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神雅のつぶやき、

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序楽章7話-災厄 2

「ウリィノコドゥ・・・」

 それは町の中、うなり声をあげてキョロキョロと何かを探していた。

 長い杖を持つ、その姿は老人のようだ。

 だが、皮膚が堅そうな甲殻で覆われた姿は、まさしく異形の『鬼』だ。

 気付かれないようにしかし素早く背後に近付く。

「・・・アレラド?」

 だが、おれの間合いに入るわずか前、身軽に距離を取られてしまった。

 鬼はその血走った目で威嚇する。

「アナドタヤハゲアモ!!」

「もし帰る所があるんなら、すぐに帰れ!」

 それは最後の警告だ。

 鬼に言葉が通じる訳もない。

「、オイフ・・・」

 しかし、何かを呟いたと思った瞬間、鬼の持っていた杖から激しい炎が迸った。

「うゎ、っち!」

 右の手甲でガードするがシュゥ…、という音を立て、防いだ鎧を溶かす。

「なんなんだ!その技は!?」

 神雅流にも『鴉』で炎を起こす技の使い手はいる。

 だが、鋼鉄で出来た鎧を溶かすほどに、激しい炎は不可能なはず。

 人間が持つ『氣』は絶対的に少ない。

 こんな炎を放とうとすれば、体中の『氣』を使い切ってしまう。

 氣=生命力はなくなれば、戦うことは難しくなるだろう。

 だが、この鬼は相変わらず威嚇している。

(どういう事だ、この鬼は何をした・・・?)

 それを探ろうとするが、構えを取らない鬼から原理を解明する事は難しそうだ。

 間合いをはかりつつ、打開の手段を考える。

「オタヂアナキク!?」

 さっきは不意を突かれたが、あれは食らうのはまずい。

 しかし、かといって躱せば炎は、後ろの町を焼くだろう。

 これ以上、生まれ育った町を破壊したくはない。

「、エクチオタモ、オイフ!」

 だが、鬼は再び何かを呟きはじめる。

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