韓国映画スタッフブログ

韓国映画の日本人スタッフの視点から、韓国映画ネタを中心に、韓国生活のことなどを綴っていきたいと思います。

『裸足の夢』

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キム・テギュン監督、パク・ヒスン、コ・チャンソク主演の「裸足の夢」の
モデルになったキム・シンファン・サッカー監督のインタビューを紹介します。
これは、今年の頭にネットにアップされたインタビューで、
翻訳して、紹介しようしようと思っていたら、
もう4ヶ月以上がたってしまいました。
キム・シンファン監督はほんとにすごい人だなと思いましたね。
とにかく、やり遂げる、挑戦し続ける姿勢が、
素晴らしく、人生の先輩として、同じく海外でがんばる先輩として、
尊敬している人です。
 


 
内戦の憎悪が心に残っている子供たちが
グランドでひとつになった!
FIFAランキング200位
東ティモールサッカーの夢の木を育てるキム・シンファン監督
 
2回の植民地支配と内戦、そして独立。
同じ民族同士で銃を向け合った悲しみがよく理解できる。
これによって心に残ったものがどれくらい多いかもわかる。
東ティモールは8年前に壮絶な内戦の結果、
インドネシアから独立を勝ち取った。
東ティモールの首都ディリでは「平和」と
「化合(2種類以上の物質が結合してまったく別の物質をつくる化学変化)」
という言葉があちこちの道で目にすることができる。
国家再建のために最優先に解決しなければならない命題である。
この見知らぬ地でサッカーで「化合」を実践している人物がいる。
東ティモールの少年サッカーチームのキム・シンファン監督。
内戦で疲弊したサッカーの不毛の地、
東ティモールで大切な芽を育て上げている彼の物語は
この夏、映画として上映される。
 
6月に公開予定の「裸足の夢」
12歳のラモスは同じチームの同じ年のモタビオと会うたびに喧嘩をした。
東ティモールの独立のために戦ったラモスの家族と親戚たちは、
独立後、親インドネシア派の民兵隊のテロによって
数人が殺害され、 数人が怪我をした。
モタビオの家族と親戚たちは民兵隊に積極的に参加した側だった。
しかし、結局は二人はサッカーを通じて心を開くことになる。
グランドに立ったら大人たちの世界のことは忘れた。
ボールを追いかけてゴールめがけて共に走るサッカー政治が解決できない
領域で二人の少年の化合を促進する媒介体だった。
日本で開かれた国際少年サッカー大会で優勝する瞬間、
二人は抱き合いひとつになる。
6月に公開予定の映画「裸足の夢」の主な内容である。
東ティモールの少年サッカーチームの事実を元にして
フィクションを追加した。
しかし、子供たちの名前が違うだけで世代を超えての葛藤は
今も東ティモールの少年サッカーチームの中にも存在する。
キム・シンファン監督は
「子供たちは家庭の歴史の不幸を顔にはださないが、
誰が独立派であり、誰が親インドネシア派の民兵隊だったかはすべてわかる。
インドネシアの人たちに母親が拉致されて
父親に育てられた子供たちの憎悪は とてつもないものだ。
そんな子供たちの間にある葛藤を解消するのは
簡単なことではなかった。」と言う。
政局が悪くなると、いきなり数ヶ月いなくなる子供たちもいる。
報復テロを心配し、地方へ隠れて生活し、
そして戻ってくるということもある。
 
キム監督は東ティモールで、
韓国戦争を経験した両親の世代のことを考え、そして決心した。
「自分は戦争を経験したわけではないが、
この世代の苦痛はよく理解できる。
この子供たちもそんな痛みを経験してほしくはなかった。」
彼は子供たちを呼んで、
「両親の過ちであるだけで、
お前たちは友達として付き合わなければならない。」とたびたび言った。
その葛藤が消えるのは簡単なことではなかったが、
しかたなく同じチームでサッカーをするうちに、気持ちも合うようになってきた。
 
東ティモールのヒディンク
無名選手だったキム監督は実業団で安定した生活を保障されていたときもあった。
彼は1984年にヒュンダイ自動車の実業団チームに入り、
7年間のサッカー生活を送った。
31歳で引退した彼は間もなく会社を後にした。
ヒュンダイ自動車は今も当時も給料は最高級の職場である。
引き止める人も多かったが、彼は事業を起こしたかった。
しかし、事業が彼が進む道ではなかった。
手をつける事業すべてが失敗に終わった。
96年には家族も彼のもとを去った。
韓国でいられる場所を失ってしまった。
知人の紹介でインドネシアで事業を構想したが、
現地の現状は暗く、資金もない彼は迎えられる存在ではなかった。
彼の足が東ティモールへと向いた。
投資金が多くなくても問題ない事業を探すためだdった。
「世の中はスポーツだけしていた自分にはたやすいものではなかった。
知人の紹介で東ティモールへと行った。
そこでサッカーと再び出会った。」
2002年、12年ぶりに再び出会ったサッカーは彼の希望になった。
自暴自棄状態だった彼の傷だらけの心は子供たちのおかげで癒された。
「子供たちが正しい道を進んで成長する姿を見ながら、金の欲を捨てた。
東ティモールで自分探しをすることになった。
鼻水をたらしていた子供たちが、すでに16,17歳になった。」
FIFAの会員国207カ国中、200位の東ティモールは
アジアサッカー連盟の最下位のチームだ。
しかし、東ティモールのアンダー16の代表チームは
去年の9月に中国で行われたAFC・U-16の選手権大会F組の予選で2位になり、
今年、本選に進出する。
独立して8年にして東ティモールが国際大会の本選に始めて出場する。
2002年、7,8歳の少年クラブの初期のメンバーの子供たちは、
8年間、キム監督のもとで訓練をうけてきて、その結果がだ。
この国に定着するのに苦労した。
彼は「長い間、植民地の支配下だったからなのか、
外部の人間に対しての警戒心が強い。
以前、実業団チームの国際試合に出たときの写真を見せて、
韓国の代表チームだったと嘘をついたりもした。
とにかく、胸に韓国の国旗があるから。」と昔のことを語った。
サッカーを前に出して、事業権を奪うのではないかと疑っていた現地人は
彼の心をようやく理解した。
国際大会でいい成績をだし、子供たちのサッカーがよくなっているのを見て、
グスマン総理も関心を寄せるようになった。
キム監督は、
「グスマン総理とも連絡なしで家にいきなり行ってもいい仲になった。」
と笑いながら語った。
 
AFC・U-16大会に出場する選手たちは、すべて彼のチームに所属している。
この選手たちは、今後は自然に成人の代表チームになると思われる。
「今、私たちのチームと成人の代表チームが試合をすると、
3〜5点差で私たちが勝つ。
この子供たちが20歳を超えたら、
アジアンカップの本選に挑戦するのが私の夢だ。」
 
「クロッシング」をつくったキム・テギュン監督が映画を作った
キム・シンファン監督のことが偶然キム・テギュン映画監督の心を捕まえた。
インタスタントラーメンを食べさせながら、戦争で疲労困憊状態の子供たちを
導いている場面がキム・テギュン監督の脳裏に長い間残っていた。
後援金を集めて寄付していたキム・テギュン監督は周りの映画人たちにも
東ティモールのサッカーチームの事情を説明し、後援会をも作った。
また彼はこのサッカーチームの映画的な要素を見落とさなかった。
「裸足の夢」を制作しているキャンプBのキム・ジュンジョン・プロデューサーは
「フィクションをたくさん付け加えなくても、ストーリー自体が感動的だった。
廃墟になった東ティモールの都市は60年前の韓国を彷彿させる。
そういう国でお互い和解できない、そういう人間関係など、
すばらしい映画的な素材が混ざっていた。
投資会社を説得することも思ったよりは、難しくなかった。
私たちの映画に投資したショーボックスは「マラソン」「国家代表」などの
映画を成功させた例もあるので、
今回の映画にも自信を持っている。」と語る。
 
去年、事前に東ティモールに行った準備スタッフたちは、
現地で子役オーディションをしようとしたが、
そのことが人々に全然知れ渡らなくて人が集まらず。
そこで、とりあえずと思いサッカーチームの子供たちに演技をさせてみると、
予想をはるかに超えた素晴らしいものだった。
キム・シンファン監督は、
「だいたいの状況だけを教えると、子供たちが自ら進んで演技を作っていった。」
と感心する。
キム・ジュンジョン・プロデューサーは
「表情の演技までリアリティーがあった。と説明した。
 
「しっかりしたサッカー学校を作りたい」
「国際大会で前半戦は走れるのだが、後半戦は体力がもたない。」
と、キム・シンファン監督は切実に語る。
子供たちが十分に食べれないのが原因だ。
キム監督はしっかりとしてサッカー学校を設立する準備をしている。
すでに東ティモールの政府が土地をくれる約束をした。
子供たちが合宿することができる空間を作る予定だ。
「サッカー学校で1日3食を十分に食べさせて
体力を育てることが一番大きな目標だ。」と言う。
しかし、資金が足りない。
彼は「みなさんの助けで、今までやってきた。
ガス公社がサッカー学校設立に支援してくれる予定だが、
資金はもっと必要なのは事実だ。」と残念そうに言う。
キム・ジュンジョン・プロデューサーは、
「私たちの映画がヒットして、多くの方々が大きな額じゃなくても、
少しずつ後援してくれるきっかけになればと思う。」と願いを語った。
 

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