きょうの潮流

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 福島第1原発で5人目の犠牲者が出ました。50代。死因は急性心筋梗塞です。死に至るまでの経過をみると、いかに命が粗末にされている現場であるかがわかります▼そういえば、エネルギー政策を決める意見聴取会で「福島原発事故で放射能の直接的な影響で亡くなった方は一人もいない」と述べた中部電力社員もいました。同社員は、「今後5年、10年たってもこの状況は変わらないと考える」とも話しています。なぜ、そう言い切れるのか。労災認定を事前に封じるかのような、ものの言い方です▼ETV特集「ルポ 原発作業員」は、下請けで働く作業員の苦悩を映し出しました。自分を特攻隊に重ね、「(被ばく)線量を分け合うしかない」と話すベテラン作業員。「家族を守るため、生活のためだね」。傍らの妻に笑顔はありません▼第1原発で働く6割が地元福島の人だそうです。原発事故で仕事を失い、やむをえず原発で働き始めた若者もいます。原発事故の被災者が原発に頼らなければ生きていけない構図がそこにはあります▼映画「放射線を浴びたX年後」(9月15日から公開)は、ビキニ環礁の水爆実験で「死の灰」を浴びた高知の漁師たちのその後を追跡したドキュメンタリーです。何の補償もなく、ひっそりと死んだ漁師たち。遺族は「運命と思うしかないですね」と▼事故後、福島第1原発で働いた作業員は2万人を超えるといいます。今後5年で4万人必要とも。同じ過ちを繰り返しては、死んだ漁師たちが浮かばれないでしょう。


「しんぶん赤旗」2012年8月25日(土)きょうの潮流より

 日本軍「慰安婦」の事実を否定しようとした橋下徹大阪市長の暴言は、自らを悪質な詭弁(きべん)を弄(ろう)する人物だとさらけ出したようなものです▼「慰安婦が軍に暴行、脅迫を受けて連れて来られたという証拠はない。あるなら韓国に出してもらいたい」。官憲による奴隷狩りのように連行されたケースだけが問題であるかのようにいうのは恐るべき人権感覚です▼実態は、多くの犠牲者が証言しているように、「仕事に就ける」「お金が稼げる」とだまして連れ出され、慰安所に閉じ込めて逃げられないようにされて、日本軍兵士の相手をさせられたのです。まさに性奴隷です▼もちろん腕ずくで連れ去られたと証言する女性もいます。例えば、自宅近くで友だちとゴム跳び遊びをしていた14歳の少女は、突然現れた「巡査と軍人」が乗った車にさらわれました。「私は足をドンドン踏み鳴らし、降ろしてほしいと哀願した。でも、彼らはそんなことには耳も貸さず、泣いたら降ろしてやらないといい、矢のように走りつづけた」(キム・ユンシム著『海南(ヘナム)の空へ』現代書館発売)▼以前、暴力や脅迫による連行を「狭義の強制」として、それはなかったと強弁した安倍晋三首相は国際社会から総スカンでした▼米国下院本会議は異例にも「慰安婦」決議を採択し、日本政府と首相に責任を認め公式な謝罪をと求めました。「狭義」うんぬんには一顧だにしませんでした。それが常識です。それさえわきまえない橋下・「維新の会」に国政を語る資格はありません。


「しんぶん赤旗」2012年8月24日(金)きょうの潮流より

 パァーン。ゴー。目の前を電車が勢いよく通過しました。一部復旧した三陸鉄道です。思わずカメラのシャッターを切りました。折れ曲がり、寸断された線路を東日本大震災の直後に目の当たりにしていただけに、胸が熱くなりました▼久しぶりに訪ねた被災地。気仙沼など港近くの復興屋台村もにぎやか。市場に並ぶ新鮮な海産物。カツオはじめイカ、イクラ、ウニなどがのった海鮮丼の味は待ち望んでいたものでした▼一方で港町を回ると、水産関連の建物の多くが被災直後のまま手付かず状態です。市の中心部が更地状態のままのところも▼大震災からまもなく1年半。世界第3位の経済大国でありながら、なぜこんなに復興のスピードが遅いのか。被災地を訪ねるたびに、いら立ちます▼怒りの火に油を注いでいるのが、消費税の10%への引き上げです。成立を強行した民主、自民、公明3党は被災地のことをどう考えているのでしょうか。被災3県にも住民税より多い消費税増税による負担増が襲います。岩手県では日本共産党の奮闘もあって県が市町村と共同で被災者の住宅再建に独自補助をすることになったのに、消費税10%で補助が吹き飛んでしまいます。復興の足を引っ張る増税です▼「ストップ消費税10%」。被災地の道路わきに掲げられた日本共産党のポスターのなんと頼もしいことか。まだ増税はストップできます。2014年4月の増税実施前に衆参の選挙があります。増税勢力への明確な審判が復興の応援にもなります。


「しんぶん赤旗」2012年8月23日(木)きょうの潮流より

 住宅街の坂道で夕方、すぐわきを後ろから大きなトンボがスイーっと追い越していきました。オニヤンマです。国内最大のトンボとあって風格があります。数十メートル先でUターンして戻って来ます。この季節、メスを探すパトロールだそうです▼昨日付の科学欄に、赤トンボがなぜ赤くなるのかがわかったという研究が載っていました。赤トンボといわれる仲間で、赤く色づくのは成熟した雄だけ。雄の体内の色素が変化することで、赤くなるというのです。雌は黄色のまま▼色が変わることで雄の存在を雌にアピールする働きがあるのは以前から言われていたそうです。今回の研究結果では、それとは別に、日なたにとどまって縄張りをつくる雄が紫外線から自分の体を守る働きをしているかもと▼日本はトンボの国だという人がいます。世界でトンボは5800種以上知られており、そのうち日本では200種余りが記録されています。弥生時代の銅鐸(どうたく)にも描かれているくらい、古くから身近な昆虫です▼江戸時代の医師、寺島良安(りょうあん)が著した『和漢三才図会』は約300年前の百科事典。そこには「みな六足四翼で頭は大きくて眼はとび出ており」(口語訳、平凡社の東洋文庫)とトンボを説明。「小児は雌を糸につないで雄を釣ってあそぶ」とまで書いています▼空に舞う群れを見上げて、トンボ採りに夢中だったことがあります。でも、トンボの色の理由について考えたことは、これまでありませんでした。トンボを見る目も変わってきます。


「しんぶん赤旗」2012年8月21日(火)きょうの潮流より

 三陸からおいしい便りが届きました。宮城県気仙沼市で水産加工業と観光業を営む「阿部長商店」が発行した季刊誌『三陸とれどき』の創刊号です▼「水揚げ量は3分の1に減ったけれど…とれたて、できたて旬の味を三陸・気仙沼から」と巻頭言。同社のグルメ紹介も兼ねておりサンマ、フカヒレなど、地元特産のうまいものがずらり▼よくぞここまで再建を。感慨深く同社の阿部秦浩社長との出会いに思いをはせました。震災直後、甚大な被害を受けた従業員800人の地元有数企業が、1人も解雇せず再起をめざしていると知り、社長を訪ねました▼本社も工場も自宅も津波に流され、残った自社ホテルに陣取り、再建の指揮をとっていた阿部社長。顔には疲労の色が濃く浮かんでいたものの、言葉には強い信念が。「人を減らすかどうか悩みました。しかし、働き口がなくなると、人はこの地域を去ってしまう。水産加工にとって人は財産なのです」▼被災地では、同様に従業員のため地域のためにと奮闘する経営者が多数います。一方、大企業のソニーは、震災直後に仙台工場のリストラ計画を発表。日本共産党の山下芳生参院議員が、阿部長商店と対比して国会で厳しく追及したことも▼政府が5月に発表した水産白書では、被災漁港のうち97%が水産物の陸揚げ可能に。しかし、いまだに道のりは険しい。1年後の今年3月、再会した阿部社長の言葉も耳に残りました。「現状はまだ大変です。もう少し、弱者に手を差し伸べてほしい」


「しんぶん赤旗」2012年8月20日(月)きょうの潮流より

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