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2日ほど過ぎてしまいましたが、いまから50年前の1月22日、
フランス政府と当時の西ドイツ政府とのあいだで、仏独協力条約(エリゼ条約))が
締結されました。上の写真は、1963年1月22日の条約調印式の模様。
おじいさんがふたり抱き合って、この仏独和解と協力のシンボルとなる条約締結を
ともに祝福しています。左側が、コンラート・アデナウアー西独首相、右側が、
シャルル・ド=ゴール仏大統領。
ちなみに、アデナウアーは1876年生まれ、ド=ゴールは1890年生まれですから、
ナチス時代よりはるか前に生まれた、“偉大なる19世紀人”によって、
仏独和解の礎が築かれたということですね。
さらに、ちなみに、アデナウアーは1949年、なんと73歳の超高齢で、
戦後西ドイツの初代連邦首相に就任。すごいでしょ?
西ドイツの欧州統合への参加、NATOへの加盟、また奇跡の経済復興を
リードした首相ですが、その約14年の在任期間の最後の集大成となったのが、
このエリゼ条約です。条約調印後、同年10月、アデナウアーは首相を辞しました。
退任時、御歳87歳! なおド=ゴールさんは、もう少し大統領を続け、
「1968年」の混乱の末、政界を去って行きました。
エリゼ条約を機に、仏独の文化交流、青年交流、留学生交流、教育・学術交流など、
実に多岐にわたる交流活動が推進されてきました。
仏独関係が常に安定してきたわけではないし、多くの対立や摩擦がそのつど
起こってきましたが、それでも、しっかりと対話と相互理解のチャンネルを維持
してきたことが、今日の仏独関係のベースとなってきています。
50周年の記念式典に合わせて行われた仏独首脳会談においても、、
現職のメルケル独首相とオランド仏大統領は、両国の一層の協力を確認しつつ、
今般のユーロ危機に対しても、経済通貨同盟の強化に関する共同提案の方針を
確認しました。
この仏独協力50周年については、日本でも、お隣の韓国でも報道されました。
戦後の仏独の歩みは、日韓とは大きく異なっているので、その和解と協力の
プロセスを単純に比較したり、仏独は立派だけど日韓はダメ・・・みたいな話に
しちゃいけないんだと思いますが、参考になる交流プログラムなどは、
どんどん日韓でも推進していったらいいんじゃないかしら。
日韓でもすでに始まっているものがいろいろありますが・・・。
世界では、不寛容なナショナリズムや民族主義、宗教原理主義が
あちこちで火を吹いていて、先日も、日揮関連の職員の方々が
アルジェリアで尊い命を落とされました。
相互の理解と共存というのは、生易しいものでは決してないのでしょうが、
世界は、為すすべなく破壊と暴力に運命づけられているわけではないのだ、
ということを示しうるような、そんな人間的な交わりを根気強く続けていきたいですね。
みそ
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社会
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写真:NHK NEWS Web
日本国憲法の起草に関わり、男女平等や婚姻の自由と平等の理念を
戦後日本の根本法に注ぎ込んだ、ベアテ・シロタ・ゴードンさんが亡くなられました。
元旦、NHKのニュースサイトでその訃報に接し、とても驚きました。
ベアテさんの父は、昭和初期、東京音楽学校(現・東京藝術大学)の教授として来日した
ウクライナ系ユダヤ人ピアニスト、レオ・シロタさんです。戦後日本のピアノ界を牽引した
逸材を数多く育て上げた名教師でもあります。
ベアテさんは約10年日本で生活し、大学進学のため渡米したものの、
卒業後、家族のいる日本に帰ってきて、GHQの民間職員として働き、新憲法の起草に関わりました。
当時の日本の女性が置かれていた従属的な状況を憂い、女性の権利と社会的な地位の向上を
力強く訴えた時、彼女はまだ22歳だったとのことです。
そのベアテさんが、昨年12月30日、89歳で天に召されました。
晩年まで、日米交流に精力的に取り組まれ、日本の女性の活躍とその権利の拡充を求めて
活発に行動されていたとのことです。
彼女の心にいつもあった日本は今、改憲を訴える政党が先の衆院選で圧勝し、
マッチョで空疎な決断主義が広がりつつあります。女性や子どものための、
持続可能できめ細かな政策対応は、すっかりアジェンダの中心から外れてしまっています。
というか、先日の選挙では、社会保障や少子化の問題がほとんど争点になりませんでしたね。
「女性」や「育児」を訴えた日本未来の党の嘉田代表も、そんなことにほとんど関心ないだろう
オジサン達に担がれてたんじゃ、誰も本気で信用できないですものね・・・。
未来の党はあえなく空中分解し、嘉田さんご自身も代表を辞任してしまいました。
ほんとうに残念なことです。
現代日本の最大の危機は少子化問題であると、多くの専門家が論じていますが、
若い世代が安心して結婚し、出産でき、夫婦がともに育児に向き合えるような
環境や支援は、なかなか整わない現状です。何とかしなくっちゃ!
新政権の発足で迎えた2013年の日本は、ベアテさんから大きな宿題を渡されました。
みそも、微力ながら、何かのお役にたちたいです!
みそ
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みそも、パパもママの投票についていきました。
でもね・・・。うちの選挙区では、清き0.46票なの。清き一票ではありません。
あなたの選挙区はどうですか? ここで調べてみてください→一人一票実現国民会議。
なお、facebookでは、上の画像をみんなでシェアしてるんだって。
みそは、facebookに登録していないので、このブログに掲載しました!
I VOTED ! 私、投票したよ!
え? まだ選挙に行ってない?
大丈夫、20時まで投票できますから、まだ間に合います!
さあ、ぜひ行ってください!
ひどい選挙だとしても、棄権しちゃうよりは投票したほうがマシじゃない?
さあ、あなたも清き○.○○票を、ぜひ投票してください!
みそ
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1952年4月28日、サンフランシスコ講和条約と(旧)日米安保条約が発効しました。
それから60周年、今日は、2012年4月28日です。
主権回復(独立)した戦後日本は、還暦を迎えたということになりますね。
両条約が調印された1951年9月8日から60周年だった昨年9月の際も、
あまり社会的に注目された記憶はありませんが、今日もまた、
新聞やテレビが特集を組んだりする様子はありませんね・・・。
新学期が始まって一か月弱。ゴールデン・ウィークに入りました。
先週、学生たちに、「休み中にぜひ読んでみましょう」と紹介したのが、
上に掲げた、五百旗頭真先生の『日米戦争と戦後日本』(講談社学術文庫)。
この本は、太平洋戦争の勃発と終結、占領期を経て、軽武装・経済優先の通商国家として
戦後日本が再スタートするプロセスを、日米関係を中心に概括した入門的な専門書です。
もちろんこの時代を、日米関係から見るだけではダメなのは言うまでもありませんが、
さしあたりこのテーマについては、読ませる文章、分かりやすい解説、学問的な視座、
いずれも素晴らしい本です。どうかな?読んでくれてる学生はいるかな・・・。
今年は、5月15日に、沖縄返還40周年を迎えます。
いろいろと節目の年。昨日、在日米軍再編見通しの中間報告が発表されましたが、
沖縄の現状をみるにつけ、戦後日本の宿題はなかなか片付きません・・・・。
はぁ、どうしたらいいのかな・・・。頭を抱えているうちのパパです。
みそパパ
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朝日新聞の元編集委員だったジャーナリスト・山田厚史さんが、
政府の拙速な原発再稼働要請を批判しています。
そこで言及されているのが、ドイツの第2公共放送ZDFが先月放送して話題になった、
いまでも、ネットで話題の動画ですね。
放送後まもなくアップされた動画をはじめて観たとき、私もショックを受けました。
昨晩改めて見直してみて、山田氏が仰るとおり、日本の原子力発電の構造的な問題点を
しっかり洗いなおして、きちんとメスを入れる作業なくして原発再稼働に動き出すのは
危険すぎると思わされます。
まだこの動画をご覧になったことがない方、一度視聴してみてください。どうぞ。
パパ
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