韓国映画スタッフブログ

韓国映画の日本人スタッフの視点から、韓国映画ネタを中心に、韓国生活のことなどを綴っていきたいと思います。

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先日、韓国で是枝裕和監督の「歩いても歩いても」を見てきました。主演は、阿部寛、夏川結衣、YOU、高橋和也、樹木希林、原田芳雄。

韓国では、数年前に「誰も知らない」が公開されて、それなりにヒットしました。大ヒットまではいかなかったけれど、見た人はみんな最高だ!といい、うわさでそれなりに広まって見た人も多かったと思います。実際の観客動員数はわかりませんが。それから、是枝裕和作品は、「花よりもなお」なども公開されてました。「花よりもなお」の韓国タイトルは、「ハナ」でした。韓国人がこのタイトルを見て、「花」とは想像しにくく、韓国語での「1(ハナ)」を想像するんじゃないでしょうか。ただただハナという響きがいいので、「ハナ」にしたのだと思います。

「歩いても歩いても」はかなり面白かったですね。役者さんたちが、やはりうまい!!のひと言ですよね。自然であり、どこにでもいそうなお母さんだったり、お父さんだったり、息子だったり、娘だったり。自然な中にユーモアがいやみなくちりばめられていて、笑いを誘います。韓国人も結構笑っていましたよ。

樹木希林さんが、ある告白をするシーン。ぞくっときました。やさしいお母さんが、急に冷たい目になり、残酷な目になり、たんたんと語るそのシーンに、心臓をぎゅっとつかまれるような衝撃がありました。樹木希林さんはこの映画でいろんな賞をもらったはずですが、納得です。

YOUさんに関しては、みんな「誰も知らない」のお母さん役を覚えていると思います。みんな言ってたのは、あのお母さんは子供を捨てるような無責任な奴だけど、憎めないんだよな。。。ということ。この女優さんも、演技なのか素なのか、わからないような素晴らしい演技をすると思います。声が独特なので、みんなの記憶には残ると思います。昔、歌手でしたよね?自分のちょっと上の世代だったと思いますが、どんな歌を歌っていたのか、覚えているような覚えていないような。

「歩いても歩いても」のカメラは、固定されてて、人物をおいかけたり、移動したりはまったくないんですよね。フォーカス移動もなし。(自分の記憶ではそうですが・・・)それが、やっぱりドキュメンタリーのように見えるんですよね。自然な、ある家庭をのぞき見ているような。それが、自然と覗き見ているよりも、そのなかに参加しているような感じになります。そして、最後の最後に、カメラがグイーンと動くんですよ。人物を超えて、海、町並みを高台から見下ろしているよういなアングルになり、エンドクレジットが流れます。ここで、超感動してしまいましたね。やっと自由になったというか、やっとで楽になったというか、やっとで主人公は家族に対して、後悔もおおかったり、もっとあれをしてあげればよかったとか、家族のことを考えるようになった、という心の変化をカメラでも表現しているのかなと思いました。こういう手法は昔の映画からあるとは思いますが、でも、なんか自分の中では、最近は激しいカット割り、激しいカメラ移動が多いなか、新鮮な印象でした。

是枝裕和監督の次の作品、「空気人形」かなり気になります。この監督、「ワンダフルライフ」で証明してるように、ファンタジーもうまいですよね。今回もファンタジーということで、久しぶりのファンタジー。ファンタジーだけど、それを自然に、実際のことのように表現してくれるのでしょう。トロント映画祭にも出品?されることが決まったはずです。主人公は、韓国女優「リンダリンダリンダ」のペ・ドゥナ!!個人的にもこの女優に注目してるんですけど、是枝監督によって、どんな新しい面を見せてくれるのか、期待大です。


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