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「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」「渇き」のパク・チャヌク監督のハリウッド進出作の「ストーカー」を見てきました。
出演はミア・ワシコウスカ、ニコール・キッドマン、マシュー・グッド。
大好きだった父親が謎の死を遂げ、葬式の日から今まで存在すらしらなかった父親の弟が現れ、一緒に生活することになる。主人公の娘役に「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカ。母親にニコール・キッドマン。謎の叔父にマシュー・グッド。
この映画、パク・チャヌクの色がかなり出ています。最初から最後までパク・チャヌク色です!!ここまでしっかりと自分の色を出せたということは、ハリウッド進出作としては、大成功だと思いますね。素晴らしい!!監督のグロテスクな演出が、さりげなくいろんなところに出ています。その点はかなり楽しめます。でも、ストーリー的には、かなり物足りなかったです。怪しく怪しく見せたけど、結局、大きな衝撃や大どんでん返しがあるわけでもなく、まー、そんなことだったんだろうなー、とただただ見守るだけのエンディングでした。いやー、残念。
でも、ストーリーだけは残念でしたが、監督の色はしっかり出てるし、役者の演技もかなり素晴らしいし、美術やビジュアルも素晴らしかったと思います。
好きな人と嫌いな人が分かれるような映画だと思います。
タイトルの「ストーカー」ですが、一般に言われる「ストーカー」ではなくて、「ストーカー家」というファミリーネームなんですよね。ここに騙される?人がいるかも。笑。おそらく、一般に言われる「ストーカー」を連想させて見せる映画なのかもしれませんが。
聞いた話では、ニコール・キッドマンはかなりいい人らしいですよ。海外からの監督で、ハリウッドでは始めてだろうから、いろいろと監督に合わせるようにしてたようです。監督にも、合わせるので、監督のスタイルでやってくださいと言ったとか。大女優になっても素晴らしい人ですよね。自分を見せたいというよりも、いい映画に仕上げたい、いい映画に参加したい、いい映画をこの世に出したい、という気持ちなんでしょうね。
話は変わりますが、ニコール・キッドマンの魅力の一つは声だと思います。重低音がしっかり感じられる声。だからといって高くないわけでもない。囁くように台詞を話しても、しっかりと伝達力がある声。
主人公のミア・ワシコウスカも難しい役をしっかり演じていたと思います。大好きだった父の死へのショック。存在すらしらなかった叔父への戸惑い。そして、男として引かれていく気持ちを抑えきれない部分。父親と仲が悪かった母親への反発、そして母親と叔父の関係を見ての嫉妬。複雑な高校生の気持ちを表情を中心にしっかりと伝えてくれました。一般的な美人女優ではない、妙な魅力を持った女優さんだと思います。
パク・チャヌクの次の作品は決まってないと思いますが、ポン・ジュノ監督のハリウッド進出作?である「雪国列車」のプロデューサーを務めてるので、今は、仕上げ作業に忙しくしているんだと思います。こちらの作品も、かなり期待!!
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