韓国映画スタッフブログ

韓国映画の日本人スタッフの視点から、韓国映画ネタを中心に、韓国生活のことなどを綴っていきたいと思います。

★2013韓国映画★

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チョン・ドヨン、コス主演の「家に帰る道」を見てきました!!
 
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この作品は12月11日に公開され、最初はいい感じで観客数を得ていましたが、ソン・ガンホ主演の「弁護人」などの力に押されて、スクリーン数や上映回数がかなり減ってきました。昨日、12月29日(日)の観客動員数ランキングは6位で、合計171万8105人。少しずつ下がっていますが、それでも粘っているほうだと思います。200万人超えは難しいかもしれませんが。
 
自分が見た劇場は、結構小さな箱でしたが、70%くらいの座席が埋まっていたのを見ると、まだ見たい人が結構いるってことだと思います。上映回数が少ないので、それだけ観客動員数が上がらないだけなのかもしれません。年配の客が結構多かったように思います。おばちゃんたち。
 
内容。夫が友達の保証人になったせいで、多額の借金が背負うことになる。そこで、荷物だけを海外に運べば、大金が得られるという仕事をすることを妻は決意する。しかし、何も知らずに運んだものは、コカインであったため、妻はフランスで逮捕されてしまう。それから韓国に戻るまでの2年間を描いた映画。家に帰りたい妻。妻を連れ戻そうとする夫。
 
最初、見た人から聞いてて思ったのは、結局、コカインだとは知らなかったとしても、悪いことだろうと予想はしていただろうから、罪は罪だよなと。だから、そんな人に感情移入できるだろうか?と。簡単に大金を稼げるなんて、おかしいわけで、バカな夫婦だなと思いましたね。純粋すぎる。この世の中、そんな純粋で優しかったら生きていけないだろう!!と。
 
でも、実際に映画を見てみたら、そこはきっぱりと忘れることができました。どんな状況であり、家族が一緒にいられない状況はどれだけ、つらいことだろうか。通訳もなしで、何がどうなってるかもわからず、ただただ周りに流されるしかない刑務所の中の妻。周りからのいじめや、刑務官たちからの暴力。言葉もまったく通じないところに放り込まれた場合の恐怖を感じてしまいました。さらに、この映画で一番の悪役として描かれているのは、在フランス韓国大使館!!実話では、どうだったかはわかりませんが、ここまで悪者にしてもいいのかな?と、ちょっと心配にもなりました。とにかく、こういう悪というよりも、悪者がいたので、妻の罪を考える心の余裕はありませんでした。
 
なので、純粋に、何がなんでも家族のもとに戻れるように、心の中で願いましたね。他の観客も同じだったと思います。いろんなところで、かわいそうに・・・というため息が漏れていましたから。
 
さらに、韓国大使館の適当な対応などを見ながら、かなり腹がたちましたし、劇場のおばちゃんたちから、ぶつぶつと文句までもが聞こえてきました!!
 
ほんと、実話ではどこまでが本当なんでしょうかね。もし、実際に大使館のミスや対応に問題があった場合は、映画で描いてしまうと大問題になるんじゃないかとも思いますし。記事とかを調べたら、実際にどうだったか出てくるように思います。時間あるときに、ちょっと調べてみようかな。もし、これがすべて作り話だとしたら、大使館は、かなりのとばっちり??笑。
 
最後の最後まで、大使館はじめ、国の機関を批判する内容がありました。笑。
 
チョン・ドヨンはやはりうまいですね。他にどんな女優が似合ったかな?と考えると、思い浮かばないですね。チョン・ドヨンの弱さの中にも強さがある、強さの中にも弱さのある演技がこの役にかなり似合っていました。完全に、観客たちを自分の見方にしてましたね。ほんと、かわいそうなですよね。同情しまくり。たぶん、主人公が体験したことなんて、想像もできない苦しみだから、見てる側は、ちんぷんかんぷんな気分かもしれませんが、それを最大限に疑似体験させてるように思いました。それは、どれだけ家に帰りたいか思わせること。暴力とか、境遇とかじゃなくて、そこから来る、家に帰りたい気持ち。
 
コスは、前半戦は、なんかいまいちだったんですね。よく韓国映画で出てくる、駄目男。ほんと駄目駄目男。人はいいけど、かいしょうのない男。正直、言うともっと人生経験がありそうな年配役者がやったほうがよかったと思ってしまいました。コスは若すぎるなと。チョン・ドヨンと夫婦としてみると、年下の旦那のように見えてしまう。年下だから危なっかしくて、どこか頼りなく、それでも妻を助けるという表現できるかもしれませんが、個人的には40代くらいの旦那のほうが、駄目男ぶりが表現できて、ゼロから、地獄から這い出して、妻を助けてやる!!という人生を賭ける感が出たのかなと。でも、後半戦は、ストーリーに引き込まれまくったので、コスの演技にも同情はできました。純粋な駄目男。
 
英語バージョンのキャラクターポスターがありました。国際マーケットに売れたかな?海外の人が見ても、面白いと思います。海外でつかまった妻を助けようとする夫。家族愛は世界共通ですから。でも、このキャラクターポスター、もう少し内容を表現すればいいのになと。チョン・ドヨンはもう少し刑務所にいて、つらそうで涙浮かべてる感じがいいと思います。コスバージョンは、絵だけ見ると、何も想像できない、ごくごくありがちなポスターかなと。
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フランスの空港で、警察に捕まるバカ妻・・・。見てる側は、ここではいくらなんでもバカな行動でしょう!!と思います。金がない、娘のために、母はがんばる!!と表現する部分がありますが、同情するまでの間がないので、バカ女。でも、この映画はそこは重要じゃないので、短く。
 
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妻がいなくなり。必死に妻を助けようとするが、何もできない駄目夫。家賃が払えないため、家に帰ってみると、大家に荷物をすべて外に出されてた状態!!かわいそう。でも、ちょっとやりすぎな演出?
 
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警察に協力を求めても、ちゃんと動いてくれない現実。この写真は、運び仕事をもちかけた夫の後輩が逮捕された場面。この友達がちゃんと証言してくれれば、妻の罪は軽くなる?
 
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フランスの刑務所から、カリブ海にある島の刑務所に移送される。通訳もいないため、妻は何がなんだか、どこにいるのかも、最初は理解不能。言葉が通じないのって、想像を超えたストレスですよね。しかも刑務所で。
 
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ルームメイト?と呼べばいいのかな?少しずつ仲良くなる。
 
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移送中に、ある事件?があり、逃げてみた。そこに広がるカリブ海の海。ボロボロになったチョン・ドヨンが手錠をはめられたままで、真っ青なカリブ海の海に来るシーンは、かなり美しい絵であり、そしてかなり悲しく感じる絵でもありました。このカリブ。夫と一緒に来ようね!と言っていた海。それが、一人でこんな状態で来るはめになるとは・・・。
 
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これはティーザーポスターですが、かなり気に入っています。韓国じゃないどこか別の国。海。ボロボロの女。手には手錠。家に帰りたいというキャッチコピー。
 
一番上の家族3人のメインポスターはありがちなんですよね。映画を見終わった後は、3人の家族写真な感じが心に来るかもしれませんが、やっぱり、この映画のオリジナリティーを出すなら、このティーザーポスターのようにするべきだったのに!!
 
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チョン・ドヨン、一人だと、コスの事務所が怒るので、コスも必要ということならば、この海を背景にして、手錠をはめられた妻と、夫。二人には距離があり。二人とも、家族に会いたいみたいな感じでカメラ目線とかだったら、かなりインパクトのあるポスターになっていただろうに。チョン・ドヨンのティーザーポスターのように、ちょっとイラストタッチな感じ、すごくいいと思うんですよね。現実じゃないような感じもあり、現実だとは思いたくない!くらいのつらい現実だということも、心に伝わるようにも思いました。
 
あー、メインポスター、残念だ。もっとこの映画ならではのオリジナリティーがあれば、観客がもう少し入った?はず?笑。
 
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女優出身のパン・ウンジン監督。いい映画作りますねー!!次の作品にも期待したいです。
 
オレンジ色の服を着た撮影監督のイ・モゲさん。彼は、オダギリジョー、チャン・ドンゴン主演の「マイウェイ」でご一緒させてもらいました。イ・モゲさん、久しぶり!!
 
メイン予告編
チョン・ドヨン キャラクター映像
 
コス キャラクター映像
 
「집으로 가는 길」が原題なんですが、直訳は「家に行く道」です。ここで使われてる「行く」という単語には、「帰る」というニュアンスも含まれてはいるんですが、主人公が願っているのは、「家に行きたい」じゃなくて、「家に帰りたい」なので、ちゃんと「帰る」という表現として、「집으로 돌아가는 길」というタイトルにしたほうが、心にきたと思うんですよね。タイトルとしてのいい安さとか、覚えやすさとか、そういう部分で「家に行く道(直訳)」にしたのかもしれませんが、個人的に不満ありまくりです。笑。
 
例えば、家に帰る旅として、妻が一人で逃げて逃げて、自分の力で韓国までの距離を移動する内容だったら、「家に行く道」という表現でもいいと思うんですが、この映画は、そんな距離的な内容をまったく含んでいないと思うので、「帰る」のほうがいいのになー、と。

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