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バンパイア少女が主人公の「レット・ミー・イン」という映画を見てきました。
韓国では11月18日公開されました。
内容はこちら
謎の殺人事件と少女に隠された悲しい衝撃的な物語。
ニューメキシコのとある村に急に発生した謎の殺人事件。
その夜、1人の少女と男が引越しして来る。
冬の夜、いじめられっこの少年オーウェン(コディ・スミット・マクフィー)は
隣の部屋に引越して来た妙な雰囲気を持つ少女に初めて恋に落ちる。
天使の顔と子供の心を持つ少女エビー(クロエ・グレース・モレッツ)。
しかし、少しずつ彼女の本能が現れだす。
彼女は生きるために血が必要であり、
自分を守ってくれる人が必要だった12歳のバンパイア少女だったのだ。
そんな彼女のために血を持ってくる老いて、
すべてに疲れ果てた男トーマス(リチャード・ジェンキンス)は
「エビー、ごめん」と書かれたメッセージを残して自殺する。
彼女がいる場所ではすべてが死んでしまう・・・オーウェンは選択を迫られる。
12歳のバンパイア少女。
ホラーなのか、12歳の恋愛物語なのか、どっちなのか、
ちょっとわからないような不思議な映画でした。
主人公の少女がバンパイアには間違いないので、ホラージャンルではありますが、
そこまで残酷な場面はありません。
あえて見せてはないのです。
もちろん、人を殺して血を吸うシーンはありますが、
残酷な部分はちらっとだけ見せて、
あとは、逆光みたいなディテールは分からず、
影だけで見せたり、血しぶきだけで見せたりと。
中心は、12歳の少年少女の感情に沿って物語りは進んでいくので、
やはり、これは悲しいラブストーリーだと思います。
バンパイアの少女も、彼女を好きになるいじめられっこの少年も、
妙な魅力があるというか、不思議な雰囲気を醸し出しているんですよね。
演技と、映画の雰囲気と、そして顔だと思います。
正直、しょっと退屈な映画に見えるかもしれません。
動きがそう多くなく、ゆっくりと進んでいくので、
一般大衆には受け入れられない映画なのは確かです。
でも、その最初の雰囲気つくりが、
中盤に差し掛かっていくにつれて、
バンパイア映画よりも、恋愛ものだと言うことにおいて
役立ってるように思えますし、
悲しさなどを、じっくりと観客の気持ちに届けるにも
大きな役割りを果たしてると思います。
この映画の監督は、
「クローバーフィールドHAKAISHA」のマット・リーブス。
あの怪物を全然見せてないのに、
観客をイライラさせずに、かなりの緊張感を演出した人ですよ!
彼の新作ということで、誰もが期待したと思いますが、
まさか、こんな映画になってるとは、誰もが期待を裏切られたと思います。
もっと、ドカン!ドカン!した派手な映画を期待したと思いますが、
静か過ぎる映画に仕上がってますからね。
でも、見せない演出で伝えるという部分では、今回も共通していますね。
残酷なシーンを見せずに残酷さを伝えたり。
画面の中に2人がいて、独りは、後ろ姿で、もう1人は、机の向こうに座っている。
向こうにいる人の顔が見えていて、手前にかかっている人は頭の後ろだけ。
普通は、向こうにいる人にピントを合わせると思うんですが、
この映画では手前の人物にピントを合わせてたりするんですよね。
そこで描きたかったのは、少年の寂しい後姿ってことなんでしょうね。
少年の母親がところどころで出てきましたが、
確か、顔がちゃんと映ったカットはなかったように思います。
とにかく中心は、少年なのであり、母親に気を奪われたくないという
監督の考えなのでしょうか。
離婚間近で自分で一杯一杯の母親、子供に無関心・・・
少年は家でも孤独・・・
という部分を表現するために、ただただ母親の存在だけを
伝えればいいと思ったのだと思います。
こういう部分が、普通とは違ったので、
さらにこの映画の世界に落ちちゃいました。
クライマックスの残酷(?)なシーンも、
ほんと残酷さはまったく見せず!!
監督にやられたー!!と思うくらいに、すごい演出でした。
この水の中のひとつのカットだけで、
すべてを見せてしまう、感じさせてしまうとは!!
もうひとつ好きなシーンは、車が事故に合う部分なんですけど、
車の後部座席から、前に座っている人の後ろ姿越しと外の風景のみの
1カットで事故の最初から最後まで見せます。
夜なので、外に何が映っているかもわからず。
車がどこかにぶつかって、横転してても、カメラは固定されているので、
今、どうなってるの?何が起こったの?という
あせる疑問が観客の中にわきあがり、
最後は車が逆さになった状態で止って、壊れたクラクションが
ひたすら、鳴っている・・・
そこで、初めて、あー、事故にあったんだ!と気づくのです。
あのカットどうやって撮影したんでしょうか。。。
セット内で、カメラを固定させて、車を実際に回転させたのか。
ちなみに、監督の次の作品は来年公開予定の
「クローバフィールド2」!!期待大です。
この映画は2008年の「レット・ザ・ライト・イン」という
スウェーデン映画のリメイク作品です。
邦題は「ぼくのエリ200歳の少女」だったのかな。
少年を演じるコディ・スミット・マクフィーは、
どこかで見たことあるなー、と思っていたら、
ヴィゴ・モーテンセンの「ザ・ロード」のあの子供役でした。
ずっと少年なのか、少女なのか、わからない・・・という
中性的な魅力をもった子供でしたね。
ところで、あの映画を見た方、
最後はハッピーエンドだと思いますか?
自分は、そうじゃないと思っているんですんが・・・
バンパイア少女を演じるのは、「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツ。
次の作品は「キック・アス2」。
少女の父親(実際は父親ではない)を演じていたリチャード・ジェンキンスは、
最近はジュリア・ロバーツの「食べて、祈って、恋をして」に出てましたね。
韓国ではヒットしない映画だと思いますが、
個人的には、ちょっと気に入ってる映画です。
日本では、いつ公開なんでしょうかね。
一番上のメインポスターもそうですが、
天使の羽のように見える部分がいいですよね。
実際は、吸血鬼だけど、少年にとっては天使だというところ。
予告編は本編に比べて結構派手目に編集されています。 |

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韓国ではこれダメなんですか?
私は結構興味が・・・。
ポスターも凄くきれいだし、日本くるのが楽しみかな。
2010/11/22(月) 午後 2:58 [ cony ]
conyさん>
深ーい映画です。
深ーく感じる映画です。
2010/11/23(火) 午前 0:46 [ 藤本 ]