|
西島秀俊、キム・ヒョジン主演の日韓合作「無名人」のサウンド作業が終わりましたよ!!
今回の映画はサウンドが結構重要な映画なんですよ。監督も、シナリオもシナリオを書いたときから、サウンドは重要だと考えていて、一番最初に決まったのは、サウンド地チームだったくらい!!今回のサウンドチームはSHという会社で、「道〜白磁の人」
も担当した会社なので、自分は2回目、2作品連続ということで、かなり楽しい作業になりました。とにかく情熱が溢れまくるサウンドチームです!!
映画は、シナリオがあって、監督が演出して撮影する。監督が意図とするものを表現していく。撮影が終ったら、仕上げ作業。大きく分けると、編集、音楽、CG、カラコレ(映像の色の調整)、サウンドです。
編集によって新しい映画が誕生することもあります.編集によって、シナリオと違う意図が生まれる可能性もあります。大げさにいうと、ジャンルも変わってくる可能性もあります。アクション映画だけど、これはドラマ方面で押していったほうが有利だという場合は、アクションシーンを削ってドラマシーンを多くしたり。アクションプラス恋愛ものだったら、アクションを多くすることもできるし、恋愛の感情をメインにすることもできたり。
日本映画は短い撮影時間で終らせるのが重要なので、撮影前に、絶対撮らなきゃならないものだけを撮る方に近いと思います。一方、韓国映画は、撮影時間が日本映画よりも余裕があるので、盛りだくさんな感じで撮影する映画が多いです。メリットとしてはいろんな素材を撮って、あとでいろいろと料理ができる。デメリットとしては、撮りすぎたため、普通に2時間くらいに編集すると考がえたとき、必要な部分も切るしかなくなって、説明不足になったりと。
あ、すいません。サウンドの話を書こうとして、話がずれました。それくらいに編集は重要だけど、サウンドも重要だということを書こうと。
CGに関しては、新しいイメージが生まれることはありますが、とりあえずは、監督が表現したいことを映像化していく作業。
カラコレは同じ場所で撮ったものでも、違う日に撮った場合は、映像の色加減、が微妙に違ったりするんですよ。そういうものの色を合わせるのが目的。そして、全体的な色のトーンを作る作業です。ちょっと暗いトーンにするのか、青が引き立つトーンにするのかとか、赤っぽく?黄色っぽく?緑っぽく?いろんな色にすることが可能です。その映画だけを見たら、違いはわからないかもしれませんが、比べてみると、映画によってかなり違ったりします。お、これは変わった色だなー!!とか、新しい感じの色だ!!とは分からないと思いますが、無意識的に何かを感じて映画の雰囲気に入り込んでいるものだと思います。
そしてサウンド。個人的には編集と同じくらいにサウンドって重要だと思います。普通の現代劇だったら、映画ごとに違いを出しにくいと思いますが、アクションとかSFとか非現実っぽい部分がある映画は、サウンドがかなり重要です。サウンドで映画の色を表現することもできるからです。例えば映画「トランスフォーマー」シリーズは、変身するときのサウンドがかなり新しいんですよ。うわー!!かっこいいー!!と感じられるサウンドだったと思います。またサウンドによって感情を調節することができたり。ここは、リアルな音を出そう。そして、いきなり心理的な音を表現しよう、ってことになったら、見てて、急に緊張したり、スリリングになったりと。アクションとかでも、莫大な音で見せてたのに、瞬間、音が消えて、ブレーキの音だけになった場合、音が多くないのにもかかわらず、心臓にドン!!と衝撃が走ったり。
で、今回の「無名人」はサウンドによって、映像以上のスケールになりました!!監督も自分たち演出チームも想像もしてなかった音が入ったりして、かなり感動できる作業でした。ここで、こんな音を持って来たとは!!細かいところだとしても、見てる人に対して心理的な部分で感情を伝えたりと。このポイントに、シナリオにもなかった別の場所の台詞を響かせたりと、ほんと素晴らしいサウンドデザインになっています。それが、川井憲次さんの音楽と絶妙に絡み合っています。音楽とサウンドがぶつかり合わずに、お互い助け合って、最高なものになっています。
編集作業、CG作業、字幕作業、カラコレ作業など、監督と自分たちは飽きるほどに「無名人」の映像を見てきました。正直、ちょっと飽きてた部分もあったんですが、今回、サウンド作業をしながら、この映画、やっぱり面白かったんだ!!と感じさせてくれました。SHに感謝です。
映画スタッフはいつも私服で、汚らしい格好してるんですけど(笑)、今回は作業も楽しかったし、最高のサウンドができたということで、監督と自分たち演出チームは最終日にスーツで参加してみました。笑。この感謝の気持ちをサウンドチームに表現したいなと思って。神聖なる気持ちで締めをしたいなと。まさか、スーツでサウンド作業に参加する監督も、演出チームも今までいなかったと思うので、サウンドチームも驚いていました。っていうか、みんなで大爆笑でした。ありえねー!!って感じで。笑。
ほんと、最後の瞬間まで、笑いのたえない、最高の作業でした。
無名人、サウンド作業が終わりました。残りの作業もあと少し!!!
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- その他映画


