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4年に1度、ラグビー世界一を決めるワールドカップの第7回ニュージーランド大会はオークランドのイーデン・パークでフランスvsオールブラックスのファイナルを迎えます。両国は24年前の第1回大会のファイナルでも対戦しており、その時はオールブラックスが29−9で完勝して初代王座についています。過去のテストマッチ通算対戦成績はオールブラックスの37勝12敗1分で勝率.755。しかしながらW杯に限って言えば3勝2敗と競り合った戦績を残しています。
今大会は既に予選プール第3戦で激突しており37−17でオールブラックスが内容的にも完勝しています。第1回大会以来24年ぶりのエリスカップ獲得に王手をかけた開催国の代表オールブラックスは選手家族の見守る中、試合会場とは別の競技場で連係を確認しました。SOカーターやFBムリアイナら中心選手がけがで離脱したものの、事実上の優勝決定戦と言われたセミファイナルで宿敵ワラビーズに20−6で快勝。言うまでもなく決勝も有利と見られています。
ヘンリー監督の発表した15人のスターターはワラビーズ戦と同じメンバーで、加えてベンチには左足首の故障から復帰したベテラントムソンが入ることになりました。彼は予選プールでのフランス戦に出場、十分な働きを見せていただけにチームとしては心強い限り。まさに鬼に金棒と言った感じです。ファイナルの舞台に立つLOソーンはW杯史上最年長のファイナリストとなりますし、HOメアラムについては偉大なるフィッツパトリックに並ぶ92capとなります。
円熟期を迎え、各ポジションにタレントを揃えたオールブラックスに死角は全く見当たりません。それでもFLマコウ主将は「勝利を約束されたチームはない」と気持ちを引き締めていました。一方3度目の決勝に初優勝が懸かるフランスは試合会場でキック処理を繰り返しました。確かにWTBジェーンの見せたほぼ完璧なパント処理、FBダグのロングキックを見れば必然的にそうなるでしょう。予選プールで2敗し、セミファイナルもウェールズに9−8で辛勝と試合内容はいまひとつですが、強敵相手に意外性も秘める過去は周知の事実です。
4年前のクォーターファイナルではオールブラックス圧倒的優位の前評判を執念のディフェンスで凌ぎ切ったフランスが20−18で勝利しています。1999年大会決勝に選手として出場したリエブルモン監督は「当時より、みんな落ち着いている。長かった旅の終着駅が来た」と感慨深げに話しました。ただし、順当なら予選プール以上の大差でオールブラックスの勝利だと予想します。3位決定戦、ウェールズは残念でした。もっとPGの精度が高ければ十分に3位になれたのに・・・4年後を楽しみに待ちましょう。
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