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第93回全国高等学校野球選手権愛媛大会は松山市の坊っちゃんスタジアムにて、明日準決勝2試合、明後日にはいよいよ決勝戦が行われます。準決勝にシード校で唯一残った第1シード新田をはじめ、昨夏優勝校で二連覇を目指す宇和島東、言わずと知れた21世紀の愛媛県高校野球を最大牽引している強豪今治西、そしてダークホース東温の4校が激突します。まず第1試合は県下屈指の強力打
新田は期待されていたほどの横綱相撲はありませんが、、松山聖陵の西川、今治工の桑名など、タイプの違う好投手に対して常に先制点を奪ってきたうえに一度もリードを許したことはなく、それなりに貫禄を示しているとも言えます。全ての試合で先攻逃げ切りを果たしているのは、投打がそれぞれ役割を果たしている結果であり、3番重松、5番中川の打率が3割5分を超えておるうえ、潜在的な打撃力はやはり愛媛随一だと思われます。凌ぎ切る展開を3試合連続で経験し、これを糧にできれば準決勝でも優位に立てるでしょう。
宇和島東は赤松、中川源、松下の投手陣の1試合の平均失点は僅か1.5点。2・3回戦では全く奮わなかった打線ですが、準々決勝の済美戦で16安打を放ち、勢いが出てきたのは明るい材料です。山内、山下太、浜田が4打点と勝負強さを見せています。準々決勝では最終回に4点差を追い付かれる厳しい展開の中で、やはり投手がしっかりと踏ん張り、しぶとい打線がここぞの場面での集中力を見せ付けての勝利を挙げており、昨年の覇者としての威厳を振り撒いています。
試合のカギは、宇和島東の投手陣vs新田打線と言うことになるでしょう。おそらく済美との激戦を経てチーム力を向上させている宇和島東打線は、新田投手陣から3〜4点を見込んでいるでしょう。新田は最初の2試合で中川も柚山も急激に乱れて快勝を辛勝に変えてしまった形跡があり、押さえ込める確率は低いと思われます。一方で打撃に関しては一枚も二枚も上回る新田の攻撃が、宇和島東投手陣をどこまで捉えることができるのか、スコアとしては4−2で新田とか3−2で宇和島東とか、その辺りの責めぎ合いとなるように思います。
第2試合では今治西に東温が臨みます。組合せの中で最大の難関であった準々決勝の三島戦を乗り越えた今治西は、明らかに投攻守のあらゆるレベルで東温を圧倒しているものと推察します。複数の投手陣を抱える今治西ですが、三島戦を見ていれば林と矢野が投手陣の中心におかれていることが明確になりました。準々決勝で見せた丁寧な配球をみれば、いくらここまでの4試合打撃好調の東温打線でも、大きく攻略するのは至難の業でしょう。 東温は品部、辰本の1・2番の出塁率が高く、3番池田は今大会の打率が5割、4番光田には長打があります。東温としては左打者の多い今治西打線に対して左腕加藤がどこまで凌いでいけるか、そして打ち合いでなくロースコアでの競り合いに持ち込みたいところでしょう。今治西はここまで22犠打、チーム打率は3割4分を超え、長短打を織り交ぜ好機に着実に点を積み重ねてきています。一方的な展開を避けるためにも立ち上がりを丁寧に攻めて行く必要があるでしょう。
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