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DVDでキム・テギュン監督、チャ・インピョ主演のヒューマンドラマ「クロッシング-祈りの大地」を見ました。今回、自分が参加している「彼岸島」の監督は、キム・テギュン監督なので、早く見なきゃ見なきゃと思っていたのですが、実はまだ見れてなかったのです。韓国で公開されたときは、自分は「ノーボーイズ・ノークライ(ボート)」の撮影で日本にいたので見れなくて、撮影が終わって戻ってきたときには、すでに終わっていました。春?にDVDが韓国で発売したらしくて、監督から直接プレゼントしてもらいました。まだ見てないとは言わずに(笑。でも、見ようと思ったらDVDを借りたりなんとかして見れたと思うのに、かなり遅くなってしまいました。監督ごめんなさい。。。(笑。
映画の内容は以下の通りです。
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131日の切実な約束、8000キロの残酷なすれ違い!
2007年、北朝鮮ハンギョンド炭鉱町に3人の家族がいた。父親のヨンス、母親のヨンファ、そして11歳の息子、ジュン。3人は、充分ではない生活だが、いつも一緒にいれることが幸せだった。ある日、母親が倒れて、肺結核だとわかるが、簡単な薬も手に入れることができない北朝鮮の状況に絶望し、父親は中国へ薬を求めに行くことを決心する。生死をさまよいながらもなんとか中国に到着したヨンスは、伐木場で仕事をして金をためるが、不法労働が発覚し、すべての金を失い警察に追われるはめになった。そのとき、簡単なインタビューを受ければ、金がもらえるという話に、何も知らないヨンスはただ受けることにした。が、それが家族との完全なる別れになるとは・・・
一方、ヨンスが出発してから2ヶ月がたったこと、ヨンファの病状は少しずつ悪化し、ついにはこの世を去ってしまう。この世にひとりぼっちになってしまったジュン。何もわからないまま父親を探しに出る。その頃、ヨンスは韓国に到着し、ブローカーを通じてジュンの行方を知ることになる。不可能だと思えた父と息子の再会が実現になると思えたが・・・
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という内容です。
見た感想は、ほんと切なかったですね。。。寂しかったですね。自分が充分に生きていけることが、なんかはずかしくなったというか。この世には貧しい人が山のようにいるのに、しかし、北朝鮮は日本からもすぐ近く、自分にとっては自分がいる韓国からすぐの距離にある場所。同じ朝鮮語を話してる彼らがこういう生活をして、毎日生活するのも大変だという現実。それがショックでした。昔は同じひとつの国だったのい、1945年に分断されて、こんなにも生活の差ができてしまった。世界中の人にもこの現実を知ってもらいたいし、韓国人にもたくさん見てもらいたい映画です。韓国人はそんな現実を日々、忘れて生きていると思います。
日本でも、北朝鮮の報道はたくさんされていると思います。でも、でもそれは国のことであり、一般人の話などはあまりでてないですよね。貧しい、自由がない生活ということは誰でも何かで聞いたことはあると思いますが、でも、実際にそれを映像で(これは映画であり、再現、作られたものですが)見ると、衝撃的です。
最近、脱北者の方とつながりがある方の話しを聞く機会がたまにあるんですけど、ほんと壮絶であるなと思いました。言葉がでないというか。同じ人としてこの差はなんなんだろうと。自分にできることは具体的になにかはわかりませんが、まずは知ること、それが重要だと思いました。知ること、そしてそれを人に伝えること、努力したいと思います。
日本では、去年の5月だったかに、一度試写会をしたようです。あと、秋に開かれた東京国際映画際でも上映されました。そのときに、「彼岸島」の俳優さんが、監督の招待により、劇場で映画を見たんですけど、その中の一人の役者さんは、映画終わった後に「8回も泣いてしまった!」と目を赤くして劇場からでてきました。上映後、監督と観客のティーチインもあったんですけど、監督に質問した観客の方は、最初涙が止まらなくて、質問しようにも言葉になりませんでした。マイクから響く泣き声が、観客すべての感想を代表して述べているようでした。
日本のホームページです。予告編が見れますよ。
http://www.crossing-movie.net/
2009年日本公開ということですが、詳しい時期はまだ決まっていないようです。早く日本のみなさんにもこの現実が届きますように。
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奇遇です。私も先週この映画をDVDで観ました。
韓国語で観たのでわからない部分も多かったのですが、北朝鮮のあの貧しさは、ほんの数年前のことなんですね。ということは、今もこのような現実があるということ?とても信じられません。
おっしゃるとおり、映画を通してでもこのような現実があることを知ることは意味がありました。
2009/5/12(火) 午後 10:01 [ アキゾウ ]
akizouさん>
おー、先週見たんですね!!
今もこの現実が続いているし、話によると、
もっとひどい環境にいる人もいるということです。
映画を通して、新しいことを考えさせられるということ、
自分が映画に望む大きなもののひとつですね。
2009/5/14(木) 午後 3:51 [ 藤本 ]
SARUです、どうもです。
この作品の日本初上映は、試写会ではなく、「ノーフェンス」という北朝鮮の人権抑圧に抗議する団体の催しとして行われたんです。
http://nofence.netlive.ne.jp/index.html
このとき、キム・テギュン監督もいらして、短い時間ながら舞台挨拶というか、お話をなさっていましたね。
監督が持って来たDVDによる投影でした。市販DVDではもちろんないわけで、途中で止まってしまったり、そんなこともありましたね。
まだ配給が決まってないという話を聞いて心配していましたが、ちょっとしてからシネカノンというニュースが流れてホッとしました。(つづく)
2009/5/17(日) 午前 0:09 [ SARU ]
その後、東京国際映画祭と韓国映画ショーケースのときに上映されているんですが、劇場公開はこれからですね。 東京国際のときには、ティーチインで私も質問させていただき、興奮状態でスクリーンを出たところで藤本さんにお会いしたような・・、でも、藤本さんは外にいらしたので作品はご覧になっていらっしゃらなかったんですね。(わらい)
キム・テギュン監督、長編全部と「異共 20のアイデンティティ」の中の短編を見たことがありますが、どうも娯楽的作品を作る監督というイメージが強くて、なんていうか言葉は悪いけど娯楽作品の作家なんだと思っていたら・・。
「クロッシング」、制作中は左派政権の時期だったということもあるだろうし、ロケなどほんとうに大変だったんじゃないですか。
それでも、作らなければいけないと思った映画を完成させるっていうのは・・、「ノーフェンス」での彼の挨拶を聞きながら、この作家、そしてチャ・インピョは「男だ」っていう感じだなと思いました。
ではでは。
2009/5/17(日) 午前 0:11 [ SARU ]
SARUさん>
「ノーフェンス」のイベントのときに映像が一度止まってしまったとは!!DVDだというのに、そんなトラブルがあるとは、驚きですね!!配給はシネカノンに決まったらしいですけど、まだ公開の時期は決まってないらしいですね。そういえば、東京国際映画祭の上映のときに、会ったんでしたよね(笑。かなりいきなりで驚きましたが、久しぶりだったので、うれしかったです。ばたばたしてて挨拶程度しかできなかったけど。そう、あの時は、自分は映画は見れず、監督の記者会見に付き合っていました。監督は「異共 20のアイデンティティ」という短編もつくったんですね!!「I`M OK」という短編は知っていますか?
2009/5/19(火) 午後 6:29 [ 藤本 ]