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今から14〜15年前…
まだ、全然テレビの仕事がなかった頃。 ロンブーの亮さんが、 よく、飲みに連れて行ってくれた。 美味しいものをたくさん食べさせてもらったが、1番連れて行ってもらったのは、渋谷のNHKの目の前にあった焼き鳥屋なのにBARみたいな雰囲気のオシャレで変な店だった。 その変な店には、 若者にカリスマ的なインディーズバンドの人とか、若者にカリスマ的なブランドの人とか、若者にカリスマ的な格闘家の人とか、 とにかく、 夜な夜な、 オシャレで格好良くて、それでいて少し酒癖の悪いカリスマ的な男たちが集まっていた。 今でこそ釣り好きの金髪おじさん亮さんですが…当時は若者にカリスマ的な人気を誇っていて、その店のカリスマな面々とは友達でした。 そんな中、ほとんどテレビの仕事なんかないくせに、自信だけはやたらあって、坊主で、ブサイクで、目つきが悪くて態度のデカイ。僕がいた。 そんな生意気な僕を亮さんは怒るわけでもなく、笑ってくれて、酔っぱらって、最終的にはほったらかしにした。 そうなると、無名の僕は、その店のカリスマ的なみなさんと話し、自然と仲良くさせてもらっていた。 僕だけぶっちぎりに地位も名誉もお金もない。 でも、なんか、みんな対等に扱ってくれた。 品庄内閣という、はじめての冠番組が始まる時に、経費がなくて衣装代が出なかった。 もちろん、お金がないから、私服なんか汚いジャージばっかり。 すると、mobstylesのトシちゃんって人が 「うちの服貸してあげるよ」っていてくれた。 しかもただで… わずか2クールで終わってしまった、その番組で僕が着ている服は全てmobstylesの服だった。 そんな、カリスマと優しさの入り混じる店に、修斗のカリスマ、佐藤ルミナがいました。 僕は当時から、佐藤ルミナ君のファンでした。 強さもそうだけど… お客さんが喜ぶアグレッシブなファイトスタイルが、まさにカリスマ! まだ総合格闘技なんて言葉が定着してなかった時代に、礎を築いたオトコ。 世界は違えど、僕もそういったカリスマ性のある芸人になりたいと思いながら一緒に酒を飲んでいた。 それから数年して、徐々にテレビの仕事が増え。まさに寝る間もないほどの忙しさになった。 一応、専属のスタイリストもつくようになったし、それなりにお給料をもらえるようになり、亮さんともたまにしか飲まなくなった。 NHKの目の前にあった、その店は無くなってしまい。 みんなともなかなかあわなくなっていった。 あれから、僕は、テレビに出るために、必死に喋った。人を押しのけて前に出た。 喋りに喋った。 結果、 有吉さんに「おしゃべりクソ野郎」と名付けられ、少し大人しくなったら、東野さんに「どうした品川」と言われ、ナイナイアンサーでは「仕事が激減」といじられ、 最近ではキンコン西野に並ぶ「好感度低い芸人」と呼ばれている。 憧れていたカリスマ的芸人とは、程遠いが、結構楽しくやっている。 少しだけ時間にも余裕ができて、中村頼永師父という方に、JKD、修斗、カリ シラットのプライベートレッスンを受けさせてもらっている。 その中村頼永師父に「ルミナの引退セレモニーがあるから、修斗の大会に来ないですか?」と招待していただいた。 もちろん試合は見ていたがルミナ君に会うのは久しぶりだ。 いや〜感動した。 なんか、本当にあの頃のまま、みんなに愛されていて、それが会場に溢れていて、 最高の引退セレモニーだった。 『ちょっと売れちゃったら、全然顔出さなくなってぇ』と軽く嫌味をジャブ程度にいただき、あとは、もうあの頃のまま。 その後、 打ち上げに参加させてもらった。 洋服を貸してくれた、トシちゃんとも再会。その話をしたけど「そんなことあったね」なんて言って全然恩着せがましくない。 桜井マッハ速人君や、五味隆典君とも知り合えた。 超テンション上がった。 結局、朝の6時まで飲みました。 カリスマはカリスマのまま引退。 今後は後輩を育てていくという。 俺は、相変わらずのひな壇芸人だ。 なんとかカリスマっぽことしたいぜ。 せめて、その夜だけでも、カリスマっぽい男になったところを見せたかった。 お会計だ! お会計を格好良く済ませるのだ! 二次会までは会費制。 三次会は20人ぐらいいる。ここでばしっとお会計して、ほんのりカリスマ感を出してやるぜ。 ところが、みんなあっさりとは支払わせてはくれない。 そんなわけで五味君に「ジャンケンで勝った方が全額払おうよ」 と男気ジャンケンを提案。 しかし、負けちゃった。 いかんいかん。このままでは五味君に全部払わせることになってしまう。 「三回勝負にしようか?」 と再び僕から提案する! 快諾! そこからは順調に三連勝。僕が支払うことに決定。 よっしゃ〜 せめて今夜だけでもかっこがつくぜ!! がしかし… カードが使えない…マジかっ… コンビニに走りお金を下ろそうとしたら、 まさかの連休中でおろせない。 マジかっ! 「ごめんなさい。お金がないです。やっぱり割り勘にして下さい」 地獄だ… 生き地獄だ… 恥ずかしっ地獄だ… カリスマの道は遠い。 ルミナ君、僕はまだまだです。 でも、いつか僕もカリスマ的な芸人になりたいのだよ。 でもね。 分かっているのだよ。 『カリスマになりたい』 などとブログでほざく奴は、 カリスマになんてなれないってね… やっぱり… 今ぐらいがちょうどいいっか! |

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