、あわせて補強工事とリフォームができれば、もっと進むのではないかというふうな提案といいますか、意見なんですけれども、それに対してはどうでしょうか。
○平野住宅課長
一般の住宅のリフォームについてのお尋ねでございます。
一般の住宅のリフォームにつきましては、一昨年ですか、岩手県宮古市をはじめとして、地域の雇用促進という観点で導入されたものがありましたけれども、中央区の場合は、これにつきましては耐震、そういったもので行っているという状況でございます。
マンション等の共用部分についてリフォーム等を行う場合につきましては、マンションの共用部というのは都市のインフラと一緒でございますので、そういった部分に関しての助成というのは行っているということでございます。
以上でございます。
○志村委員
リフォーム助成制度は、雇用とありますけれども、地元業者の仕事をふやすということもありますし、快適な住宅を確保していくという、まちづくりにも大変直結するもので、今、全国で330の自治体が実施しているというふうに言われております。老朽化した木造家屋の屋根とか外壁、床、壁などの住宅の修繕、また浴室やトイレの改修工事、畳がえ、ドア、建具の交換・修繕など、一般的なリフォームに助成制度を設ければ、住民も喜ぶし、業者も喜ぶという制度です。ですから、中央区の持っている耐震補強の助成制度や、またバリアフリーの制度とか、住宅の融資の制度とかありますけれども、そういうのを組み合わせてリフォームの助成制度を設置して、それで、災害に強いまちづくり、快適なまちづくりを進めていくということも重要だと思いますので、ぜひその点、要望させていただきます。
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