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神雅のつぶやき、

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1話-白虎 3

「だがしかし、今日ここに連れてきてもらった事には、ホント感謝してるよ」

 それが白虎《ハクト》は率直な感想の気持ちだった。

「ビャッコ…」

 そんな言葉に心うたれたのか、赤雉《セキジ》も言葉を失った。

「よし、そこまで言うならとことん付き合ってもらうぞ!夜はまだまだ、これからだ!」

 しかし、そんなしんみりした雰囲気をぶち壊したのも、また赤雉《セキジ》だった。

「ばっ、ちょっと待て!別にそんな、無理しなくても良いんだぞ?」

 時刻はまもなく4時。夜というにはまだまだ早い。

 これを言った赤雉《セキジ》には毎度、『深夜』まで付き合わされ、大変な目にあった事を思い出したが、時すでに遅く、赤猫《アカネ》と赤雉《セキジ》に連れ回される事になった。

 莉凰《マオ》の手に残ったクナイは残り1本、俺ははやくも駆け出した。

 ここまでくれば、2人のどちらかが辿り着ける。

 少しでも早く、終わるように。

 これ以上、江茉《エマ》に危険なことを任せてはおけない。

「こっちだっ!マオ!」

 だから、動き出したことをわざわざ教えるたのかもしれない。

「ちぃっ!」

 そんな思わくをしってか知らずか、莉凰《マオ》は作られた最後のクナイを俺に向けて投げた。

「これで終わりよっ!」

 間合いを詰めた江茉《エマ》はその隙を逃さず、さっき折れた水映月の刃を右手に振りかぶる。

 ヒュッ!

 当然、俺に向かい飛んで来るクナイだが、それをなんなく叩き落とす。

 だがまさしく決着の瞬間だと思われた、その時だった。

 ガイッ!

 莉凰《マオ》の脇腹に切りかかった江茉《エマ》だが、刃が服に触れる瞬間『なにか』に止められる。

「なんでっ!?」

 それは腕。

 いや、莉凰《マオ》の肩から延びる第3の腕がにぎる刀が江茉《エマ》の刃を防いだのだ。

「エマっ!」

 危険を知らせるために叫ぶが、すでに遅かった。

 折れた刃の間合いは、あの第3の腕が握る刀の間合い。

 不敵な笑みを浮かべる莉凰《マオ》はその刀を振るった。

 完全に隙をつかれ防ぐ事もできない江茉《エマ》は体を切り裂かれ、その場に崩れ落ちた。

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