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神雅のつぶやき、

目指せ!1週間1回以上更新!

書庫企画モノ

これらの作品は他のところで行っている『企画』に参加し作った作品です。
しかし、必ずしも他のオリジナル作品と設定を共有していないという訳ではありません。
作者も、読んでくださる皆様のためにネタバレ要素は本編で出るまで伏せるようにしていますが、お気を付けください。

---今回の企画モノ---
UNiV.aLiVe 残夏の候
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.aL!Ve 残夏の候 15

「たぁ〜まやぁ〜〜!」

 ロボが沈黙した事で、ゾンビらも『屍』にもどり、今回の仕事は終わった。

 花火大会は佳境に入り、予定とは違ったが俺たちも広場を独占してそれを眺めていた。

「簡易型やけど、とりあえず直ったで〜!部品がほとんど無傷やったから修復するんも楽やったわ!」

 俺たちが花火大会を眺めている後ろでアキとナツがロボを直し、俺たちの所でやってきた。

「だが、なんでナツとアキはあんなもの作ったんだ・・・?」

 ただ『肝試し』をするだけなら、あんな巨大なロボを作る必要なかったはずだ。

 第一、『ゾンビ』・・・リビングデッドの魔術を仕込む必要があったのだろうか?

「せやから『肝』ゆうたやろ?とりま、フユ。試運転よろしく頼むわ!」

「えっ!わたし??」

「これも忘れへんでね?」

 そういって渡されたのは、肝試しのはじめに渡された『人形』だった。

 急に指名されたフユは驚きながらも、姉たちには逆らうことは出来ず、人形を持ちロボの正面まで歩みでた。

.aL!Ve 残夏の候 14

 その時だった。

 ヒュ〜・・・何かが高速で飛翔する音、そして

 ドンッ!!!!

 花火だった。

 たしか、今回の『ナツ祭り』の締めくくりは花火大開と聞いていたが、もうそんな時間か。

 だが、その『音』にロボの動きが一瞬とまる。

「フユ!「はい!!」

 ポンッ!

 俺の合図とほぼ同時にフユもまたその『変化』に気づき、コルクの抜ける軽い音が気持ち良く鳴る。

 コルク銃でそこまで飛ぶんだろうか、と思える距離コルクは飛んでいった。そして、

 コツンッ・・・

 とロボの頭にはあたった。

「だけど・・・あれじゃあ・・・」

 期待をしてはいなかったが、この距離飛んだコルクにロボを破壊する威力はなく、コルクは当然跳ね返されるだけ。と思われた時。

 ドスンッ!

 とその四肢が崩れ落ち、ロボは沈黙した。

.aL!Ve 残夏の候 13

「それじゃあ、任せた。俺が護衛するから、時間がかかっても良い。当ててくれ!!」

 寄ろうとするゾンビを俺がやっつける後ろで、フユはまるで本物の銃を扱うかのようにコルクを確認し、狙いを定める。

 フユは決して、何かが秀でているわけではない。

 だけど決して、何にも出来ない訳ではない。

 つまり、なに事も平均的にこなすのだ。

 本人はその事に負い目を感じているようだが、その裏には誰にも負けない練習によって出来ていることは、しばらく一緒に冒険をした俺にはわかっていた。

 だからこそ、そのフユに『希望』を渡したのだ。

「それじゃ・・・やります!」

「あぁ、やってくれ!」

 フユは準備が出来たことを俺に知らせると、もう一度標準を合わせる。

 やはり、動いている相手の頭を狙うのはなかなか難しいのだろう。

.aL!Ve 残夏の候 12

「あるよ?」

「へっ・・・?」

 俺のつぶやきに答えたのは後ろでゾンビと戦っているはずのアサが、いつの間にか俺の隣にいた。

「テッポウならあるんだよ?」

 その手に持っていたのは、夏祭りで寄った『まと当て』のコルク銃だった。

「なんで、ソレ持ってきてんだよ!!?」

 持って行かれた的屋のにいちゃんは、さぞ困っていることだろう・・・。

「コレで、アレのあたまを打てば止まるんだよ?」

 その「だよ?」の自信が沸いているのか分からない。

「それは確か、だな?」

「・・・たしか、だよ?」

 だが『何もない』今、アサの言葉でも試してみる意味はあるだろう。

 コルク銃のコルクは1発。予備はなさそうだし、これで動き回るロボの頭を確実に打ち抜かなければならないだろう。

「・・・エマ!これ、使えるか!?」

「そんなの、ムリなの知ってるでしょ?」

 俺とアサが会話している間、ロボの注意を引きつけていてくれたエマはその攻撃を避けながら、俺の質問に答える。

 俺は兵器をはじめ『銃』も禁止されている世界からこのユニバーシティへ来たため、こういった『銃』の扱いに自信はない。それは幼馴染のエマもまた同じようだ。

 狼人間のフィーに銃の扱いを期待する事はできないだろうし、銃を渡したアサはすでに興味をなくしたかのようにゾンビかく乱するように『遊んで』いた。

「・・・フユはできるか?」

「一応、銃火器の練習ならした事あります・・・けど・・・」

 フユも若干自信なさそうだったが、それでもド素人の俺がやるよりは『可能性』があるだろう。

.aL!Ve 残夏の候 11

「おい!出かブツ!!こっちだ!!」

 グギギギギ・・・?

 ロボに挑発など効くのか分からなかったが、それはみごと精霊馬ロボの注目を集めることに成功したようだ。

 ドスンッ!

「おぉっ、と!」

 ロボはその巨体に似合わず素早く前足で踏み潰そうとするが、その程度を避けられない俺ではない。

 前足を持ち上げ攻撃を仕掛ける瞬間、ロボの後方ではエマとフィーがその後ろ足に同時に斬りかかる。

 ガインッ!金属同士が激しくぶつかる音がする。

「なに、コイツ!硬すぎるよ!?」

 だが、どうやらロボの硬さはゾンビを一刀両断する刀でも斬ることはできないようだ。

 それはフィーも同じで、かじり付いた歯が負けてしまっていた。

 ガギ・・・ギギ・・・テギハイジョ。

 ドスンッ!ドスンッ!

「くそぅ!・・・破城拳!!」

 エマたちの攻撃でロボは完全に俺たちを『敵』だと判断し、本格的に攻撃をはじめたようだ。

 その足に城壁を壊す1撃で迎撃しても若干ふらつくだけで、やはり効果はないようだ。

 ロボの攻撃は容易に避けられる。だが、『攻撃』が効かない以上『止める』手段がない。

「なにか・・・なにか止める方法はないのか・・・?」

 俺は藁をもつかみたいが、そこには何もなかった。

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