バッハ

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先月3月8日、ジギスヴァルト・クイケンのバッハ無伴奏リサイタルに
行ってきました。だいぶ経ってしまったけれど、ちょっと感想を。

シギスヴァルト・クイケン J・S・バッハ 無伴奏ヴァイオリンの夕べ
2016年3月8日(火) 19:00開演   白寿ホール
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV.1001
無伴奏ヴァイオリン・バルティータ 第3番 ホ長調 BWV.1006
無伴奏ヴァイオリン・バルティータ 第2番 ニ短調 BWV.1004

いまさら言うまでもないことですが、バロック・ヴァイオリンを手に、当時の
演奏慣行を現代によみがえらせるべく走り続けてきた“パイオニア”クイケン。
その演奏は、長年の経験と研鑽に裏打ちされた、「至極真っ当」なものでした。
先駆者として古楽演奏を牽引してきた年月の厚み。しかしその音楽は、
気負わず飾らず、率直そのもの。「権威」と呼ばれることから
すっと身をかわすような、穏やかで優しい軽やかさがありました。

譜面を見ながら、いまその場でバッハと会話するように紡ぎ出される音楽は、
朴訥な語り部のたどたどしさを伴いながらも、今となってはどこか懐かしい趣き。
かつて、クイケンの演奏は世界に衝撃を与え、バッハ演奏史上の革命のごとく
言われたわけですが、いまでは「なにか新しいことをしなくちゃ」と強迫観念に
駆られ気味のモダン奏者の演奏のほうがよほど尖がって聴こえます。
そこかしこに、柔らかく、しかも意外とたっぷりヴィブラートをかけるクイケンの
演奏のほうが、ずっとロマンティックで抒情的に聴こえてきます。もちろん
ヴィブラートをかける場所は適切に選ばれていて、やみくもにかけているわけ
ではありませんが。

クイケンの演奏を聴いていると、当たり前のことを一貫してやり続けてきた
50年だったのだと改めて思わされます。和声をどう処理し、リズムをどう刻み、
ポリフォニー構造をどう描きだすか。そうした的確な下ごしらえの上に、
バッハのファンタジーを解き放つフレージングを選び出していく。

そのようにして今日まで歩んできたクイケンの、現時点での「到達点」は、
誠実にバッハに向き合う後進たち―モダンかピリオドかにかかわらず―に、
安心と勇気を与えるに違いありません。なぜなら、彼が弾いた当夜の演奏は、
「当たり前」のことを大事にする人にとっては、「あるべきものがそこにある」
という共通理解の結晶のようなものだったから。
(一か所驚いたのは、シャコンヌ冒頭部分の弓の返し!びっくり!)

ジギスヴァルト・クイケン。いまも先駆者としてバロック・ヴァイオリンを
弾き続ける演奏家。彼は、自身も歩みを留めることなく前に進みながら、
同時に、後に続く人々の道しるべ、灯台となっています。

みそ





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この年末年始、バッハをたくさん聴いてます。楽しいね。

いまさら、ですが・・・。
ピーター・ウィスペルウェイのバッハ・無伴奏チェロ組曲。
最近よく聴いているのは、2度目の録音(1998年)のもの。
この演奏、けっこう好きです。
去年(2012年)、3度目の録音をしていますが、みそ、持ってません。
1度目の録音(1989、90年)は持ってます。あんまり聴いてないけど。

ウィスペルウェイさん。
好きな人、嫌いな人がはっきり分かれるチェリストですよね。
みなさんはいかがですか?

みそはけっこう好きです。すべてが良いと思いませんが、このバッハは好き。
よく歌い、よく語り、イマジネーションが豊かで、躍動感、浮遊感が気持いいね。
各舞曲のキャラクターがしっかり描き分けられ、テンポ感もピタッとはまってる。
とにかくバロック・チェロの音色と響きが美しくて、和声的な魅力を存分に味わう
ことができます。だからといって、(単)旋律的な演奏になってるわけではなく、
ちゃんと多声的なストラクチャーも、しっかりくっきり、描かれてます。よろしい。

こういう演奏っていいね。無伴奏パルティータを勉強するヴァイオリンの子たちも、
こういうバッハは大いに参考になると思います。聴いてみてね。

何度聴いても、いいなと思うから、けっこうお気に入りのCDってことなのかな。
ふむふむ。

みそ
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2013年、明けましておめでとうございます!
あれ? 今年はバッハ・イヤーだったかしら?
いえいえ、もちろん、そうじゃありません。
今年2013年は、ワーグナーとヴェルディの生誕200年だもの。

でも、今回の年末年始には、バッハをよく聴いています。
だって、たぶん、とても重要な年になるでしょ。今年は。
そこで、バッハ先生にお出ましいただき、
どっしりと重石になっていただこう!ということです。

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ジギスヴァルド・クイケンによる無伴奏ソナタ&パルティータの2度目の録音(2000年)。
これ、素晴らしいね。バロック・ヴァイオリンでの記念碑的録音である旧盤(1981年)も
本当に素晴らしく、いまでも、好みとしてはそちらの方が好きなのですが、
でも、この新録音には、クイケンの20年を超える演奏経験が注ぎ込こまれた、
楽曲に対する圧倒的な信頼と忠実に満ち満ちています。

ソナタにおけるフーガの仕組み、パルティータにおける各舞曲のキャラクター、
そして、シャコンヌの何たるかが、まっすぐに伝わってきます。
クイケンの演奏を聴いていると、カンタータやオラトリオのように歌詞がなくとも、
バッハ音楽にみなぎる「ロゴスの神髄」を感じさせてくれますね。それが
たとえ舞曲のような身体性の音楽であったとしても。

さあ、2013年、「ロゴスの礎石」にしっかりと土台を据えて、
楽しく、のびのび、悠然と、時に?忙しく、やっていきたいです。
お正月ですから、あんまり悲観的な話をしてもね・・・。
バッハの素晴らしい音楽を聴いて、心穏やかに過ごしま〜す。

2013年、みなさんにとっても、よき年となりますように♪

みそ
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ふぅ、暑いですね。東京の梅雨はどこへ行ってしまったのだろう?
暑くて湿気が多いので、身体が重いです・・・・。ふわっと軽やかな、乾いた響きが欲しい!

ということで、お気に入りのバッハのヴァイオリン協奏曲集をよく聴いています。
先日、芸大チェンバーで素晴らしいドッペルを聴いて、最近はすっかりバッハばかり。
楽しい!美しい! 落ち着くし、それでいてワクワクするし、もうバッハ天国なのだ!

このCDは、みそが大好きな、アンドリュー・マンゼさんの演奏。
ドッペルでは、レイチェル・ポッジャーさんがセカンド・ヴァイオリンです!
ついでに、オーボエとヴァイオリンのドッペルとして有名なハ短調のBWV1060も、
2台のヴァイオリンで演奏しています。みそは正直、こっちの方が好きです。

バロック・ヴァイオリン界のベムベラともいうべき、マンゼとポッジャー。
(って、失礼かしら・・・。特にポッジャーさんには。ごめんなさい。
でもほんと、贅沢な共演ですね。どの曲のどの楽章も、実に素晴らしいけど、
やっぱり真骨頂はすべて2楽章! 鄙びた懐かしさを醸し出すマンゼのセンスは抜群!
たまりません! おもわずニッコリしてしまいます。
この味わいがあるからこそ、3楽章のリズミカルな軽やかさが活きるのだ♪

もう、バッハ大好き!

みそ

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ここのところ、東京でも地震が続いていて、なんとなく一年前が思い出されます。
去年の今頃は、水や保存のきく食品を買うために長い列を作ったり、電車の中も
静まり返っていたり、家の中ではテレビにくぎ付けだったり・・・、ということが思い出され、
何となく落ち着きません。ちょっとしたハラハラ感がぶり返しているんです。

そんな最近、ふと手にしたマレイ・ペライアの演奏するバッハ・ゴルドベルク変奏曲。
発売されてすぐに買った記憶がありますが、よく聴くCDではありませんでした。
ペライアのピアノがとりたてて好きというわけではなかったし、ちょうどそのころ来日公演に
出かけて、ピンと来なかったからかもしれません。買ったものの、ごく稀に聴いてみては、
「ふ〜ん、こんなんだったけか?」といって、ふたたび長い冬眠に入るCDだったんです。

ところが、なんだか、いま聴くとすごく落ち着きます。
すべてがほんのりと暖かく。すごくやさしいですね。
この曲のすばらしさが、ただただすぅ〜と柔らかく耳に入ってきます。
バッハのぬくもりが伝わってくるような。
こんな素敵な演奏だったのね! いったい何が物足りなく感じてたのだろう?

バッハには、ゴルドベルクには、ほんとうに色んなときどきで、励まされ、助けられて
きました。これからも、バッハはずっと人生の伴侶なんだろうね。
どれだけ慰められてきたことか。バッハ先生、これからもよろしくお願いします。

パパ

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