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韓国映画「初めて会った人たち(原題)」(英題:Hello, Stranger)が今日公開されました。製作年月日が2007年となっているので2年前に完成した作品のようです。この作品は第12回プサン映画祭で上映されたようで、今回のようやく一般上映にこぎつけたということでしょう。最近、インディーズ映画がもりあがっているというか、上映される機会が増えているような気がします。それがヒットにつながって、上映館数も増えてくれるとうれしいんですが。
数週間前からポスターを目にしていて、何か引かれるものがあったんですよ。でも、アジア系のインディーズ映画だと思っていたら、韓国映画だったんですね、これが。このヤシの木はプサン?それとも、登場人物の一人がベトナム人ということで、それを表現しているのでしょうか。それても、映画の中でヤシの木が印象的にでてくるのか。。。
ポスターのタイトルの上には、「脱北した青年とベトナム人青年の偶然なる同行」と書いてあります。そして下には、「慣れない都市、違う言語、でも心は同じ道を歩いた」と書いてあります。
話の内容は次の通りです。
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脱北者たちの社会適応教育機関で教育課程が終わり、ようやく韓国に足を下ろそうするジヌク(男性)。賃貸アパートに引越しした初日の夜、大型スーパーに行った帰り、自分の家への道を忘れてしまう。ジヌクは自分の家を探すために乗ったタクシーの運転手ヘジョン(女性)もソウルに来て10年になる脱北者だった。二人はタクシーで夜中ソウルの街を走り回るが、結局は家が見つからないまま別れる。夜が明けるとようやく家にたどり着くジヌク。次の日、脱北者お友達に会いにプサンへと向かう。プサン行きのバスの中でジヌクは、バスに乗り間違えたベトナム出身の移住労働者ティンユン(男性)に出会う。韓国語がまったくしゃべれないティンユンに対して見て見ぬふりができないジヌクは、ティンユンの面倒をみることになり、ついには、ティンユンの恋人を探してプサンまで一緒に行くことになる。慣れないソウルに不時着した異邦人たち。彼らの不器用で、そして孤独な同行の先には何が待っているのか。
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なんか、同じ外国人としてぐっと来てしまいました。自分は韓国生活はもう8年目で慣れすぎていますが、今思うと、不便なこと、いらいらしてしまうこともたくさんあったと思います。今もあるのかもしれないんですが、それが普通のことになってしまって、無意識的に感情から削除しているのかもしれません。
留学して、最初に仲良くなったのが、台湾人の友達。そしてオーストラリアん人の友達。今でも連絡は取っています。言葉はそれなりに通じたけど、お互い外国にいるということで、いろんなことを助け合いながらすごしました。かなりかなり素晴らしい思い出です!!
こっちの生活が長いので、やはり外国の生活で受ける刺激ってものが薄くなってくるんですよ。だから、この映画を見ると、外国人としての韓国、ソウル、プサンを再び感じることができるのかなと。そこから感じるものは、寂しさだとか、不慣れだとか、時には外国人に対して冷たい、というマイナス面なのかもしれないけど、その先にあるものは、やはり、自分にとっては韓国生活からの受ける刺激だったり、そのマイナスからの反動でプラスになる部分だったり、ありがたい友達がたくさんいるっていうことの再発見だったりするような気がします。
だから、この映画早く見たいです。
この映画に興味を持ったもう一つの理由は監督にあります。4年前か3年前だったかに、プサン映画祭に行ったときに、「サメ」という変な韓国のインディーズ映画を見たんですよ。「サメ」の監督が今回の「初めて会った人たち」の監督だったんですね。で、「サメ」という映画はかなり変な映画だったんですが、なぜかずっと心に残っていました。
内容は次の通りです。
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島で生活している漁師ヨンチョルは白いサメ一匹を友達のジュングに見せるために、暑い真夏に都市へと向かう。ジュングはどこかで遊んでいるのかなかなか家に帰ってこない。ヨンチョルのカバンの中のサメはどんどん腐っていく。ヨンチョルが公園で偶然出会ったユスは自分の家がどこか分からずに、途方にくれている刑務所出身者。暑い日光が射す公園の真ん中に立って、雨を願っていた狂った女、ウンスクがヨンチョルとユスの後を追い始める。ウンスクはサメの腐ったにおいが自分の死産した子供のにおいだと錯覚したのだ。
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変な内容でしょ?
「初めて会った人たち」
監督:キム・ドンひょン
主演:パク・インス、チェ・ヒジン、クァンス、バン・ヨン、ジュ・ジンモ
「初めて会った人たち」を見たら、また感想書きますね。
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