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ミヤザキの仕事場は世界でも名の知れた有名楽器店。別に社員でも従業員でもなく居候して仕事と活動をさせてもらっているだけなのですが、世界の超一流の演奏家が世界一のリペアの腕を求めて仕事場にやって来るのは何か誇らしい感じがしています。店の前のベンチにガイジンのオッサンがボーっとしていると思ったら元ベルリンフィルのカール ライスターだったり、日本語全開で喋っている黒人のがケニー ギャレットだったり、地下でリード選んでいるのが故マイケル ブレッカーだったりするワケです。コレはサクソフォンオタクのミヤザキにしてみれば天国みたいな仕事場です。仕事の同僚(になるのかな?同じくスクールの先生をやっている方々)もグレイトなプレーヤーばかりで、こちらも誇らしいですよ。

仕事場では度々、来日した超一流プレイヤーのレクチャーとかマスタークラスを開催します。もう定番イヴェントみたいになっていて、こちらもシリーズとしては日本一いや世界一クラスのクウォリティとラインナップです。
しかし職業柄?好き嫌いをはっきりさせているミヤザキ。超一流なんだけど、あんまり、いや全然好きじゃないプレーヤーもいるんですよ(あたりまえか)。昨日はスムースジャズの大御所、ジェラルド アルブライトのレクチャーでした。そもそもファンクとかスムースジャズというのはミヤザキとあまり縁のないジャンル。何枚か聴いたCDではサンボーンをケニーG寄りにした感じでめっぽう上手いけど、あんまり興味をそそらなかったんです。それでも超一流なんだから、一度は見ておこうと。

サックスを吹く肉ダンゴといった風情(一見ワルそう)のアルブライトですが、トークは滅茶苦茶ジェントルで、丁寧な受け答えです。そしてそのプレイも自然で美しいフレージングとサウンド。確実で全く危なげありません。なにしろマウスピースをパクっとくわえて、そのまま息を吹き込んでいる感じです。Q&Aでも「自分の好きな音が出るマウスピース、リード、リガチャ、ネック選びにすごく時間をかけた」とのこと。楽器はキャノンボール、マウスピースはビチラー10番、リガチャはイシモリ、リードはラボーズのミディアムだそうですが、クラシックは楽器を含めたセッティングの選択範囲がごく狭い気がするので「くわえて息を出しただけで好きな音が出る」セッティングを探す、つまりサウンドは奏者が作るのではなくセッティングで作るという意見はある意味新鮮です。

少し前にこの人の心の師匠みたいなファンクの神様メイシオ パーカーが来たとき、この人のサウンドもプラスティッキーで嫌だなーと思っていたのですが、実際ホンモノを聴いてみるとアート ペッパーみたいな優しい音色だったのにはびっくりしました。そして(やはり)シンプルで美しいフレージング。やっぱり聴いてみなきゃわからない事が多いです。
自分とジャンル違いながら同じ楽器を使って活躍する一流プレーヤーの演奏と音楽に触れる事で、自分の仕事がより自分らしくなるアイデアを盗めるというのは興味深いですね。

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